在り方を明確にする事は大切だ
【板挟みってこういうこと】
揉め事に巻き込まれつつある状態をひしひしと感じている。社内の揉め事相談を取引先社長からされた先日。今度は問題当事者である取引先担当者から私に連絡があった。中身は自分は退職するという話だった。
私はすでにその会社の社長から理由とともに表面的には健康上の退職にしているが実際は解雇という話を直接聞いていた。
私はその担当者ととても仲が良くお世話になった。ゴールデンコンビと呼び2人で色んな案件を協力して行った。
そんなところに先日突然取引先社長から降って来たのが美人のおばちゃんとの関係話である。
美人のおばちゃんは見た目はほんとに私好みの上品な美人。でもやっている行動から、この人は信用出来ないと思っていたからすでに私は彼女との関係をたっていた。
そして先日、取引先社長からその美人おばちゃんは私にしたことを他の人にもたくさんしている事がわかった。社長から自分の会社は彼女と揉めているということを伝えられ、裁判になるかも知れないから手伝ってほしいといわれた。
そんな中で今度はおっちゃん担当者からの連絡。会社は表向きは体調不良で退職だけど、本当はいたって元気。色々伝えたい事があるからゆっくり話したいとーーー。
と思ったら今度はまた社長から電話がかかってきた。
板挟みとはきっとこんな事なんだろうなとぼんやり考えていた。
元々その社長と担当者はすこぶる仲がいい。だけど決裂してしまった今、一発触発状態である。
【愛情が憎しみに変わる時】
仲が良すぎると裏切られたという思いが憎しみに変わるんだと思う。
人は仲良き人に無意識で期待している。きっとこうだ、あーだと信じている。それが理想と違う状態になると良い方向に振られていた振り子が一気に悪い方向に振れだすのだ。
これは自分の経験からも言える。私には親友がいた。ほんとに一心同体だった。そんな彼女に裏切られたと感じた時、私の血圧はかなり上がり怒りの炎が心の中に渦巻いていた。
でも親友の横領事件から数年経った今、私は彼女の気持ちもわかるように思う。私とは違う環境に暮らしている彼女。私の普通が彼女にはみな妬ましかったかも知れない。もしかしたら生きているだけでムカつく存在だったかも知れない。
私は彼女がいたからこそ乗り越えられた事がたくさんあるし、彼女には辛い時、本当に支えてもらった。彼女が私の元を去ってから数年、私の心にはポッカリ穴が空いたように感じていた。何をしても寂しく、孤独感満載だった。そんな心の隙間を誰かで埋めようとしていた。
そしてその心の穴に蝿や蛾などが群がり心身ともに疲れたのが今の状態だ。
親友だった彼女について今は思う。彼女の代わりは他にはいない。私と彼女の間に色々な悲しい事件はあったものの、彼女は彼女できっと傷ついていた事があるんじゃないかと思う。
「世の中には悪い人がいるんだよ。性善説で過ごすのはいいと思うけど、いい加減悪い人がいるって事に気づいた方がいいよ。」
パートナーからよくそう言われる。そして私は元親友の横領事件から学べたものがいっぱいあると思っている。だから彼女が今、そしてこれからも素敵に人生を過ごして行けたらいいと思うし、心から応援したい。同時に別れる時に本人にも伝えたが、私にした事は二度と誰にもしないでほしい。
きっと取引先社長も今は憤慨しており、証拠集めやら裁判準備をしているが、元々は長年連れ添った仲の良い2人。またいつか分かり合える日がくると思う。
私はどっちの味方なのか。2人とも私は大好きな仲間とも思っている。両方と揉めたくない。そしてどっちも私を巻き込み味方にしようとしている事がわかる。
2人が私の事を仲間と思っているかどうかは知らない。私自身は馬車馬のように働くからいいコマにもなる。だから両者仕事をする上で私を離したくないんだとも思う。
【自分の在り方を明確にすること】
どっちが正しいかで考えるとわかんなくなる。私はどうありたいか。
まずは社長と担当者の2人とは揉めたくない。
仕事は引き続きバリバリ動きたい。
美人のおばちゃんとは付き合いたくない。
私は平和に心穏やかに暮らしたい。
これが私がありたい姿だと思っている。
まずは傍観しよう。そしてありたい姿を軸にして何かあったら考えて行こう。他人に振り回される人生にはしたくない。自分の人生は自分でドライブして行こう。改めてそう思う。