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スクープショットは宙を舞う

ボジションは1番から5番

僕は175㎝。

バスケットボール選手として、身長は普通。

とりあえず全ポジションの経験をした。


中学ではセンターをやった。

高校からフォワードへ転向、

大学以降ストリートでやっている今はガードをしている。



チビのセンターはきつい。

2003年のルール変更前、初心者でやっていたセンターは正直きつかった。

僕はセンターとしてはチビなのだ。

ボックスアウトをきちんとしてリバウンドをとる。

スクリーンプレーで味方をフリーに。

ポストプレイでコートを広く使う。

基本に忠実で走力はあったので、ディフェンスはそこそこだったけど、得点力が低かった。

当時はゴール下でのボディチェックもきつい。



高さを克服できる武器が欲しかった。

どうしてもシュートコースが相手のブロックエリアを通るのだ。

苦心して僕は走力を活かしたアンダーハンドのロングレイアップ…

スクープショットを身につけた。

いわゆるスラムダンク、山王工業・沢北の「へなちょこシュート」だ

身長の低い僕にとって、アンダーハンドでボールを守りつつ、ブロックをかわすための苦肉の策だったが、

当時はトリックショット扱いだったので監督によく怒られた。



得意技があるということ

その後フォワード、シューティングガードになるにしたがって、3Pシュートを多用するようになったが、

ブロックされにくい得意技があるのはいつでも心強いものだ。

なにより、ふわっとリリースしたボールがゴールをスウィッシュするのは、いつだって気持ちがいい。

なんたって25年物の僕の相棒なのだ。

そして今日もスクープショットは宙を舞う


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