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単焦点レンズレンタル:知ったかぶりを回避!今こそ「広角レンズ」を知ろう


こんにちは!東京カメラ機材レンタルです!
「広角レンズって何ですか?」「広角レンズってどういうものですか?」
シンプルな質問ですが、なかなかに説明に困る内容です。。。

ミラーレスカメラ・一眼レフをを使い続けていれば、自然と機材の使い方やレンズについて感覚的にわかってきて、カメラ初心者から「使い方を教えてください!」と言われることもあるかと思います。

筆者もその例に漏れず、何度か教えたことがありましたが、先ほどのような質問を受けた時には「広い範囲を撮影することができるレンズ」としか説明ができませんでした。

広角レンズの定義であったり、様々な使い所を説明すべきでしたが、勉強不足でそこまで解説ができず、まさに「感覚的でしか理解してなかった」と気付かされた場面でした。

今回はそういった「知ったかぶり」を回避すべく、「広角レンズとは?」と解説していこうと思います。

「人に教える予定はないよ」という方でも、クライアントからの急な質問であったり、カメラマン同士の話のタネになることもあると思いますので、転ばぬ先の杖としてこちらの記事の知識を持っていってください!

広角レンズを簡単に説明すると…。

カメラレンズの画角には大きく三種類「広角レンズ」「望遠レンズ」「標準レンズ」と分かれます。

そして、焦点距離が35mm以下のレンズのことを「広角レンズ」と呼びます。
(※焦点距離が20mm以下になると「広角レンズ」の中でも「超広角レンズ」と分類されます。)

ちなみに、焦点距離とはレンズの主点からカメラセンサーまでの距離のことで、この距離の長さによって画角が広角から望遠まで変化します。

広角レンズの見分け方はカメラレンズに焦点距離が記載されているので、そちらから判断します。

「広角レンズ」の効果としては画角を広く写して、広い範囲を撮影することができます。

一般の方で身近にある「広角レンズ」といえば、iPhoneに搭載されているカメラレンズ。
iPhone15に搭載されている「広角レンズ」は26mm相当のレンズ、「超広角レンズ」は13mm相当のレンズとなります。

「広角レンズ」は広く撮れる…だけではない。

広角レンズの大きなメリットとして先ほどでも少し説明しましたが、肉眼よりも広い範囲を写すことができるため

・広い範囲を撮ることができる

というところがあります。

広い範囲を写せることにより、街並みや自然な景色をダイナミックに撮ることができます。
ここまでだと「広角レンズって風景写真だけに有効なの?」と思いがちですが、「広角レンズ」にはもう一つ大きなメリットがあります。

それは…

・近くのものは大きく、遠くのものは小さくなり、遠近感が強く出る

これは「パースペクティブ」と呼ばれる効果で、この効果により以下のような写真が撮れます。

写真を見ると、レンズの近くにある足が大きく写って、レンズから離れている顔が小さく写っています。

そのため遠近感が強く出て、被写体のモデルに迫力が出る不思議な写り方をしています。

このように「広角レンズ」は2つメリットを利用して

・目の前の風景を広く撮る
・被写体の近くによって迫力ある画を撮る

ことができます。

野外でも室内でも、風景でも人物でも使える。

ここまで「広角レンズ」の定義とメリットを説明しましたが、具体的にどういった場面で使えるのか、写真例と共に解説していきます。

広角レンズが使える場面①:自然の風景

「広角レンズ」が最も使われるシーンである風景写真の中でも、特に使われやすいのが野外の自然風景。


上の写真の通り、花畑と空と木々だけの風景でも広角レンズで撮れば広く、そして大きく撮ることにより壮大な雰囲気を伝えることができます。

広角レンズが使える場面②:街中

自然の風景だけでなく、街中でも使えます。
上の写真でいうと、通常の画角で同じような写真を撮るとビルの下まで写らないためにビルの大きさが分かりずらくなります。

ですが、広角で撮ることによりビル全体が写り、他のビルも中央に向かって多数写り込むことによりビルがひしめき合ってるかのように見えます。

広角レンズが使える場面③:ポートレート

先ほどのメリットを説明する際にも触れましたが、遠近感を強く出して迫力あるポートレートも撮れますが人物を中心に置いて、背景を大きく写した撮り方をすると下の様な写真ができます。

こういった背景を活かしたポートレート写真にも有効なので、人物だけでなく背景にもこだわりたい時は「広角レンズ」も選択肢に入れてもいい思います。

広角レンズが使える場面④:狭い室内・後ろに下がれる範囲が狭い状態

広い範囲が撮れるから広がりがある場所でしか使われないのかというと、そんなことはございません。

部屋が大きければ通常のレンズでもカメラを引けば部屋全体を撮ることができるかもしれませんが、狭い室内だと後ろに壁や家具があって引けないことがほとんどです。
しかし上の写真の様に、「広角レンズ」であれば狭い室内であっても部屋全体を写すことが可能です。

こういった移動・撮影範囲が限られている中で広く撮れる特性を応用すれば、パーティ会場で人や物がひしめく状態の中で集合写真を撮るといった場面でかなり役に立ちます。

広角レンズが使える場面⑤:動画撮影

動画撮影でも「広角レンズ」は多用されています。
撮影される被写体の全体が大きく写るというのもありますが、手ぶれが目立たないというメリットもあります。

大まかですが、こういった場面で「広角レンズ」は使われています。

デメリットも把握しておく

だいぶ「広角レンズ」について知れたかと思いますが、デメリットについても把握しておきたいです。

「広角レンズ」の大きなデメリットとしてはの三点。

・気を配る箇所が増える
・ボケ感を出すには工夫や高いスペックが必要
・歪みが発生しやすい

広い範囲が撮れるということは写り込むものが多くなるということ。
そうなると、背景に不要なものが写り込んでしまう確率が高くなってしまいます。

そういった意味で『気を配る箇所が増える』ので、被写体以外の背景にも注意を向けなければいけません。

そして、「広角レンズ」は全体にピントが合いやすい反面、『ボケ感が出づらい』です。
ボケ感を出したいなら、「広角レンズ」のF値が2以上あるか、被写体の近くで撮るなどのk工夫が必要となります。

そして、最大のデメリットなのが『歪みが発生しやすい』というところ。

上の写真の通り、家・道・木や影が外側に引っ張られる様な見た目になっています。

これは「広角レンズ」の構造上、発生してしまう歪みなので仕方ないのですが、ポートレートなど歪みが許されない写真の場合は「被写体を中心に置く」「可能な限り離れて撮影する」などの撮り方を工夫しなければなりません。

とはいえ、歪みも写真の味になることもあるので、このデメリットも使い方によってはメリットになり得ますので、いろいろ試してみると良いでしょう。

不思議な写り方をするレンズでも使える場面は幅広い。

ここまで読んでいただければ、カメラを触ってない方から「広角レンズとは?」と質問されても簡単に説明ができるようになれたあのではないでしょうか。

「なんとなく使っていた」という方なら意外に使える場面が多いんだな、と思ってもらえたかと思います。

そして説明ができる様になっただけでなく、「広角レンズ」の特性・特徴を言語化して理解
できる様になった上で「広角レンズ」を使えば、その使い方に深みが出てより良い写真が撮れるようになれるでしょう。

東京カメラ機材レンタルでは以下の様な「広角レンズ」のレンタルを取り扱っております。

【SONY FE 14mm F1.8 GM】


【 Canon EF14mm F2.8L II USM】

もし、こちらの記事を読んでいただいて「広角レンズ」を使いたい!と思っていただけたなら幸いです。

東京カメラ機材レンタルでは法人はもちろん、個人の方向けのカメラレンタルも行っております。こういったものを撮りたいなどのご相談もスタッフが親身になってご対応いたします。
カメラの予約方法は2つ。
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