期待を持って丘を越えて、うらぎられ
後輩「タピオカって飲んだことあります?」
僕「ないなー」
後輩「え!?まじですか!?タピッたことないって人間じゃないですよ!!!」
僕「( ˙-˙ )」
どうやら人間では無かったみたいです、五十嵐です。
前回ヲタってたんで今回はさわやかな事書こうと思います!
じゃないと、ヲタクってだけで犯罪者予備軍扱いされて、なんか事件起こして家宅捜索でテレビとゲームあっただけで叩かれて、事件起こさなくても父親に殺る前に殺るって殺られるわけで··········なにこれ、めっちゃやむ。ヲタってないでタピッって人間にならないと!!!
でさわやかなやつ。
ハンバーグじゃないよ。登山の話だよ。
GWに北アルプスの表銀座縦走コースってのを歩いてきました!
北アルプスは大体長野と岐阜のあいだ辺りにあり、表銀座縦走コースは住所でいうと長野の松本市に入ってたはず。
はい!松本市でピンときたあなた!
そうです!松本市といえば女子高生4人の青春ストーリーをバンド物4コマ漫画「ガールズフィスト」の聖地!
ワンマンライブも好評だったみたいで今後が楽しみで··········おっとヲタってしまった。タピらないと。
と、まぁ、その辺の山々に登ってきました。
同行者はしっし先輩!
写真を撮って頂きました!
ここから先はしっし先輩の写真を使わせて頂きます!
所々に自分の写真もあるよ!
スタートは中房温泉で、そこから燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳、そしてゴールの上高地。
2泊3日の行程で行ってきました!
てなわけで、はじまりはじまり~
4:00に中房温泉を出発して、燕岳を目指し北アルプス3大急登の1つ合戦尾根を登っていきます。
第1ベンチ辺りから雪がありアイゼン装着。6:00くらいに合戦小屋という山小屋に到着。ここまでは楽勝楽勝♪
なんだ合戦尾根大したことねぇなーと思ってたら、ここから本番でした。例えるならばスキー場の上級者コースのような傾斜。それを真っ直ぐ登る。登る。のぼ··········うぉー!キツい!!!なめてた(--;)
ここ登ってる時、雪山来たぞー!!感が凄く、槍ヶ岳も見えてテンションMAX体調最悪でした(ᐢ´꒳`ᐢ)ルン
で、1面雪に覆われた尾根を登る3時間くらいで燕山荘に到着して休憩を挟み、いざ燕岳へ!
燕岳。北アルプスの女王って呼ばれてるみたいです。雪に覆われて白いけど、雪がない時期も花崗岩の砂で覆われて白い。まさに女王。
行く途中にあったイルカ岩。本当にイルカみたいだよーって言われ半信半疑だったんですが、まじイルカ。角度によっては子イルカも見れるらしい。
で、30分ほどで山頂到着!
山頂は狭かったんですが、人が少なくのんびり出来て良かった。五円玉置いてきました。
燕岳から富山県側を撮ったやつ。立山や剱岳、鹿島五本槍などの山々が連なり、その壮大さに言葉を失った。いつかあの山域に行きたい、いや行くよ。
で、山頂から燕山荘に戻った時点で11:30。
·····大分コースタイムより遅れてる。テント場までは夏道3時間ちょい。この遅れ方だとこれ以上進むのはヤバいかもと思いしっし先輩に相談。
僕「時間的にヤバそうだし、しっし先輩体調悪そうだし、ここで泊まって明日下山する?」
しっし先輩「··········行きましょう!」
僕「マジで行くんだな。ここからはエスケープルート無しのテン場までの1本道。地獄だよ。いいの?マジで。··········じゃあ行こうか」
で、出発。
··········はい。地獄でした。
蛙岩(げいろいわ)の氷の抜け穴アドベンチャー。大下りの頭からの登り返し。テント場のある大天井岳頂上の急勾配直登を体が煽られるくらいの強風の中登ったのはいい思い出です·····オェ。
コケたら引っ掛かること無く谷底へ転げ落ちるかもという恐怖·····1歩1歩確実に、そして風に煽られないよう出来るだけ身を低く歩いたなー·····
ダイジェストでどうぞ。
ヤバかった所は写真を撮ってる余裕が無かった(しっし先輩談)
ただ、確かにキツかったけど、憧れの槍ヶ岳をずっと横目に歩けたのは最高だった。
で、大天井岳到着!
奥に見えるとんがってるのが槍ヶ岳!
頂上に着いた時、思わず、
「やった」
と口から出るほどの達成感。頑張ったご褒美は北アルプスの優雅で荒々しい最高の景色でした。
のんびりしたかったのですが、日がだいぶ傾いていたのでそそくさとテント設営。
ここでしっし先輩に異変。
寒いと連呼し、震えが止まらない。
大丈夫?と声をかけるが反応が乏しい。
·····あれ?これって低体温症では·····
ヤバいと思いテントで寝袋に入ってもらい、保温瓶のお湯を飲ませる。
取り敢えず体温上げてもらってる隙に夜飯を作り食べる。
この頃には会話が出来るくらいまでに回復。
本当に死ななくて良かったー!
疲れたので2時間後に目覚ましを合わせ19時に就寝。
ただ寝てる間にしっし先輩の容態が悪化して二度と起きないのではと心配だったが意識はすぐ眠りの中へ。
·····
··········ピピピ
目覚ましで起きる。
しっし先輩の寝息を確認して安堵。
そして期待を込めて外に出る。
標高2900mから見る満天の星空。
本当に来て良かった。
テントに戻り、しっし先輩を起こす。
僕「星が綺麗だよ。早く外出よう」
しっし先輩「え!?まじっすか!··········あ、やばい。カメラカメラ」
さっきまで死にかけてた人とは思えないくらい元気に写真を撮ってたw(外はマイナス2桁温度)
自分は上手く撮れる気がしなかったので目覚ましを3時に合わせて寝ました。しっし先輩は1時間くらい撮ってたそうです。
寒い中よくやるよなー
2日目は3時に起床。
テントを畳みながらカップラーメンとシリアルで朝食。
本日のゴールは出来れば徳沢まで下りてテント泊。時間的に無理なら蝶ヶ岳の山小屋でテント泊。
綺麗な朝日と、雲一つない青空。
表銀座縦走コースの核心部である大天井岳頂上直下が終わった事もありルンルン気分で歩く歩く♪
でアイゼンをズボンに引っ掛けてコケる。
あれは今回の登山で1番死にかけた。コケた場所がトラバースしてる所で若干滑り落ちた。油断はしちゃダメ、絶対。
で、3時間ほどで常念小屋に到着。ここからの登りのために気合を入れて休憩。
そして永遠と続くのではと思うような登りを1時間半。(写真撮る余裕無いくらい疲れた)
常念岳到着。
ここで初めてしっし先輩が今回来れて良かったと言ってましたw
ただそう言ったのも分かる景色だった。
やっぱ山っていいなーと思った。
何度でも何度でもこの景色を見に来よう。
で、撮影会スタート。
ここに住みたい!と思いながらもこの先の事を考えて30分ほどでスタート。
何故なら
ゴールが遠い(白目)
中央左奥の白いとんがりが本日のゴール。
時間を確認し、コースタイムと照らし合わせ、そして分かったこと。
徳沢まで下りられない(真顔)
くそー!ちょっとでも標高の低い暖かい所で寝たかったのにー!!!
で、蝶ヶ岳に向かって出発。
そしてここから蝶ヶ岳までの写真は無い。
何故なら数えるのも億劫になる程のアップダウンの連続。
多分今回で1番疲れて、1番心が折れた区間でしたw
急げー!だの、日が暮れるー!だの、ぎゃあぎゃあ言いながらなんとか蝶ヶ岳に到着。
疲れてグロッキーなしっし先輩を放置してテント設営。風が強く設営が大変だった。
で、設営後に夜飯。ペンネのトマト煮込みが好評だった。
思わず食べる手が止まった。
それくらい綺麗な夕暮れだった。
そして
満天の星空。
最後のテント泊。
素敵な星空をありがとうございました!
最終日。
4時に起きて行動開始。
あとは下るだけ。
たーだこの下りがつまらなかった。写真を撮る気も失せるくらいひたすら森の中を歩き続けた。
で、徳沢到着。
··········くそ寒いーー!!!!!!
蝶ヶ岳の頂上より寒い!
昨日むこうに泊まって正解だったな!
そして徳沢といったらこれ!(よく読んでるブログ曰く)
ソフトクリーム!(気温マイナス)
美味しい!(気温マイナス)
食べてよかった!嘘です!
で、徳沢からゴールの上高地までは平地を2時間ほど。
有名なかっぱ橋。
奥に見えるのは焼岳。
いつか登りたい穂高。
かっこいいなー!
昨日までのキツさが嘘のような散歩。
平地っていいもんですね!(迫真)
そしてゴールの上高地バスターミナル。
下山後はやっぱりコーラ!
これを飲まないと登山が終わった気がしないww
で、この後バスで新島々駅に行き、そこで嫁と合流。
そこから八ヶ岳の裾を通り北相木村にある長者の森でキャンプしてから帰りました!
※写真はウチの嫁が撮りました。
凄く楽しいGWでした!
それにしてもよく体力持ったなーwww
最近山登りばっかしてて友達にどうしちゃったの?とか聞かれたりしますw
どうしたいんですかねーw
ただ、楽しいのです!
ヒーヒー言いながら登って、来て良かったと思える景色見て、見れなかったら、リベンジだ!って思って、危ない思いしたら、あぁ、生きてるって実感して。
なんか楽しいですw
多分、いや、絶対これは、一生やっていける。
そんな趣味の話でした。
以上!