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モラハラには反撃すればいい?


『モラハラに反撃すればいい』?

『モラハラに反撃すればいい、反撃しないから舐められるんだ!』ってよく聞くし、なんだったら、被害に遭っている本人だってそう思ってたりするんだけど
断言します。
これ言う人は、ぜんぜん分かってない。

「反撃すればいい」と言う人は、いわば「反撃しようと思ったら『できる』人」なんだよね。
つまり、
①偶然、『通り魔』的にモラハラに遭った人(普段はいじめに遭ったりしない)
②自分では被害者だと思ってるけど、本当はモラハラ加害者
(※モラハラ加害者は『俺を怒らせるお前が悪い!怒らせられる俺は被害者!』と思ってるのが普通だから)
このどっちか。

一方で、あなたや私のような『ガチの被害者体質』は、そうじゃない。

『取り扱い注意』な親のもとに生まれ、親の顔色をうかがって育ち、進学したらいじめっ子に目をつけられ、
ずっとずっと、仲良くしよう、怒らせないようにしようと、最新の注意を払い、反省して努力して、それでもやっぱりダメだったよね?
どこに行っても、いじめられないことのほうがレアだったよね?

『たまたま被害に遭った人』と『被害に遭うべくして遭った人』
これらはぜんぜん違うので、分からない人には分からないのです。

被害者と加害者の違い

当たり前だけど、モラハラ被害者は、加害者が怖い。
力が強いとか、立場が強いとか、そこを利用して意地悪しているんだから、逆らいにくいのは当然だよね。
なので 『痛めつけてやる』 『懲らしめてやる』なんて、気軽に言えるわけがない。

一方モラハラ加害者は、被害を自称しながらも、相手を恐れたりしない。
日頃から気ままに虐げているんだから、当然だよね。

ツイッターだと
「モラハラ退治」「ビンタ一発が一番効く」「ワガママ言うならゴミでも食わせとけ」なんて楽しそうに言ってるのをよく見かけるし。

現実社会では
「嫁さんが怖くてビクビクしてます。顎で使われてます」と言いながら、
急いで帰るわけでも、夕飯の心配をするでもなく、
サウナだのジムだのゴルフだのと、時間を忘れてしゃべっていて、

『怖い妻』なのに、ぜんぜん怒られる心配なんかしてないよね?
奥さんに家事育児丸投げして、帰りはサウナ?休日はゴルフ?どこが恐妻家なの?
って男性をよく見かける。

『モラハラ妻と被害夫』は存在する?

ツイッター上には数多くの『モラハラ妻の被害夫』アカウントが存在し、その多くは上記の「恐ろしい妻に仕返し」「休日はゴルフ」「男はつらいんだ!」みたいな感じだけど、
女性のモラが存在する以上、『虐げられる夫』もまた存在すると思う。

ちなみに、どんな感じかというと
定時近くなるとソワソワし、LINEで「夕飯はどうする?帰りになにか買って帰ろうか?」みたいなやり取りをし、急いで帰る。
お酒やゴルフのお誘いは「子供が小さいので」辞退し、休日の予定は「家族(妻)と相談しないと分からない」。

周りからは「男らしくない」とそしられるけど、モラハラ被害者にとっては『加害者のご機嫌』が最優先事項だから。『モラハラ妻』を無視して楽しむとか、あり得ないから。

そんなわけで、見慣れると意外とバレバレだったりする。

まとめ


①「モラハラに反撃すればいい(できる)」と言う人は、よく分かってない人か、加害者本人
②被害者が加害者を恐れるのは当然
③わからない人には分からない

です。
あなたの参考になれば嬉しいです。

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