【活動報告】静岡浅間神社②
こんにちは、静岡市人流データ運営チームです。
記事に足を運んでいただき誠にありがとうございます。
活動報告 第14回目
静岡浅間神社が実施している打ち手を紹介させていただきます。
前回の静岡市浅間神社に関わる記事は下記リンクから読めます↓↓↓
静岡浅間神社の現状
前回の記事でも紹介しましたが、昨年度(2023年度)はNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映された事から、徳川家康ゆかりの神社である「静岡浅間神社」には、大河ドラマ館が設置されたこともあり、多くの観光客が訪れました。ですが、大河ドラマ終了後は、下記のグラフの通り、減少となっています。
国籍分析では、2023年度(計測期間:7月-12月)はアジア圏であるシンガポールの来訪者が多かったが、2024年度(計測期間:1月-8月)はドイツの来訪者が最も多い結果となっています。加えて、訪日外国人も2023年度と比較すると2024年度は増加していることがわかりました。
静岡浅間神社を取り巻く外部要因として、インバウンドには「富士山」への需要が高く、富士山と神社が両方楽しめる久能山東照宮やみほしるべへと観光客が流れている傾向があると考えられます。
打ち手の紹介
打ち手実施の経緯
紹介した現状を踏まえて、静岡浅間神社の施設担当者と話し合い、インバウンドよりも日本人観光客の集客に力を入れることに決めました。そのため、運営チームが元々考えていた「市内回遊」に着目して打ち手を検討しました。
打ち手の実施
今回は、タイミング良く、色々と協力をもらっている駿府城公園内にあるお堀を遊覧する船「葵舟」のパンフレット改修がありましたので、新しく周辺の観光施設を紹介する「周遊マップ」に追加させてもらいました。周遊マップでは、静岡浅間神社の他にもセンサーを設置している施設の静岡市美術館と匠宿も紹介させていただきました。他2施設とは異なり、静岡浅間神社は歴史的にも駿府城公園と関連性が高くなっています。そのため、静岡浅間神社と葵舟の来訪者の相互の送客ができるのではないかと思っています。
上記パンフレットは8月末より駅や観光施設を中心に設置がされています。葵舟では乗船客に対して、マップのみを配布し周辺施設への回遊を促しています。
最後に
歴史的なコンテンツは集客が難しいと葵舟の担当者も日々頭を抱えているようです。さらに、来てもらっても駿府城公園内の観光施設が少なく滞在時間も短いようです。今回のように周辺施設がお互いに送客できれば、観光客、観光施設両方にとっても有益な取り組みなると思っています。
ライター
株式会社TOKAIケーブルネットワーク
企画部