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卒論の公開を呼びかけてみたら30以上集まってた
チャーリーです。
#卒論公開チャレンジ というハッシュタグで、卒業論文の公開を呼びかけてみた。せっかく長い時間かけてつくった論文が、世の中の共有知としてたまっていかないのもったいない気がしたので。
【卒論公開チャレンジ】
— チャーリー (@tetsurokondoh) January 23, 2019
卒論、公開してみない? #卒論公開チャレンジ のハッシュタグつけて投稿ください。形式自由。せっかく命を削ってつくったみんなの卒論が埋もれるのもったいないので..。 @ciotan もみてくれる(はず)
※権利とかで公開自体に何か問題がありそうな場合は自分で判断たのむ...
もともとのきっかけは友人のしおたんのこのツイート。
卒論も @note_PR とかで全文公開して欲しい…!!
— 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) January 23, 2019
特にSNS論とか、YouTubeなんかの若者考察は、喉から手が出るほど読みたい大人たちがいるし……
あと広告のジェンダー描写について…とかも読みたい。テーマにしてる学生さん多そう。 https://t.co/eyL74nNgj1
そのあと、こんなリプライがきてたので、
今 #卒論 ってハッシュタグをnoteで見てたけどほとんどが「卒論が…終わらん……」的な日記なので@tetsurokondoh がやってた #全文公開チャレンジ みたいに #卒論全文公開チャレンジ 的なタグで本文上げてくれたら面白いな〜〜と思う。
— 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) January 23, 2019
ってか私の昔のやつ引っ張り出してみようかな……12年前。。。。
こうリプライしてハッシュタグが決まり、冒頭のツイートのように呼びかけてみたという経緯。しおたんいいきっかけをありがとう。
#卒論公開チャレンジ の方が短くていいか
— チャーリー (@tetsurokondoh) January 23, 2019
も?
そんなこんなで、#卒論公開チャレンジ で集まってきた卒論、たくさんあったので、ざーっとまとめてみた。観測できた範囲だとこんな感じの数でした。見逃してるのがあったら教えてもらえれば記事に追加するよ。
卒論公開チャレンジまとめ
・note記事:18
・それ以外での公開:13
・合計:31
卒論公開チャレンジまとめ(note記事)
まずはnoteの記事で公開されたものをまとめてみた。公開するにあたっての方法は特に指定してなかったけど、わざわざ労力かけてnoteに書いて読みやすくしてくれているの、ありがたみがあるので、最初にまとめました。
ハリーポッターをテーマにした卒論とかもあるんだな〜面白い。
Ingressも卒論テーマになったりするのか〜
この記事は、目次だけ載せて、そこから個別のnote記事にリンクしているという構造で、それ自体が面白いなと。
製品化を目的とするクラウドファンディングについての考察。
笑いの方法論、興味ある。
あ〜これ、一つひとつ記事よんでるとこの記事が書き終わらないので、ここからはいったん全部のせることに集中するぞ。
ここまでがnoteでの #卒論公開チャレンジ 。
note以外で公開・タイトルや概要のみ公開
ここからは、note以外での公開、例えばPDFをそのままツイッターに貼っていたり、自分のサイトに掲載していたりするひとなど。タイトルや概要のみ記載している人も含みます。
およそ三年前の学部三年生の中頃に書いた卒論の題目。今では全く違う研究テーマになっちゃいました。#卒論公開チャレンジ
— がーすー/神戸在住の院生 (@sn_p5) January 23, 2019
題目
企業がSNS上で顧客との
コミュニケーションを重視すべき理由とは
~効果的なSNS利用手段の構築~
#卒論公開チャレンジ なるハッシュタグがあるらしい。みなさん行動経済学とかIT系とかなんだけど、運動生理学に興味ある人はいるのだろうか。
— 江川 雄一 (@ega_yu_1) January 23, 2019
「スタティックストレッチがパフォーマンスに及ぼす影響の継続的変化」という拙い卒論です。ちなみに変なとこにだけ有意差出ました。 pic.twitter.com/ZRgfUvu1pY
宗教にそれ以外の社会が期待しているレジリエンス機能は、「宗教・信仰・スピリチュアリティ等による精神へのポジティブな効果」「情緒的サポートを含む社会的つながり」「医療・福祉の利用可能性を上げるようなソーシャルサポート」(2017年時点:雑な概要) #卒論公開チャレンジ
— つきたてのおもち (@sharuka0) January 23, 2019
2013年に特設サイトとして公開済みの俺のターン #卒論公開チャレンジhttps://t.co/XpvalJlE4i
— アール.ミヤカワ (@r_miyakawa) January 23, 2019
もう4年前だけれど、修論のポスター #卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/YF7RrlQnI8
— Yohei@Singapore (@he_yy) January 23, 2019
基礎研究としては凄くないんだけど、今でもニーズとしては結構あると思ってる。全体的にはこの服だけど襟だけはこっちが良いみたいな部分的な好みを反映する画像検索。Clothing Retrieval Based on Local Similarity with Multiple Images (ACMMM, 2014) https://t.co/gybBuKrs2o#卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/d4G9hI7tt8
— 水落 大 mizumasa (@_mizumasa) January 23, 2019
【卒論公開】
— はる虎/東大でて屋台🇰🇭→🇯🇵 (@ToraNotes) January 24, 2019
東大工学部のときはブロックチェーンの精度研究をしました。
⬛研究は、個人戦じゃなくてチーム戦。
⬛研究の付加価値は問いを決めた時点で90%決まる。
⬛パソコン作業は体力戦。
こんな学び。
チャーリーさん@tetsurokondoh、私も卒論を公開します。🐅#卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/FvYdOB0aYC
卒論本文は90ページもあったので、概要公開する。今ならもっとインタビューと書籍のリサーチ深めるし、地価のデータも集めて検証する。でも、東京文化都市論の読み物として、面白いと思ってる。続きやりたい。#卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/SiNtcDamIw
— Higuchi Naoya (@n_hgc36) January 27, 2019
#卒論チャレンジ の流れに乗って投稿。
— Yuki Hirataーことばと人間関係 (@yukidiscourse) January 24, 2019
卒論チャレンジ昔話1~気遣いの労力を減らす「ポライトネス」 https://t.co/e4EVNagSsx卒論チャレンジ昔話1~気遣いの労力を減らす「ポ/
#卒論公開チャレンジ
— 大貫宏一郎@食品研究者 (@k_ohnuki) February 6, 2019
卒業論文の全文を公開するのはハードルが高そうなので、まずは発表資料の1枚だけでもSNSなどにアップすることはいかがでしょう?試しに、私の約20年前の卒論の1枚をアップしてみました。辛くないトウガラシ成分でも体温が上がるという、今となっては比較的知られてる事実です。 pic.twitter.com/8c1WEDomV7
#卒論公開チャレンジhttps://t.co/MibcbmKdeA
— いのくまさん(思春期症候群) (@kumasan_bigBear) February 12, 2019
多分これが最終稿
2日くらいで設計して、3日くらいで書いた論文。
大学に一応基板エッチング設備を導入したので後輩のために手順も載せてるので電子回路好きな人が読むと初歩的な要素が多くてつまらないかも。
最近貼ってた音に合わせて光るやつの回路
音楽史における「語り」と「たたかい」―山田耕筰の場合 #卒論公開チャレンジ https://t.co/ZOmn3HaIWc 流行に便乗して修論を後悔してみる。べらぼうに長いですが、第3章以外は章末にまとめを書いていますので、読むのが面倒な方はそちらから。
— 過去石 (@kakoi4) February 26, 2019
非自発的移転(involuntary displacement)とジェンダーをテーマに論文を3つ国際ジャーナルに出しました🤟学部生の頃に性別役割分業の研究をかじっていたのと、JICAの環境社会配慮助言委員会の住民移転に関する提言をしていた背景を混ぜたら未知の領域に(笑)#卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/ounQUYIvGv
— 山澤宗市 @SSJ (@shuone0728) March 3, 2019
あがってきた声・感想など
ここからは、卒論公開チャレンジへの感想やコメントなどのまとめ。全部のせられてませんのであしからず。
#卒論公開チャレンジ やりたい。
— Meggy🍫ヌーラボ (@Megumi_Isogawa) January 23, 2019
うわ、こういうのをしたいって思ってた。
— momomi (@momomi1104) January 23, 2019
卒論だけでなくても、
すっごく時間も労力もかけて書いた論文を、
学校の中だけで発表するのはもったいないかも!
#卒論公開チャレンジ
卒論公開チャレンジいいね
— Dora (@Doragon_1221) January 23, 2019
現大学3年だけど卒論とは?って感じだからすごく興味ある
学校で卒論発表会があるけどそれだけじゃなく世の中に溢れるいろんな卒論にふれられる場所があるのはいい( ◜௰◝ )
#卒論公開チャレンジ
— 家路凛|kerorin (@kerorin09) January 23, 2019
こんなのあるんすね。
#卒論公開チャレンジ ひたすらに時間潰せる気がする、読み漁りたい
— ふうと (@futo2tofu) January 23, 2019
#卒論公開チャレンジ のみならず、小・中学生の自由研究とかもインターネットにどんどん公開されるべきだよな。
— Haruki Tazoe/田添 春樹 (@jdkfx) January 23, 2019
大学生の論理的に考える姿勢も大切だけど、こどもたちのワクワクとか好奇心も発信されていくと面白いと思う! https://t.co/taQceFE3mF
#卒論公開チャレンジ このタグすごく面白そう…!せっかくの卒論が学内だけで留まるのって本当に勿体ない。私も卒論書き上げた時は「これうちのゼミ生しか見ないんだよなあ」って思ったし、友達の論文とかも「埋もれるの勿体ないなあ」って思いながら聞いてた https://t.co/qqDwVhQjF7
— インスタイルグループ広報やまだ (@instyle_ymd) January 23, 2019
このタグすごい。。。#卒論公開チャレンジ
— きみー (@aomk5050) January 23, 2019
こんなタグが...#卒論公開チャレンジ
— ntk (@nmh_h0) January 23, 2019
なんだこのハッシュタグ?めちゃくちゃ面白そう🤔 #卒論公開チャレンジ
— 鈴木涼平 | Ryohei Suzuki (@ry0h3y_su2uki) January 25, 2019
#卒論公開チャレンジ
— くろきさん (@ya_krk) January 26, 2019
こんなタグがあるの知らなかった。修論とかは(物理的に長すぎるので…)公開難しいかもしれないけど、研究を身近に感じてもらうために出来ることって色々あるのかもしれない。今の時代だからこそ出来ること。
#卒論公開チャレンジ というハッシュタグを見て、研究発表のオンライン化に一歩前進か!?と期待しています。
— 大貫宏一郎@食品研究者 (@k_ohnuki) January 29, 2019
私のイメージは、
・Youtubeにて発表
・SNS等にてお知らせ
・Youtubeのコメントで質疑応答
と発表を公開する方法。
コメントを承認制にすると誹謗中傷を防げないかな?とも考えていました。
ブログ更新 #卒論公開チャレンジ
— 松岡ゼミ@奈良県立大学 (@matsuoka_semi) February 21, 2019
【vol.36】若者はSNSにはまっているのか―見られることのリスクと不安(おおえ)
"「見られること」よりも「見ること」が若者にとって重要であり、むしろ「見られること」を不安に感じているとも考えられるでしょう。"https://t.co/fEaLrsCWnx
自分の卒論公開は躊躇うけれど、他の方のを読むのは楽しい
— そうま (@souma0w0) February 26, 2019
卒論公開チャレンジ
こんな声も
卒論公開チャレンジをするにあたって著作権とか気をつけてねって話や、公開したくてもできない人もいたり、データをひっぱり出すのがたいへんな人もいたりと、いろいろ事情などもあるなと思った次第。
「大学生の課題や卒論、貴重な考察なんだからもっとネットを介してひろめたほうがいい」という意見が出ているのとても応援したい。#卒論公開チャレンジ は面白そうな試みだなと思いつつ、研究室での共同研究で共著の場合の著作権まわりが少しきになるな。https://t.co/D8ig5owfPI
— はまみちゃん🎨イラストレポーター (@hamami_chan) January 23, 2019
「#卒論公開チャレンジ とやらは医用画像使ってる人材からすると、したくても出来ないなぁ。」と思いながらいろんな方のを眺めてる( ˇωˇ )#修論書け
— Todoroki Yoshihiro🌤️ (@Tdys13) January 23, 2019
#卒論公開チャレンジ しようと思ったけれど、多分フロッピーディスクかMOに入ってるからデータを開けないな。
— けんたろうのけんはかしこいのけんです (@_wiseken) January 23, 2019
PC-9801の5インチフロッピーディスクに入っているので見ることができません。
— SONODA Takehiko (@OzoraKobo) February 4, 2019
#卒論公開チャレンジ
ここまででまとめはおわりです。
おまけ
恐縮ですが自分のやつもぺたり。
いまみるとかなりあれなんだがこんな論文かいてたな… このときから #ビジネスモデル図解シリーズ にちかいことやってた#卒論公開チャレンジ pic.twitter.com/y7EUdoGadp
— チャーリー (@tetsurokondoh) January 23, 2019
自分自身が論文で何書いたかほぼ記憶ないくらいだったんだけども、見てみたら、いまのビジネスモデル図解シリーズの原型のような図が出てきて笑った。学生のときの学びの種が、10年経って芽を出し始めるみたいなことあるんだなと。なので学生のみなさんは将来何に使うかわからないけどいま熱中できるテーマを大事にしていてください。働きだしてからすぐには効果がなくても10年後くらいに何かにつながるみたいなことあるので。
ちなみに、卒論公開チャレンジではなく、全文公開チャレンジとして本の中身をぜんぶ公開した「ビジネスモデル2.0図鑑」、いまだに全文公開やってます。まだの方がいたらぜひ。
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卒論公開するうえで気をつけるべきことは気をつけつつ、できるだけみんなの知識がシェアされていくといいよね。まとめてみて、ほんとにいろんなテーマで卒論ってかかれるんだなと、あたりまえなんだけど、そう思いました。
あと個人的には、卒論みたいな、ある程度期間かけてつくるものって、その人の情熱や好きが可視化されやすいので、みんなが尋常じゃないくらい何かについて深掘りしたコンテンツを出してくれるだけで世の中の体温がちょっとずつポジティブな形で上がっていくとおもう。そういう熱あるコンテンツをたくさん見たい。卒論公開チャレンジがそのきっかけの一つになるといいな。
以上です。
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