元自衛官から見た、今回の新型コロナウィルス騒動
私は元自衛官で航空自衛隊の警備職であった。
空自警備の技能にCBRNe防護というものがある。
CBRNとは、化学(chemical)生物(biological)放射性物質(radiological)核(nuclear)の頭文字をつなげた言葉です。
これらを用いたテロはCBRNテロと呼ばれ、これらによって発生した災害をCBRN災害と呼びます。
従来はABC兵器・NBC兵器と呼ばれていましたが使用される蓋然性の高い順に並べたCBRNと言う名称が最近では
主に用いられています。
また、これに爆発物(explosove)を追加したCBRNeという概念が最近ではよく用いられるようになっています。
この対応において、重要なのは汚染物の隔離と除染である。
今回の日本政府の対応は明らかにぬるいと断言出来る。
何故ならば、そのウィルスは未知のウィルスであったのに通常のインフルエンザ程度の対応だったからだ。
インフルエンザ等の既存のウィルスならばワクチンや抗生物質もあるので、少々の事ではぐらつかないだろうが、未知のウィルスである内は、感染を防ぐのがまず最大限行うのが普通だ。
更に汚染範囲を拡大を防ぐのも同様である。
これを早期に達成するには、とにもかくにも、検査をすることである。
検査し、使用した交通機関等の消毒を徹底する。
勿論、陰性ならば日本で何をしても問題にはならない。
実態が解明されたら徐々に弛めるべきだし、ワクチンや薬の対応が整えば通常態勢に戻すのも問題ではないだろう。
しかし、実態解明がされる前、された後で対応が同じというのは、危機管理システムが無いと言わざるを得ないのではないか?
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