2024年12月オリジナル環境解説【全文無料】
新弾発売前のオリジナル環境についてまとめていく。
この記事で分かること!
①tierランク1~3のデッキがわかる!
②環境デッキのサンプルリストがわかる!
tierの解説
tier1・・・比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。
tier2・・・tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。
tier3・・・欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。
記事の見方
各ランク事に上であればあるほどその郡の中では秀でている。たとえば tier1 が我我我→ゼーロベンであれば我我我の方がtier1中で秀でていると言える。
速度 ★★ ⇽デッキの速度を表記
安定性 ★★★★★ ⇽デッキの安定性を表記
火力 ★★★★ ⇽デッキの火力を表記
対応力 ★★ ⇽デッキの対応力を表記
tier1
比較的不利な山が少ない。圧倒的なパワーがある。
水光闇マーシャル
速度 ★★★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★★
自由度 ★★★★
12月初週ではついに入賞数トップになり、2週では24%の入賞率をたたき出したマーシャルループ。3週目では入賞率順では4位であったものの15%を超えている現状からマーシャルをメタられた環境になりつつあるため環境の中心に存在していると言っても過言では無い。GP時点ではアトランティス型が一般的だったが、その後の開拓でよりプレイアブルなブルーインパルスをループ基盤にしたインパルス型、呪文ロックへの対応であったり鳥への勝率を既存より落とした代わりに自由枠の多さとよりループに特化したクリック(アルスパorウォカンナ)型と徐々に進化してきている。
このデッキの明確に違う点がやはりマトリクスになかった速度×安定性×受け性能であり安定して後手3~先5でループに入る他、前環境のマトリクスと違いループに入る可能性のあるトリガーというのが昔のネバーループほどありながらそれらが手打ちしやすかったり、ゲームの有利不利をひっくり返すほどの制圧力を持っていたりとまず練習していない場合この対面への勝率は2割もないといえるほど強力な出力を持っている。
火闇光ファイアーバード
速度 ★★★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★
自由度 ★★
安定感・速度・火力共に全て上の中くらいの出力を出せるファイアーバードはやはり環境首位クラスの活躍をしている。
自由枠と言われてるところにそのプレイヤーが目指しているキルターンが現れており、短期決戦を狙うファイアであったり、ハンプティの複数回連打によるハンデスしながらある程度のレンジで戦うマーチルピア、4ターン・6ターン目のアクションを強く見たオーガロードなどデッキ自体はほとんど変わらないがコンセプトがまるっきり変わるデッキになっている。
tier2
tier1にある程度有利がついてるか有象無象の山を狩れる。
水闇COMPLEX
速度 ★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★
対応力 ★★★★★
自由度 ★★★★
フミシュナが登場したことにより、ハンデス軸のコンプが新たに確立され、一大流行中のマーシャルへのアンチテーゼの役割を担っている。
フミシュナやヴァミリア、マーダンといったカードを増やしたため、受け札の枚数自体が減少傾向にあり、鳥のような対面にやや勝率が落ちているため片方を取りたければ片方を犠牲にしなければならない状況になっている。
フミシュナ自体は手札枯渇のしやすい水闇コンプ待望のシステムドローソースクリーチャーでありつつ、4コストで手打ちのしやすい下面の呪文でアーテルから蘇生も視野に入ることから多方面で使いやすいカードとなっている。
水闇自然ビッグマナ
速度 ★★★
安定性 ★★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★★★
自由度 ★★★★
3週目時点で入賞数トップとなった。
フミシュナが入ったことで鳥に受けれる可能性が上がりつつ4マナでのアクションの選択肢が増えたことで再度注目を浴びている。
フミシュナ採用によってマルルが出ないプランの場合の5マナの動きとして小回りのききやすいダークネスの採用が主流となってきており、場面を選ぶシーンが多かった深淵の逆転劇を不採用とした形になってきている。
それでも、先月同様にマナカーブ通りの動きがメインの動きになっているため、上振れチックな動きをされた時やブースト欠損からスタートした時の返しが非常に困難である問題点は未だに抱えたままである。
光水天門
速度 ★★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★
対応力 ★★★
自由度 ★★★★
リソースゲームであったりゲンムでの盤面制圧ではかなり強いがtier1が最強格すぎて張り合えるところがあまりないため結局はこの位置。
特にマーシャルへの勝ち筋が "先手を取ってキールやマーシャルが出ないことを祈りながら4ターン目にパーフェクトアルカディアを唱えて盤面を処理し、5ターン目にアケルナルウェルキウスでゲンムかペルフェクトを出す" というかなり勝ち筋が細い状況が問題となっており、プレイヤーによってはウェルキウスルートよりもパルテノン+Hアルカディアを意地でも採用してマーシャルへの勝ち筋を伸ばす選択肢を取るプレイヤーもところどころいる。しかし、マーシャル側もアトランティス型からクリック型に変わったことによって自由枠が3~4枠増えるようになり、水霊や超帝王タイム、テック・グレート流星弾といったカードを2~3枚積めるようになったことでさらなる対応力を手に入れ超えれるようになっているため、実はそこまで有効的な回答札では無いため注意が必要。
光自然ドリームメイト
速度 ★★★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★
対応力 ★★★★
自由度 ★
キャディビートルの採用を比較的安定して採用することが出来、相手が後手2tに生き物を出すような動きを取るものならヴィヤンドゥで刺しに行くことが可能となり、ある一定ラインの理解度を超えないプレイヤーには比較的簡単に勝ちを拾いやすいことが特徴になっている。
コンプ対面のブルーインパルスが重かったゲームであったが、現在のコンプは受け札よりもハンデス軸に寄り、キャディ採用でセガーレの時にあったvtを1回投げて再度vtを出すと言った戦略が取れなくなっているため実は有利不利が逆転している対面になっているのも現環境でまあまあの入賞数を取れているポイントかもしれない。
tier3
欠点があるもののタイミング次第ではtier1やtier2の山以上に大化けする。
零自然ゼニス
速度 ★★★
安定性 ★★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★★
自由度 ★★
1番パルテノンをデメリットなしで採用できるデッキ。パルテノンを複数展開することでマーシャルへは超帝王タイムを要求させるためある程度マーシャルに勝率がある。
マーシャル以外のマルルやコンプのようなデッキに対してはワスプメリサでchip封殺+録の水晶による全体除去で対応しつつベートーベン+クリス=タブラ=ラーサで詰めに行くことが出来る。
ブースト基盤が優秀であり、サーチカードも安定して入れられるため安定性が高いことを強みにしたい。
火光水ゴスペル
速度 ★★★★
安定性 ★★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★★
自由度 ★★★
今までは鳥以外にはそもそも速度である程度勝っていたため受け札に寄せていたが、マーシャルの登場によりデッキ基盤を見直す必要性がでてきた。
現在では、クリック型のループとなってきた為ファイナルストップが再度注目を浴びており、マーシャルに明確に1ターン稼げるカードとして採用が増加してきている。
4枚の高コストを1体ずつ踏み倒す単純なデッキであるため今のマーシャルメタであるキャディやマーダン+ヴァミリアに刺さってしまうことがやや環境的に向かい風になっている。
闇自然アビス
速度 ★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★
対応力 ★★★★★
自由度 ★
デッキコンセプトでマーシャルに有利主張することが出来るデッキになっており、ここ最近若干注目を浴びているデッキになっている。
マーシャルというデッキがハンデスに弱いコンセプトであるためマーダンで先にマーシャルを落として次のターンに2ハンデスやテレスコかティンパニーで面と手札両方に干渉するといった動きでリソースを0にすることが出来ればほぼ勝ちになるマッチアップになっている。
しかし、マーシャル側も邪魂でマーシャル最速プランを一旦断ち切って4枚手札を抱え、5マナでクーラー+マーシャルスタートをするやキールをマーシャル+シクミを持っている状態のタイミングで出すなどリソースで戦うことで張り合えるため完全有利マッチでないことは注意。
また、鳥には非常に苦しい立ち回りを強いられることもtier3である理由となっている。
ジョーカーズ
速度 ★★★★
安定性 ★★★★
火力 ★★★★★
対応力 ★★★
自由度 ★
特に変わったことがないため現在もこの位置。
今までのマーシャルにはアトランティスで返させる機会が多く、王道ジョニーやポンの助を出しても負けるシーンが多かったが、現在では王道ジョニーで火+闇(+水)を止めると受けループが入れないようになっているため前よりはワンチャン生まれたが、それでも打点を止めるような展開をされたりして最終的に超えてくることだったり、キールのジャストダイバーを処理できないことでまだ難しい対面になっている。
総評
環境はマーシャルを中心にメタゲームが展開されている。特にマーシャルを見て構築が変化したデッキがコンプレックスとマルルであり、12月第3週ではその功績からマーシャル・ファイアーバードよりも多くの入賞数を獲得した。
しかし、マーシャルの数が減ることで鳥が増え、受け札が減ったコンプやマルルが負けるようになり構築が戻ったり鳥を見たリストになることでまたマーシャルが勝ち始めるといった三すくみ環境になっている。
必要なことは今出ようとしているCSは何のデッキに対してフォーカスが厚いのかということを理解し、最も相性のいいデッキを選ぶことが重要になってきており、プレイヤーの地域理解力が肝を握っている。