D&Dが流行らない理由
D&DってTRPGはご存知だろうか。
知らない人はそのままがいい。あれは触ってもなんもおもしろくない。
特に大人はやらなくていい。他にも楽しいことがたくさんある。
そういう自分は大学生のころ、少しやったことがあった。
当時は熱心な先輩に半ば無理やり参加させられたんだけど、それでもまぁまぁ楽しかった気がしたので、今始めたらどうなるのかと思って「デラックスプレイボックス」を買ってみた。
GMが1人と冒険者1人でもできると書いてあったので、妻とやろうと思い2人で開封したのだが。
結果30分ほどでポイしてしまいました。
時間がもったいなく感じてしまったので、まじでポイです。もう見たくないレベル。
結局これは何をするゲームなのかわからない
これさぁ。何を最初にすればいいかさっぱりわからん。
本が2冊入っているんだけど、どう考えても最初はルールブックを読むわけよ。
そしたら意味わからん表現の連発よ。
「君はXXなのだ!」「この世界ではXXだ」
みたいなこと言われても
「いやそうじゃなくて、説明してよ」
って思うわけ。
なんかすごいめんどくさいオタクに話しかけちゃった感じ。
これは流行らんやろ。
自由度を売りにした投げっぱなしゲーム
”自由”というのは制限のある中で感じられるものだと思う。
「1〜10の中で選んでね、その中からどの数字を選ぶかは自由だよ」
これはわかりやすい。
でもD&Dは違う。しきりに「自由だ」「イメージを原動力に」と言ってはいるが、多くの決まりがある。ルールがある。
それは当たり前のことだけど、これだけ細かくルールがあるなら「自由」を売りにするのは違うと思う。
よく「なんでもありのオープンワールドゲーム」とか言って発売したら「あれができない、ここにいけない」と批判される。あれと一緒。
自由自由と謳いながら、膨大な量のルールを覚えろと強要してくるのは詐欺でしょ。
わかりにくいルールブック
まじでなにかいてんのってレベル。
最初にも書いたけど、余計な情報が多すぎる。
例えば「この種族の身長はいくつくらいなのかな?」って思ってルールを見たら「150〜180cmくらいが成人だよ」って書いてほしいよね。
でもD&Dのルールブックは違う。
「この世界でXXという種族は非常に屈強であり、XXからXXという目で見られている・・・」みたいな感じで始まる。
いやうるせえよ。先に答えを書こうよ。ルールブックなんだよ。
ポケカのベンチポケモンの説明で「この世界にはたくさんのポケモンがいる。特性のあるもの・少ないエネルギーですぐに戦えるもの・・・」って書かないだろ。
構成も下手くそ
はっきり言うけど、なんで戦闘をやるときの流れがあんなにもわかりにくく書けるの?
ざっくり適当に書くけど、戦闘って
・自分のステータスを見る
・相手のステータスを見て比べる
・サイコロを振ってXX以上が出ればヒット
・ヒットしたらダメージがいくつ入るかダイス振ったあと計算する
みたいに書けばいいやん。なんでこんな流れを書かないのか。
ヒット判定をする記述のあとに、ダメージ判定をするって書いてあるの次のページとかひどすぎるやろ。
自己陶酔が過ぎる
おそらくすべての原因は「自分はこのゲームを死ぬほどやってて面白い世界最高峰のゲームだ」と思っている人が作っているからだろう。
自信はもちろん必要だけど、それを全面に出しては新規は入ってこない。
まずは初心者の方に事実や結果を表記して、その先で一回考えてもらう流れにしないと、押し付けがましく感じてしまう。
「大まかな流れはこうです、こういうルールです、こんな世界です、どうですか?もっと知りたかったら詳しいルールブックや資料を見てね」
くらいで良くない?前半の説明すっとばして全部書くからわけわからんことになってるんだよ。
結論、このゲームは楽しい人だけやってればいいし、新規は入れない。
やりたい人はやってたらいいけど、これを
「面白いから一緒にやろう」
と誘うのはまじでやめたほうがいい。
最悪友達を無くすから。メンバーに指示厨なんかいたら目も当てられない。
初心者の方から
「D&Dって興味あるんだけどおしえて」
ってきたときは教えたらいいと思うけど。
その界隈の人の熱量がすごいから、人気のあるゲームかと思いそうになるけど、実際周りを見て「知らない・やってない」がほとんどだから。
ストレンジャー・シングスが流行って、あんなにD&D絡みのシーンがあったのに、結局誰もやってないのはそういうこと。
今回はストレンジャー・シングスを妻を見ていて「このゲームってなに?どんなの?」って聞かれたので、自分は少しやったことあるし、じゃあ買ってみようかとなったんだけど、自分が経験者じゃなかったら買ってないだろう。
もうTRPGはこりごりだ。