ファンミーティングに行ってきました
北海道・北広島市を本拠地とするプロ野球チーム・北海道日本ハムファイターズにおいて、ファンクラブ会員を対象とした「ファンミーティング」が12月9日(土)にエスコンフィールドHOKKAIDOで開催されました。
このイベントは毎年シーズンオフに開催されていましたが、これまであまり気にしたことはなく今まで一度も参加したことは無かったです。今年は札幌市内のホテルではなく、今シーズン慣れ親しんだエスコンフィールドでの開催であることから、ちょっと行ってみようかなという気持ちになりました。
申込みから当選へ
今年のファンミーティングは昼と夕方の2回開催され、それぞれラウンジでの食事の有無が選べる他、参加する選手が異なっていました。
いずれも抽選であったのですが、体調面と時間的なことを考えると昼の方が良く、また、参加選手に地元出身の伏見選手が居たことから、昼開催の食事有りと食事無しの両方に申し込みました。
当落通知が来る日はちょっとそわそわ。なかなか球団からメールが来なくて半ば諦めもしていたのですが、夕方にメールが届き、そこには「当選」の文字が書かれていました。
しかも当選したのは「食事付き」の方であり、普段は利用することが叶わないエスコンフィールドのダイヤモンドクラブラウンジで食事が出来ることも楽しみになりました。なお、支払いする参加費(12,000円)を見てちょっと頭を抱えましたが、折角の機会でしたので期日までにクレジットカード決済をしっかりと行ないました。
ただ、ファンミーティングというもの自体に初めて参加することに加えて、エスコンフィールドで初開催であったのでどんな感じで参加して良いのかが分からず。参加要項には「ドレスコード等は無く、写真の撮影は問題ない」旨が記載されており、エスコンフィールドのスタンド席から見るイベントになるので、普段着で良いかなと考えました。
そして開催の数日前に球団からメールが届き、自分の座る場所がステージ正面になることが判明したので、カメラは持っていこうと思いました。
いざエスコンフィールドへ
当日はエスコンフィールドを含むFビレッジが冬季営業のため新札幌駅からのシャトルバスが減便となっており、ちょうど良く利用出来そうな時間帯が無かったことから、マイカーでエスコンフィールドへ向かいました。
少し雨が降っていたのですが、地元から北広島へ向かう道路は渋滞も無く、想定通りの時間で到着。受付開始まで少し時間があったのでグッズショップを確認したところ、シーズンオフという時期なので戦力外になった選手のグッズが割引で売られていたのですが、育成再契約になった選手も安くなっていたことから、背番号が入っていないグッズはそのまま使えるのでは…?と思わず手にしようかとも。
また、グラウンド内で自主練習をする選手も外野スタンドから見る事ができ、オフシーズンでもエスコンフィールドに来る際には楽しめるポイントがあるのではと感じました。
受付場所へ行ってみると予定時間より30分繰り上げて受付が始まったいたので、会員証を提示すると番号が記載された首掛けのパスを渡されて場内へ。このパスが食事付きかどうかの識別になる感じでした。
ラウンジで食事を
まずはスタンドの座席へ行って荷物を置いてから、食事が出来るダイヤモンドクラブラウンジへの階段を降りました。この場所はスタジアムツアーの1つであるプレミアムツアーでチラッと見たことはありますが、実際に利用するのは初めてでした。
ラウンジに入るとまずはドリンクサービスがあり、生ビールの他、ノンアルコールとしてオレンジジュースとウーロン茶が用意されていました。その他にもカウンターの職員さんに伝えるとメニューにあるドリンクは注いでもらえるようでした。
入場開始時間からまだ時間が経っていなかったことからラウンジに居た人は少なかったので、まずは食事を食べる座席を確保して、他の人に迷惑にならない程度にラウンジ内を探索していました。
そして、予定時刻の12時になるとビュッフェサービスが始まり、料理を取るための列が出来ていきました。最初のうちに料理を取れたことからゆっくりと食べていたのですが、徐々にラウンジ内の人が増えていき、お替わりしようと思ったらちょっと並んで待つことになるほどでした。
13時からトークショーが始まるので食べた後はあまりゆっくりすることは出来なかったのですが、紙トレーに料理を入れてスタンドの座席に持ち込んでも良かったため、クロワッサンとゼリーを取って座席へ戻りました。
トークショーが始まった
時間になるとマスコットとファイターズガールによるパフォーマンスからイベントが始まり、まずはMCの土井アナウンサーと解説者の鶴岡さんが出てきました。簡単に説明があった後、今回参加する伏見選手と玉井選手、そして加藤豪将選手の3名が入場してトークショーが始まりました。
選手から挨拶があり、加藤豪将選手からは「こういうの(トークショー)は人生で2回目」という言葉がありました。アメリカではこのようなことは無いのかと思いましたが、楽しんで過ごそうという感じが笑顔から伝わってきました。
トークショーの最初は観客席のファンと一緒に行なったクイズ対決だったのですが、ここで加藤豪将選手から「新千歳空港に行こうとしたら誤って普通列車に乗ってしまい『植苗』で降りてしまった」という話が出てきました。
この話の流れから客席へのアンケートで「植苗で降りたことがある人」が聞かれて、回答するエリアでは無かったのですが「自分、何度も降りたことあるよー」って呟いたら、お隣の豪将ファンの方に「なんで行ったことあるんですか?何か目的あったんですか?」と問いただされてしまいました。
また、ファンから選手へ質問をするコーナーでは、加藤豪将選手が「メロンパンが好きで、ヴィ・ド・フランスが良い」と発言。プロ野球選手が札幌にも多くあるパン屋さんを名指ししたことに驚きながら、好感が持てました。
そして、今回のトークショーで一番印象に残っているのが「伏見選手が玉井選手を好きすぎる」という事でした。
最初の登壇時の挨拶でも、台本では「加藤選手→玉井選手→伏見選手」の順番で挨拶を進める予定だったのに「最後は玉井でしょ」と進行を変えてしまったり、トークの話題でも「玉井が」というセリフが多く、事ある度に玉井選手のことをいじっていたことに好意を感じました。
また、ゲームの結果で「玉井選手が伏見選手を褒め称える」ということがあったのですが、タジタジになって言葉を捻りだしていた玉井選手に対して、常に伏見選手はニコニコで受け止めており、そして、それを温かく見守る豪将選手という構成がその関係性を感じ取りました。
あっという間に終わりの時間に
トークショーは1時間で予定されていましたが、3人の会話がおもしろく興味深い内容であったので、時間の流れを忘れるほどあっという間に過ぎていき、選手が退場する時には「もう終わっちゃうのか…」と思うほどでした。
そして、出口が混んでいたので少し隣に座っていた方と今回のファンミーティングについて話した後、係員が「次の準備があるので」と退席を声かけていたので、座席から離れて出ることに。出口では3選手とマスコット、ファイターズガールが参加したファンを見送っていました。
シーズンオフはスポンサーや自治体、そして球団など様々なところが主催になって選手のトークショーが行なわれており、このようなイベントもオフならではで良いと感じています。選手は契約更改を済ませて自主練習を行なう時期で大変かもしれないのですが、ファンにとっては何気ない会話が聴けたり、選手同士の仲の良さを知る機会にもなるのかなと思っています。
また機会があれば、このようなイベントには参加していきたいと思っています。そして、エスコンフィールド1周年となる来シーズン、どのような試合を見せてくれるのかも楽しみです。