Radiohead / Kid A(2000)
1. Everything In Its Right Place
2. Kid A
3. The National Anthem
4. How To Disappear Completely
5. Treefingers
6. Optimistic
7. In Limbo
8. Idioteque
9. Morning Bell
10. Motion Picture Soundtrack
Radiohead の4枚目のスタジオアルバムです。
Radiohead が本当に大好きなのですが、彼らの作品の中ではこのアルバムが一番好きです。
「夜ひとりで Kid A 聴いてみろ、意識飛ぶぞ」
孤独で暗い空間が、このアルバムの世界に包まれて、なぜか心地よくなってきます。わかりやすいメロディアスな楽曲は無いですが、静かに深く心をわしづかみにされるようなアルバムです。
Radiohead は、デビュー当初はギターサウンド中心のロックバンドでしたが、同じスタイルを繰り返すことなくアルバムごとに新しい音楽性を模索しています。
特に、この Kid A が出た当初。最初に聞いたときは衝撃でした。
なんじゃこれは・・これがあの Radiohead ?
期待していたかっこいいエレキギターの音はほとんどない。エモーショナルなトムヨークの唄もない。意味不明。しばらく聴かない期間がありました。
数ヶ月たったある日。気まぐれで久しぶりに Kid A を聴いてみたら。衝撃。
意味不明だった絵画の中に、突如無数のメッセージが浮かび上がったかのような戦慄。
音楽って、たまに時間差攻撃がありますよね。聴いた当初良さがわからなくて、後でものすごく好きになるパターン。
自分にとっては、 Radiohead の Kid A がまさにそれでした。