VORON v2.4製作メモ-5
ABドライブ周りの事 20Tプーリーに注意
うちのKITだけかもしれないのですが、3つ付属してくる20Tプーリーの一つがボア径ガバガバでした。もしかするとZエンドストップに使用する為に緩めのボアの物が入っていたのかもしれないのですが…
ABドライブにはとても使えない偏心ぷりでした。よーく確認してモーター用を選別してください。
Xレールのこと
V2.4からX軸がデュアルレール化された様です。こいつが結構曲者で(後述)
組立途中時点では気にせず…
・まず正面側のレールをセンタリング固定する
・その次に下側レールをセンタリング固定。その際治具の片側が先に固定したレールに干渉するのでカット加工しちゃって下さい。
XYジョイントの事
正面からみて右手側XYジョイントを組む際はリミットswのケーブルがXフレーム端とジョイントの間を通る事になるのでXフレームは差し込み切らず空かしておく。後に幅を決める時もコチラ側で調整しても良いかも。
ガントリー組立の留意点
先にベルトを通しても良いんですがベルトを通す前にYレールフレームの外外寸法を確定してください。組み上がったフレームの外寸と同じにする必要があります。
(350mm仕様の場合、通常510mm)
XYジョイント部とABドライブのM5ネジを緩めて調整します。
ベルト通しの注意点
・ABのベルトは同じ長さに
・ベルトパスの間違いに注意
・2cmほど両端に余裕を残しておく
まず片側を通してみて長さを決める。その後同じ長さ(歯数)にもう一本をカットする。通し直しなどが発生した場合も作業しやすいように余裕長さを残しておく。
モータープーリー付近の通し間違いが多いようです。そしてしばらくは間違ったままでも稼働するので注意とのこと。
フレームへのガントリー組込について
ガントリーはかなり重いです。そしてZベルトも4本同じ長さにしよう!なんて簡単に書いています。フレームを横倒しに、ガントリーを縦位置にして組み込むと楽な気がします。
(私はそのまま組みこもうとして苦労しました)
(写真はZアイドラーの取付を間違えています(笑)
一般的には同じ高さの突っ張りを4隅においた上へガントリーユニットを預けてZベルトを張る方法があると思います。
とりあえずZの1軸分ベルトを通してみて長さを計る。Zアイドラーを緩めておくのを忘れない。
ベルト通しはガントリー下部を先にプレートで固定(ベルト端はツライチでOK)→Zドライブ→Zアイドラー→ガントリー上部→ベルトを少し張りつつ→プレートで押さえる(ベルト余分長さは3cm程度あっても良い)
上側のベルト押さえプレートの向きに注意
うちのは間違えてるんですが(笑)本来は余らせたベルトを逃す為の逃しらしく側面の逃し溝はフレーム外側になる様に。
ハンドル(持ち手)のこと
v2.2位までは移動用ハンドルがあった様です。
v2.4では一切持つ所がなく、パネルを貼ると重量が更に増し引っかかりが無くなるため移動が困難になります(笑)
こちらからハンドルSTLをダウンロードしてプリントしてこの辺で取付けて置いた方が良いです。無理に持ち上げると歪んだりします。
STLの解像度低いのか、すこしカーブ部分でカクカクします。気になる人はCADファイルからSTL生成し直したら良いと思います。
このハンドルのデーターはパネル押さえを兼ねていない物でパネル厚みに依存しないです。