二重埋没法手術のリスク(手術中編)
二重埋没法手術にはどの様なリスクがあるか
皆さんが、美容整形を受けるにあたって、感じている不安の一つが、どのようなリスクがあるのか?ということではないでしょうか?私は常々、ツイッターなどでリスク情報に関しても発信しておりますが、美容医療に限らず、ノーリスクの医療行為というのは存在しません。大切なのは、どの様なリスクがあるかを患者さんが知ることと、医師・患者さんがリスクを下げる努力をすること、また、起きてしまったことに対して適切に対応することだと思います。
今回は、当院でも最も人気のあるメニューである、二重埋没法のリスクについて、お話したいと思います。
二重埋没法のリスクは、①手術自体のリスクと、②術後のリスクの2つに分けられ、今回は埋没法手術自体のリスクについてお話し致します。
薬剤アレルギー
1つ目が、薬剤アレルギーです。埋没法手術は、消毒薬、点眼麻酔、局所麻酔、抗生剤、鎮痛剤などを使用しますので、それぞれについてごく稀にアレルギー症状を起こす可能性があります。そのため、術前にアレルギーの有無を聴取することが大切です。また、症状が出現したら、抗アレルギー薬の投与など症状に応じて適切な対応をいたします。
迷走神経反射
2つ目が迷走神経反射です。採血検査や歯科麻酔の注射で具合が悪くなった経験がある方もいると思いますが、あれは針を刺すことで自律神経の反射が起きて、血圧が下がり脳貧血を起こして体調が悪くなる現象です。二重手術は寝て行うので今まで起きた人を見たことがないですが、起きたとしても数分で自然に治るので、特に心配は不要です。
腫れ
3つ目が腫れです。手術は麻酔の注射をしますし、針で皮膚を刺して瞼を糸で縫います。その際に、必ず腫れが出ます。もちろん、腫れが最小限になる様に手術を行いますが、腫れが目立つ場合もございます。通常、2点埋没法であれば1週間くらいで見た目の腫れの大部分は引いてしまいます。その後、細かい腫れが1〜2ヶ月で引いてラインが完成します。
内出血
4つ目が内出血です。内出血は麻酔の注射や瞼を縫合する際に起きる可能性があります。毛細血管を刺さないように針を血管から避けて粘膜や皮膚を刺すのですが、深いところにある見えない血管を避けることは不可能なので、内出血する可能性が若干ございます。内出血の程度は個人差があり、軽度のものであれば数日で目立たなくなりますが、強い内出血が出た場合は完全に消えるまで数週間かかる場合もございます。ちなみに、術前にアイプチなどを使用していると炎症によって内出血が起きやすいので、できれば術前は1ヶ月くらい中止して手術を受けるのがベストです。
角膜損傷
5つ目が角膜損傷です。手術の器具が眼球に当たって、角膜を傷つけてしまうということが起きたという報告が非常に稀ですがございます。気をつけて手術を行えば器具が眼球に触れることはまずありませんのでご安心ください。また、同様にコンタクトレンズを装着したまま手術すると、眼球を傷つける場合がございますので、必ず手術前に外すようお願い申し上げます。
いかがだったでしょうか?今回は、人気メニューである二重埋没法手術のリスクについてお話ししました。次回は、埋没法手術の術後起きる可能性のあるリスクについてお話します。
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【参考動画】
二重埋没法手術のリスクを美容外科医が解説!!!https://youtu.be/n63Z2KSSF_g