ヒアルロン酸豊胸の口コミと噂〜真相を医師が解説します〜
豊胸手術を検討する方たちにとって、口コミや噂は大事な情報源です。
クリニックがオフィシャルに発信する情報は、基本的に自分たちを良く見せようとする宣伝なので、どうしても内容が偏りがちなんですね。
オフィシャル情報よりも、今や口コミの方が信頼度が高かったりします。
ですが、中には専門家としては見過ごすことのできない大きな誤情報もないわけではありません。
こうした間違いを正すべく、豊胸にまつわる口コミや噂の真相を解説していきたいと思います。
「ヒアルロン酸=柔らかい」は間違い
ヒアルロン酸というと、スキンケア用品に使用されたり、関節の動きをよくする潤滑油のように使用されたりするものというイメージがあると思います。
ですから、総じて柔らかいという印象を持たれる方が多いのですが、種類は様々で、中には硬いものも存在します。
豊胸に用いるヒアルロン酸も硬いです。
柔らかすぎると流れてしまい、形を維持できなくなってしまうからです。また、柔らかいものはすぐに体に吸収されてしまうので、豊胸効果を長く持続できません。
ヒアルロン酸は注入部位によっても硬さが変わる
どこに注入しようとヒアルロン酸自体の硬さは変わりませんが、硬さの感じ方は変わってきます。
皮下に注入すると硬さは強調されますが、乳腺下や大胸筋下に注入すると、硬さの印象は和らぎます。
また、皮下脂肪が多く、もともとバストが大きい方ならさほどヒアルロン酸の硬さは気になりません。
ただ、痩せて胸の小さい方は硬さが際立ちます。
実際の触感は「消しゴム」?
ヒアルロン酸豊胸を行った胸はどのような感触かとよく聞かれますが、私は「消しゴムのよう」と答えることが多いです。
もちろん、元々の脂肪量や注入位置によっても変わってきますが、皮膚を通して感じられるヒアルロン酸の感触はそんな感じです。
術後になって思った以上に硬かったと嘆かれる方も少なくないので、検討される際は十分に確認をするようにしてください。
「ヒアルロン酸豊胸のしこりは取り出せない」は間違い
ヒアルロン酸豊胸の後、注入したヒアルロン酸がしこり化することがあります。
注入したヒアルロン酸が溶けきらず、周辺に被膜を作って体内に止まってしまうからです。
このしこりは、ヒアルロニダーゼという酵素で溶かして除去することができます。
その際、エコーでしこりの位置を正確に確認しながら1つずつ除去する必要があります。
このためエコー検査の設備のないクリニックでは、しばしば「しこりはできるもの」「しこりは放置しても害はない」という説明がなされるので要注意です。
「ヒアルロン酸豊胸は世界中どこでも受けられる」は間違い
ヒアルロン酸豊胸を禁止している国は、意外に少なくありません。
フランスでは明確に禁止されています。
アメリカでも、豊胸目的にヒアルロン酸をバストに注入することは禁止しています。
理由は安全性が確立していないためです。
世界的に見ると、ヒアルロン酸を豊胸目的に使用しているのは、日本、韓国、中国などのアジア圏のみです。
ところが最近(2019年4月)、日本でもむやみなヒアルロン酸の使用に警鐘が鳴らされ流ようになりました。一部のヒアルロン酸が、がんの発症を促進する可能性があると研究結果を、東京大学の研究チームがアメリカの科学誌“Developmental Cell”に発表したのです。
こうしたリスクがあるということは、頭の片隅に置いておいてください。
豊胸にまつわる口コミや噂の解説が1冊の本に!
この他にも、豊胸手術にはさまざまな誤った口コミや噂があります。
今年、当院の大橋医師がこれらをまとめた1冊の電子書籍を出版しました。
ヒアルロン酸豊胸に限らず、専門の脂肪注入やシリコンバッグ 豊胸についても触れています。
その根底にあるのが、根拠のない誤情報に振り回され、術後に後悔する人を少しでも減らしたいという思いです。
一人でも多くの方に届けたく、無料サンプルPDFをご用意しました。
よろしければダウンロード申し込みページへとお進みくださいください。
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