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豊胸手術で失敗しないために知っておきたい5つの常識〜ヒアルロン酸・アクアフィリング編〜

こちらは、以前ご紹介した記事「豊胸手術で失敗しないために知っておきたい5つの常識〜シリコンバッグ編〜」の続編です。
現在、豊胸手術に用いられる人工的な注入剤(ジェル状充填材)として最も一般的なものは、ヒアルロン酸とアクアフィリング(アクアリフト)です。これらを用いる豊胸術は、その手軽さから以前は「プチ豊胸」とも呼ばれていました。だだ、こうした親しみやすさとは裏腹な意外な事実もあります。(情報提供:THE CLINIC

1:ヒアルロン酸の豊胸効果は長くて2年程度

マクロレーンVRF30(旧SUB-Q)やハイアコープなど、豊胸目的で比較的一般的に使われるヒアルロン酸の場合、豊胸効果の持続期間は半年〜2年程度と言われています。ただしその間大きさがずっと維持されるということではなく、注入直後からバストが少しずつ小さくなっていき、2年ぐらいで元に戻ってしまうというイメージです。
恒常的に胸を大きくしたいと考えている方には不向きかもしれませんが、結婚式で衣装の見栄えを良くしたいなど、特定の一定期間だけ効果が得られればそれで良いとお考えであれば、最適な方法かもしれません。

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2:バストに注入できるヒアルロン酸は概ね100cc

先ほど、ヒアルロン酸豊胸は効果が時限的だと解説しましたが、注入量を多くしたからといって、それに比例して効果の持続期間が長くなるというわけでもありません。それどころか、一度にあまり多くのヒアルロン酸を注入してしまうとバストの手触りが硬くなり、かえって不自然な仕上がりになってしまいます。注入量の目安としては、せいぜい片胸に100㏄、カップにして1カップ程度のバストアップが無難な量です。これを多いと考えるか少ないと考えるかは人それぞれですが、いずれにせよ、大幅なバストアップには不向きな施術だとお考えください。

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3:ヒアルロン酸で豊胸した胸は意外に硬い

ヒアルロン酸豊胸を経験された方たちがよくおっしゃるのが、「思ったほど柔らかくない」ということ。ヒアルロン酸といえば、どうしてもみなさん、顔の整形で使用する注入剤をイメージされる方が多いようですが、顔用のヒアルロン酸と豊胸用のヒアルロン酸は全く別物とお考えいただいた方が良いでしょう。豊胸用のヒアルロン酸はかなり粒子が大きく、その分手触りも硬くなっています。これは、バストの中で形を維持し、豊胸効果をできるだけ長続きさせる必要があるからです。
また、触り心地は注入する場所や、もともとの体型にも大きく影響を受けます。皮膚に近い層に注入した場合やバストの脂肪量が少ない方は、ヒアルロン酸の硬さがダイレクトに表面に伝わり、より一層硬さを感じるかもしれませんので、あらかじめ注意してください。

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4: アクアフィリングでもしこりになることはある

アクアフィリング(アクアリフト)豊胸のメリットは、ヒアルロン酸豊胸と同様に手軽に受けられるということと、ヒアルロン酸豊胸で考えられるいくつかの問題点(硬さと効果の持続期間)が改善された点にあります(メーカーの情報によると、効果の持続期間は約3~5年とのことのようです)。
ただ、私たちの実感からすると、必ずしも良いことづくめではありません。アクアフィリングは周辺組織との親和性が高く、しこりを生じるリスクが少ないとの触れ込みでしたが、アクアフィリング豊胸を受けた後にしこりを訴えて来院される方が、最近増えてきているのです。
また、効果は術後数年続くとのことなのですが、実際には数ヵ月でしこりや炎症・感染等の不具合が生じる例も経験しています。どのような方にこうしたトラブルが生じやすいのか、原因は未だはっきりしていないのですが、このようなリスクがないわけではないということは十分にご理解ください。

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5:アクアフィリング豊胸の安全性は、実は疑問視されている

実は、日本美容外科学会(JSAS)はアクアフィリング(アクアリフト)豊胸を推奨しないとの立場を正式に示しています。慢性炎症、腫瘍、皮膚潰瘍などの合併症が報告されており、こうした懸念を十分に払拭できるだけの十分なエビデンス(科学的な裏付け)が得られていないからです。このような動きは、韓国やアメリカといった美容施術が盛んな国でも見られます。世界的に見れば、アクアフィリング豊胸はマイノリティな施術だと言えるのです。

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ヒアルロン酸やアクアフィリング といった、いわゆる「ジェル状充填材(じゅうてんざい)」を直接バストに注入する施術は、世界的に見るとマイナーな施術だということは知っておいてください。禁止されているか、推奨されていない国がほとんどです。
最近の東京大学の研究でも、ある種のヒアルロン酸が発がんに影響することが示唆されました。
手軽な方法ではありますが、体への影響も懸念される方法なので、当院ではオススメしていません。
ではどうすればいいか? ですが、当院では脂肪豊胸をオススメしています。
詳しくはこちらにまとめてありますので、よろしければご覧ください。
↓↓
「豊胸手術にはおすすめできないものもある!」失敗しないために知っておきたいこと

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