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【蓮ノ空ラブライブ!大会】LINK to the ◯◯◯ 〜繋いで叶える物語


 2023年度 ラブライブ!決勝大会。
当時は「あそこまでやってて負けるわけない」、
そう信じてやまなかった。

が、結果はご存知の通り。
4月からずっと見てきて知ったつもりでいたが、
私たちはあまりにも知らなすぎた。
彼女たちの心の底からの思いも、ラブライブ!決勝大会がどんなものなのかも。

 本当の意味で彼女たちと繋がりきれてはいなかったのだ。


 ここからは、金沢という街を通して彼女たちをより知って想いを繋ぐべく自分なりに戦った1年ちょっとの「活動記録」となります。
しばしお付き合いの程お願いします🤲

活動記録103期15話 PART6より


 明けて2024年度。
新一年生が3人入部し、3つの新しい色が加わった。その中に1人、百生吟子といういかにもな和風美少女がいた。聞く所によるとどうやら金沢の伝統文化が何よりも好きらしい。
そんな彼女の熱弁に当てられて私も金沢という街により興味が増し、東北住みながら自然と金沢へ足を運ぶことが増えた。


 春。

2024.4  金沢城公園下

 前年の配信で村野さやかちゃんがオススメしていたカフェのプリンに大感動したり、
通りすがりの地元マダムにひがし茶屋街の柳の木にまつわる面白い話を聞いたりした。

ふと寄った地元の見た目ボロいラーメン屋の壁には常連さんの写真がびっしり。
それについて語る店主さんの嬉しそうな表情が印象的だった。
そんな人の作るラーメンは飾り気はないが心温まる味だった。

2024.4  東出珈琲店

 もちろん食べてばかりではなく伝統文化にも触れることができた。
加賀友禅。こんな緻密で精度が求められるものが
はるか昔から、しかも全て手作業で作られていたというもんだから驚いた。

 スケジュール詰めすぎたせいで体験まではできなかったのが心残りだったが、
伝統を語る方々の熱弁を聞いて、皆誇りを持って守ってきたのだというのを感じられた。

その中で「ただ伝統をその形で守る」のではなく
未来へ伝えるために時代に合わせて縫い直していく、といったワードが皆さん共通していたことに気づいた。

 春の訪問を通して、金沢という街は「人の縁」と「伝統」をとても大事にし、未来に向けて育てていくのに熱を注いでいる、そんな印象を強く受けた。蓮ノ空のスクールアイドルクラブの皆のこれまでの積み重ねも、他でもないその中の一つだったんだ、と腑に落ちて一つ彼女たちのことを知ることができたのであった。

2024.4  ゆのくにの森
活動記録104期4話 PART6より


  夏。

2024.7  浅野川

 金沢の花火大会というものは何たるかを知るべくクルマを走らせた。北陸の夏というものは想像以上にしんどいもので、烏骨鶏卵ソフトがたいへん心に沁みた。
肝心の花火はスクールアイドルクラブの皆が今年の優勝を誓った卯辰山の見晴台から見ることに。それぞれの色が合わさって一つの芸術となる。
スクールアイドルの輝きを見るような心持ちで見守ったのでした。

彼女たちもどこかで見ていたのかな、そんなことを考えながら。

2024.7  北國花火大会
1年生ズはお留守番?


 秋。

2024.11  近江町市場


 秋は実りの季節、又の名を彩の季節という。
私が生まれた季節というのもあるが1番好きな季節だったりする。イチオシの夕霧綴理ちゃんが生まれた季節だし。

たまたま金沢でみた11/2のさやかちゃんのWith×MEETSで触れられた太陽ヶ丘のメタセ大通りへ翌日に行ってみたり、また2週間後に来てみたり……
綴理ちゃんとさやかちゃん2人の想い出に少しでも近づけたのが嬉しかったです。

not村長翌日はまだ黄色
2週間後には綺麗な飴色

 コレくらいの時期になると加賀の伝統料理の「治部煮」でいい感じに温まれるのが素晴らしいね。スクールアイドルクラブの皆に限らず、金沢の人間はこれ食べて冬越せるのかと思うと非常に羨ましい限り。

いつか吟子ちゃんには加賀料理についても語ってほしいな



 冬。

2025.1  尾山神社

 地区・地方予選は難なく越えてやってきたリベンジの刻。2年連続で勝ち上がっているから当然優勝候補、と思ってたが長野にとてつもないバケモノがいると聞いた。
 今回の決勝の会場は横浜アリーナ。前回とは違い、私も運良く現地へ観にいくことができた。
いざ始まった瞬間感じた空気の重さは多分忘れられないだろう。彼女たちはこんな所で戦ってきたのかと鳥肌がたちました。
 1コーラス約90秒で全てが決まる世界。
陸上の短距離選手だった私には痛いほどわかってしまうそれの残酷さ。彼女たちは楽しむと意気込んでいたがこちらとしては正直あの時は祈るほかなかった。
そんな中、トリを飾った彼女たちはビックリするくらい楽しそうで輝いていた。
ただその前の長野の優勝候補である瑞河女子のパフォーマンスも鬼気迫るものがあった。

スタイルは真逆といってもいいものだったがコレはわからん!そう思っていたら前代未聞の事態が……

結果はまさかの同率1位。史上初のプレーオフによる決戦が決まったのでした。

こちら側の世界と繋がった歴史的瞬間

 プレーオフを待ちつつ普段通りの生活を送ってる中で花帆ちゃんのとある配信の予告がされた。

 この時期にお願いってなんだろう、気になって仕方ないのでこの日は爆速で仕事を片付けた。

お願いの中身を簡単に並べると

・決戦相手の瑞河女子には院友?のセラスちゃんという子が通っている。
・彼女は瑞河でスクールアイドルとしてステージに立つという夢がある。
・しかしセラスちゃんはまだ中3でルール上立つことはできない。
・その上、瑞河の今年度での廃校が決まってしまいこのままだと夢が叶えられなくなる。
・難しいのは承知だがなんとか叶えてあげたいので署名に協力してほしい。

 花帆ちゃん本人も言う通り、確かに難しいとは思う。ただこの2年近くの間、花帆ちゃんたちが
夢を花咲かせようと頑張る姿を見てきたのでなんとか力になってあげたい。
そして、双方思い残すことのない真っ向勝負のプレーオフが見たい。
何より、「繋がり」を大切にしてきたからこその行動に何かしてあげたい。

そんな想いから私は協力することにした。

 後日、無事署名が通り、セラスちゃんが特例での参加を認められることになったと聞いて一安心。

 そして今日、その歴史的な決戦の日が訪れた。

私は今年も去年と同じように蓮ノ空が優勝すると信じている。


去年とは違ってあの子達が育った街を通して想いや足跡を知り、繋がることができたのでより強く確信している。
あの重圧漂う決勝の舞台での輝きを見てきたのだから尚更だ。

2人となる瑞河女子がどこまでパワーアップするかも楽しみだが負ける気はしません。

 笑っても泣いても今日が最後の日。
この先の歴史は、まだ誰も知らない。

今日という日を、私も精一杯楽しもうと思う。

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