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007_子どもの「なんで」から気づいたこと
よく6歳くらいまでの子どもには「なぜなぜ期」があると言われてます。身近なことや人、物について「なんで?」や「どうして?」と質問してくること。
「どうしてりんごは赤いの?」とか「空は青いの?」とか。何十年と生きててもパッと答えられない質問も多いですよね、、、
わが家には小学3年生の息子がいます。
そんな彼が「なんでサッカーのチャントで『アレ!』ってよく使うの?」と聞いてきました。
答えは、アレ(Allez)フランス語で「行くぞ」や「がんばれ」の意味であり、選手を鼓舞するためにチャントに使われている、でした。
スタジアムでは歌詞の一部としか認識していなかった私でしたが、息子の質問で知ることができました。
息子からの何気ない質問でしたが、普段生活してる中でも意識していないとそもそも気づかなかったり、誰かが言ってたことを鵜呑みにしたり、深掘りせず「そういうものなんだ」と思っていることが少なくないことに気づかされました。
調べれば答えがわかる単語の意味ならまだしも、例えば、「〇〇がダメな理由って何?」と聞かれた時に思考が停止してしまって「ダメなものはダメでしょ」としょうもない回答をしてしまうことも。
さらにはただ時間だけが過ぎて答えが出せない、出せたとしても論理的に説明することができない。
そうなると、思考力も↓言語化力も↓となる一方だなと。(私の課題でもある)
だからこそ最近は普段から物事に対して「なんで?」と深掘りをする習慣をつけるようにしてます。
深掘りをすることで私なりに感じたメリットを2つ
①思考力が上がる
どうしてそう思うのか?その逆だったらどうなのか?と考えたり、思い付かなければ調べたりすることで今まで気づくことのできなかった意見や発想に辿り着くことができた。
例えば、人との会話の中でも興味がないわけではないけれど、「そうだったんですね」「なるほどー大変でしたねー」と共感程度の相槌しか言えないことしばしば。
深掘りを意識することで「どうして〇〇と思ったんですか?」「その後どうなったんですか?」「逆に〇〇だったらどうしてました?」と返すことで、先入観にとらわれず思考の幅が広げらることができる。
また相手の発言から、「〇〇と言えば、、、」と別のことを連想できて話を膨らませたりもできる。
②自己肯定感が上がった
もとももネガティブ思考よりの私は、例えば子どもにイライラした時に感情のまま動かないように、
「あれ?どうして私今イライラしたの?」
「子どもがそうしないと本当にダメだったの?」と
イライラしたところからどんどん自分の気持ちに理由を問いかけることで、結果「そんなイライラする必要なかったね」なんて着地することも。
考えている間に怒りの沸点も下がって怒らずにすんだり、怒って自己嫌悪になったりすることも減った。
以上のように【なぜ、どうして】を意識することで、自分自身の変化も感じることができました。
デメリットとしては深掘りにやたらと時間が要するけど、メリットと比較すると必要な時間と捉えてます。
そして、質問をしてきた息子には「疑問を持って調べることはとても良いことだね!」と伝え、彼の成長に繋がればいいなと思いました。