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キャンプ

この金土と、ambrで全社キャンプを開催した。

こういう全社合宿的なイベントを開催するかというのは初期のスタートアップや小さなチームにとって少し悩むポイントかもしれない。僕らも初めて開催したのは2020年と、2018年の創業から二年経った後だ。悩む理由は、何のために開催するのか、その目的のためにはどういうフォーマットやコンテンツが良いのかという部分であろう。チームビルディングをはかるのではあれば飲み会やボードゲーム会でもいいかもしれないし、全社の経営方針を議論や共有をするのであれば会社の会議室でもよくてわざわざ別の場所で合宿する必要はない。こういうことを真面目に考えていくと、キャンプとか遠征合宿みたいな結論がバシっとでるわけではないと思う。

なのでambrでは、あえてそういう議論はすっ飛ばしてキャンプをやっている。さらには、特に目的もコンテンツも用意していない。会社としてはBBQとお酒とロッジだけ用意している。集合時間も現地に15時くらいに来てね、くらいで、参加者は宿泊しても良いし日帰りにしても良い。
いわゆるよくある全社合宿であるような、経営方針の共有会や何かの振り返りみたいな類も一切なく、ただ焼肉して酒を飲んで花火して温泉入ってボードゲームやスマブラをしたりする。

そんな感じでやっているが、間違いなくやってよかったなと思っている。いまambrは30数人の組織だが、すでにそれぞれが携わっているチームやプロジェクトも細分化されている中で、いろんな人同士がゆっくりコミュニケーションできる機会になっていると思う。みんなの普段とは違う一面が見れたり、会社ではなかなかしないような話ができたりするし、何より普通に楽しい。自分は多分今年初めて花火をした気がする。スマブラが強い人が多くてぼこぼこにされて悔しかった。深夜のボードゲームはそれぞれの性格がでるからめちゃくちゃおもしろかった。

これらは、オフィスでのロングミーティングでは得づらいものだと思うし、また設計しきれるものでもない。ゆるい会だからこそ、またはキャンプだからこそ得られる思い出があると思う。

ふだん合理性やロジックというものを重視して会社は経営されると思うが、たまにはこういう余白や曖昧さがあるくらいが良い気がしている。

これまでなぜか二年に一度の間隔で開催している。
一年後なのか二年後なのかわからないがまた次回が楽しみだ。