人を笑わせるコツはなんですか?
TBSラジオ「全国こども電話相談室」アーカイブ
Q:人を笑わせるコツはなんですか? (小3、女の子)
よゐこの濱口先生:じゃあ、森田先生お願いします。
森田先生:(笑)こうやって、突然、予想しないようなことを言うと、びっくりして人を笑わせるという方法もあるんじゃないですか。
濱口先生:なるほど(笑)
森田先生:人が思いもよらないことをやると笑うかもしれませんね。例えば、まっすぐ歩いている人が突然転んじゃったりすると、転んだ人には申し訳ないと思うけど、おかしかったりすることがあるでしょ。
よゐこの有野先生:(濱口先生が女の子の質問の答えを森田先生に求めた)今のは面白かったかな?
女の子:う~ん。
一同:(笑)
森田先生:それも、さっきのやり取りをぼくらは面白いなって思っていたから、「面白かった?」って聞いたんだけど、あなたも「面白かった」と言うと、みんな予想していたんだけど、それを裏切る答えだったので今、笑ったの。面白かったの。
濱口先生:ぼくは、あたなが最初に電話したときのあいさつで笑ってしまったんですね。「おはようごぜ~ます」って言ったんですね。「おはようございます」という当たり前の言葉を少しもじって言うと面白かったりするの。間違ったのかもしれないですけど、それもさっきみたいに予想の裏切りみたいなものかもしれない。
おねえさん:それは、みんなの考えと少し違うことをするということなんですかね?
有野先生:そうですね。ぼくが聞いたことがあるのは、「トーン、テンション、タイミング」やて。
おねえさん:今の3つの意味は分かるかな?
女の子:ちょっと聞こえなかった…。
有野先生:まず、「トーン」って分かる? 声の大きさみたいなことですかね。「テンション」は気持ちを高ぶらして言うか、落ち込んでいるみたいに言うかかな。
おねえさん:テンションは声の張り、元気に盛り上げていこうということでしょうかね。
有野先生:そう。そして、「タイミング」ですかね。いつ言うかということですね。
女の子:この3つがそろうと面白い?
有野先生:例えば、冷蔵庫があるとするよね。普通に冷蔵庫と言うじゃなくて、(突然、抑揚をつけて声を張り上げる)「冷蔵庫!!」(笑)。こういう風に今のは、どっちが面白いかというと声を大きく言った方が面白い感じやんか? この違い分かった?
女の子:はい。
おねえさん:急に冷蔵庫と大きい声で言われたら笑ってしまいますね(笑)
森田先生:(有野先生に負けじと大きな声で)冷蔵庫!!
一同:(笑)
濱口先生:ぼくらも最初、テレビに出たとき教えられましたもんね。タイミングも何も分からなかったら、大きい声だけ出していろと。だから、お笑い芸人の若手が集まるとうるさいんですよ。みんな、そう教えられて、そのことを覚えているから。
おねえさん:みんなが大きい声なんですか。
森田先生:じゃあ、みんな教えられたとおりに真面目にやっているんだね。
濱口先生:真面目な芸人は大きい声を出しているんですね。
おねえさん:じゃあ、みんながびっくりするような大きな声を出したらよいみたいですよ。
女の子:ちょっと聞いていいですか? うちの学校に本当に面白い子がいて、よく黒板に字を書くとき、おもいっきり黒板をバシッと叩いて、「はい!注目!」と言うですよ。これってコツなんですか?
有野先生:大きな声を出して注目を集めていることは十分にコツになっているんじゃないですかね。
おねえさん:やはり、「トーン、テンション、タイミング」ですか?
有野先生:はい。
お笑いコンビのよゐこ 先生
注:「全国こども電話相談室」は1964年7月から2008年9月まで全国各地のTBSラジオの系列局で放送された番組です。回答内容及び回答者の肩書・役職等は放送当時ものであることをご了承ください。
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