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二十祭、おめでとう
あなたたちは、もう私の文化だよ。
SUPER EIGHTの20周年ドームツアー「二十祭」、遊びに行ってきた。
実は十八祭も行っていて、noteも書いてたんだけど、とても公開できる内容じゃなくて今も下書きに眠っていて。
だけど本当に、2年間で私にも彼らにも何があったんだろうってぐらいライブ後の感覚が違ったから、これは残しておかなきゃと思って今これを書いています。
十八祭の時、ライブ後にただただ「ごめんなさい」と泣くことしかできなかった。
5人はかっこよくて、前を向いていて、私が知っているあの頃みたいにたくさん笑ってて。
だけど隠しきれない深く確かな傷が、見えた。
ごめんなさい。
5人にも、あの頃を乗り越えようとした彼にも、6人のことが、7人のことが好きな人たちにも。
私の好きな人が、あなたたちのことをたくさん傷つけてたくさん苦しめて本当にごめんなさい。
今なら思う。
傲慢だなあ。メンバーは私なんかより何倍も、何万倍も同じ時間を過ごして、一緒に生きてきて、それなのにたかが1ファンの私が何を謝れるっていうの。
だけど2年、そんな気持ちをうっすら、でも確かに抱えてた。
去年、彼らはSUPER EIGHTとして再生した。
もう、私の好きだった人が帰れる場所はこの世のどこにもなくなったと思った。
だから彼のことが好きだった私も、もう帰れないって思った。
私には、関ジャニ∞が出会わせてくれた大切な友達が3人いる。
ライブ会場やそれ以外でたくさん遊んでいる、もう10年以上にもなる友達たち。
そのうちの1人が、「二十祭、来ない?」と誘ってくれた。
帰れないって思ってたのに、私、考える暇もなく「行く」って答えていた。
ネタバレを全部見てから行ったから、大きな声を出すことも泣き崩れることもなかったけれど、そのぶん色んなことを友達とたくさん話した。
「この演出、このツアーのこれや!」
「衣装懐かしい〜!」
「この曲のここでファンサもらったなあ」
「このアー写好きやった!」
あの時の私たち、受験生だったあの子に京セラでキットカットにメッセージ書いて渡したっけ。
仲良かった皆が全員公録当たって、初めて集合したね。
あの時あの子の彼氏と東京ドームのイルミネーション一緒に見たの覚えてる?
参戦服であの子達が喧嘩してさあ。
大雪で北海道から帰れなくなって。
その間、私ずーっとペンライトを赤色に光らせていた。
あの人のことが世界で一番大好きだった、あの頃みたいに。
あの人が大好きな関ジャニ∞が大好きだった、あの頃みたいに。
十八祭に行ったときはそんなこと出来なかったな。
邪魔したくなかった。5人の関ジャニ∞を。
だけどなぜか、今は赤色を持っていても大丈夫だって思った。
最後の挨拶でみんなから何度も繰り返される「ありがとう」って言葉。
こちらこそ、たくさんありがとう。
そこにいてくれてありがとう。
手を繋いで、最高で最強でい続けようって5人で乗り越えようとしてくれてありがとう。
いろんなことがあったのに、たくさん傷ついたのに、諦めないでいてくれてありがとう。
私が帰ろうって思えるまでこの場所を、私の大切な友達たちの大好きな場所を、必死に守り続けていてくれて本当にありがとう。
心の底から、そう思った。
もう泣いたり、申し訳なくなったりしない。
だからこれからも、たまに帰らせてね。
どうか5人で迎えてくれる日々がこの先も続きますように。
永遠なんてないけれど、今なら見える気がする。