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桂子・ハーンさん母校・横浜雙葉で「War Bride 91歳の戦争花嫁」特別上映会実施

3月17日(金)より東京を皮切りに全国でスタートする『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』での
『WarBride 91歳の戦争花嫁』の上映を記念して、出演者の桂子・ハーンさんの母校である横浜雙葉中学高等学校(旧・横浜紅蘭女学校)にて、TV放映された「解放区」版の特別上映会を実施。

上映前には、現地オハイオ州ライマでは深夜時間ながら、桂子さんがオンラインで登場。校内で行われた特別上映に駆けつけた、母校の大勢の生徒に向けて、「横浜、雙葉が紅蘭と言われていた 1948年に42回の卒業生として学校を出ました。92歳となった今でも雙葉を愛しております。ご覧下さる事、有難く思っております」と、感謝を込めて挨拶。

本作では、桂子さんが当時14歳、紅蘭の学生の時に起こった横浜大空襲のあまりにも悲惨な記憶。そして戦争から”わずか5年”で敵国であるアメリカの軍人と結婚し、”戦争花嫁”と呼ばれ日本だけでなく、アメリカでもひどい人種差別を受けた苦難の真実が語られるが、生徒たちへ向けて当時の様子を直接伝え、戦争への憎しみの思いを赤裸々に語りかけました。

また、愛する母校の生徒たちへ向けて、「戦争が過ぎ、平和になり、この新しい校舎が建って雙葉となった今、心から貴方たちが穏やかに学生生活を送れる事を大変うれしく思っております。」
「雙葉の生徒たち。この雙葉には貴方たちを愛して下さる先生たちがいらっしゃるのですよ。良く教えを守り、平和を保ち、人種を問わず人を愛する人間になってくださいね。”Remember Love Thy Neighbour." 隣人を愛す。ありがとうございました」と最後にメッセージを贈った。

その後、生徒からの質問コーナーでは「どうしたら戦争がなくなるのか」「様々なつらいことがあった中でも幸せだなと思ったことは?」といった質問が投げかけられると、ウクライナ戦争についての思いや、「自分は主人の義理の両親にもすごく親切にしていただいて、話していると心が休まり色々辛いこともありながら幸福でした」と、ひとつひとつ丁寧に回答。桂子さんのチャーミングな姿に生徒からは笑いも溢れ、終始和やかな雰囲気でやりとりが行われた。

また上映後、川嶋監督が登壇し本作を撮影するに至った成り立ちが語られると共に、あらためて「戦争は悪いけど、相手が憎いということはない」ということを強く言っていたという桂子さんの思いが語られた。
映画祭で上映される本作だが、「ぜひ、みなさんの親御さんや友達にも広めて頂き、声を拡げていただけたら嬉しいです。全国で、桂子さんが住むアメリカでも上映ができれば」と願いを込め、上映回を終えた。

【あらすじ】
日本が混沌としていた1951年、20歳の桂子は米軍の兵士と結婚し海を渡った・・・。米兵と歩いているだけで娼婦と呼ばれた時代である。「戦争花嫁」と呼ばれ、激動の時代を生きた桂子の人生、生き様、家族、苦悩、差別などを当時の世相と共に描いた意欲作。
戦争直後に、なぜ敵国米軍と結婚したのか?なぜ敵国だったアメリカに渡ったのか?
そこにあった幸せとは・・・これは真実の愛の物語である。

テレビも、SNSも超えて、伝えたいことがある。
「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」 
3月17日(金)より東京、大阪、名古屋、札幌にて順次開催

【東京:ヒューマントラストシネマ渋谷/3月17日(金)~30日(木)】
【大阪:シネ・リーブル梅田/3月24日(金)~4月6日(木)】
【名古屋:伏見ミリオン座/3月24日(金)~4月6日(木)】
【札幌:シアターキノ/4月15日(土)~21日(金)】

■TBSドキュメンタリー映画祭2023
公式HP(https://www.tbs.co.jp/TBSDOCS_eigasai/
Twitter(https://twitter.com/TBSDOCS_eigasai

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