見出し画像

続きを望んでいるアニメ~東京レイヴンズ~

この前の休日にプライムビデオでたまたま見つけた『東京レイヴンズ』を一気見しました。当時リアルタイムで見ていたのですが、タイトルを見つけた瞬間懐かしさに襲われて再生してました。

『東京レイヴンズ』はあざの耕平さんのライトノベルが原作のアニメです。

呪術の類が災害の一種・霊災として認識されている現代が舞台で、主人公の土御門春虎は陰陽道の名家・土御門家の分家筋として生まれましたがその才能はからっきし。一方、同い年の少女、本家筋に当たる土御門夏目は次期当主として天才的な才覚がありました。幼い頃は共に遊んだ二人でしたが中学を境に夏目は陰陽道を極め、祓魔師となるべく上京したため連絡も取り合うこともすっかり減っていました。
地元に残り友人たちと高校生活を謳歌する春虎でしたが、ひょんなことで夏目と再会。その後、事件へと巻き込まれそれを解決すべく春虎は夏目の式神となり、今まで目を背けてきた血筋や陰陽道というものを意識し、その道を進むことを決意し物語は進んでいきます。

全24話で適度にギャグ描写もあり見やすい部類かと思います。陰陽師といいながら現代に和モノアクションを取り入れた、まあ、よくある形ではあります。最近の作品で言うと『呪術廻戦』みたいな感じでしょうか。見ていた当時は『青の祓魔師』の和風濃いめ、みたいな認識でした。お札ビュンビュン飛ぶし。その割には式神はメカだったり、術式詠唱時は「オーダー!」と叫んでみたり現代的というか文明開花してます。

なにが良いってね、キャストですよ。

主人公・土御門春虎は石川界人さん。『ハイキュー』の影山や『ダンベル何キロ持てる?』の街雄さんだったり、今やメインキャスト引っ張りだこの人気声優さん。演じる春虎はポジティブ元気な男子高校生。
そしてヒロインというか、もう一人の主人公・土御門夏目は花澤香菜さん。ご存じ花澤香菜さんですよ。夏目ちゃんは黒髪ロングのかわいらしい女の子でありながら土御門家のしきたりに従い普段は男装で過ごしています。そのため少し少年ぽい声も出したりしてて細かい。

その他、春虎の地元の友人でありながら共に陰陽道に進む元ヤン・阿刀冬児は木村良平さん、最年少で陰陽師の上級資格・陰陽1種を取得し神童としてアイドルのようにもてはやされる女の子・大蓮寺鈴鹿として佐倉綾音さんが出演されてます。喜多村英梨さん、下野紘さんなどなど。ほんとキャストが豪華。

で、中でもキャラ、キャストともに推しているのが春虎たちのクラスを受け持つ担任の先生・大友陣。CV.遊佐浩二(敬称略)。

この大友先生、普段は飄々と生徒をまとめる先生でメガネと関西弁がトレードマーク。実はかつて陰陽師を統括する陰陽庁に所属し、呪術が関わる犯罪を追っていた元呪捜官。その実力は超一流で鈴鹿と同じく陰陽1種資格所持者。この資格を持っていると十二神将というアイドルで言う「神7」みたいな、とにかく強い人、みたいな称号を得られます。その十二神将に数えられ、表に出ずに仕事をこなすことから「シャドウ(黒子)」の名で通っています。
そんなすごい人がなぜ先生なんてことをやっているかというと、夏目の存在があったからです。土御門家の次期当主の天才であるほかに、夏目は半世紀前に『安倍晴明の再来』とも称えられた天才陰陽師・土御門夜光の生まれ変わり、というか夜光の魂をそのまま引き継ぐ転生者とされていたためでした。夜光は衰退した呪術を再興させ、かつての大戦への技術転用にも尽力、現代の陰陽術の基礎を築いた人物です。しかしその才を用い、強大な儀式を行なったことで東京に霊災を引き起こしたために現代では偉業よりも悪名の方が広まっており、土御門家は名家でありながら良い印象は持たれていません。そんな認識でありながらも夜光に心酔する者も多く、夜光の魂を継ぐ夏目を「北辰王」と称える狂信的な信者も。そんな夏目や過激な信者に目を光らせるお目付け役として陰陽庁から送り込まれたのが大友先生でした。

先にメガネと関西弁がトレードマークと書きましたが、その他にも身体的特徴が一つ。右足が義足で杖をついているのです。これは先生になる前の激しい戦闘によるもの。ただ、そんなハンデを背負いながらも戦闘がすごくかっこいい。大友先生のガチ戦闘シーンが物語の大事なところに入ってくるんですけどすごいかっこいい。私を遊佐廃にした極めつけがこの大友先生だったりします。ちなみにきっかけはタイバニのルナティック。
大友先生が戦闘時に敵に対して「去ね」と言い放つシーンがあるのですがそれがバチクソかっこいい。痺れる。

で、このアニメでは春虎の成長と陰陽師としての覚醒までが主に描かれます。これは原作で言う第一部に当たる部分でまだまだ続きがあるんですよ。覚醒した春虎の物語があるわけですよ。そしたら思って当然じゃないですか。

続編は?と。

まあ、正直難しいと思います。もう7年経過してますし。だいぶ早い段階でパチンコになりましたし。キャストも、イケオジ枠を演じていた石塚運昇さんがいたりしますし。制作会社も『転スラ』や『魔法科高校の劣等生』などのタイトルで忙しいでしょうし。

でも久々に見たら7年経っても全然違和感なく見れると思ったのは私が好きで好きでしょうがないからでしょうか?

まあ、2013秋アニメに分類されるこの作品ですが、当時の他作品が強かった、というのはある。見てみると、

・キルラキル
・境界の彼方
・ぎんぎつね
・凪のあすから
・弱虫ペダル

などなど。あと黒バス2期とかヴァルヴレイヴ2期とか。え、私すっごいアニメ見てた時期じゃん。いつ寝ていつ学校行ってたんだよ。

ここで挙げたタイトルなら『キルラキル』と『凪のあすから』が大好きです。

アニメ好きなら「なんで続きが来ないの!?」っていう作品の一つや二つあると思います。半ば諦めの境地ではあるんですけど、どうやったら続編作られるのか教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?