10月の大宮クイズ王
最多出場を競うすゑひろがりずさん、ダイタクさん。
初出場のBKBさん、守谷日和さん、ダイヤモンドさん。
慣れと新鮮さが混じり合った、10月の大宮クイズ王。
*当方、吉本興業所属の田畑勇一さんと藤本淳史さんを推すオタクです。お二人は「田畑藤本」という漫才コンビを組んでおられましたが、2020年末で解散。現在はそれぞれピン芸人として活躍されています。
10/3 すえひろがりず×BKB×守谷日和
藤本さんが今年からピン芸人なので、
看板ライブである大宮クイズ王で
ピン芸人さんとのコラボがたくさんあるといいな、
と思っていたところ、
クイズ王に最初に登場してくださったピン芸人が
BKBさんと守谷日和さんなの、
熱すぎて、情報出た時からジーンとしていた。
九州は、
土曜の午後にテレビで新喜劇が放送されていたので、
よしもとといえば大阪。
子供の頃からずっと大阪の芸人さんを
薄く広く推してきた。
ここ数年は、ありふれた流れで、
アキナ牛シュタインなどの大阪26期界隈が好きになり、
和牛さんの生みの親BKBさんはもちろん、
守谷日和さんのひとりコントも好きで、
東京に進出して少しずつ結果が出ているのが嬉しい。
昨年のあたま、
しだいに26期より少し下の、祇園、ネイビーズアフロ、
ラニーノーズなどを楽しんでいる最中に、
吉本全劇場生配信が始まり、
BKBさんを頼りに、
東京よしもとのライブを見てみたのがことの始まり。
BKBさんがいなかったら、
ダイタクにも田畑藤本にも出会ってなかった。
そのお二人が藤本さんと…。
始まる前から胸が温かかった。
BKBさん「バイク クイズ バイクです。」
藤本さん「それならBQBです。」
BKBさん「それに気づくか試したんで…合格です。」
早速先輩の洗礼を浴びる藤本さん。
今回の企画クイズは
1.略語クイズ(←NEW!)
2.藤本人力タイムショック
略語クイズ
「CD」「PTA」のような略語を
略さずに答える問題。
普通に正解したら3ポイント。
うまいことハマっていたら1ポイント。
大喜利要素にポイントがつくの、嬉しい。
個人的には
「VIP」の意味がガチでわからなくてヘコむ。
今回のハイライト
30回近くあって、見どころなしの回がない大宮クイズ王。
今回もありました。
この「まさかあんなこと」は↓
早押し問題の最終問題。
問題「2020年8月にオープンした
よしもとの常設劇場の名称は?」
バイクさん「よしもと神保町劇場」
守谷さん「よしもと神保町花月」
三島さん「よしもと神保町漫才劇場」
と不正解が続く。
南條さん「福岡・・・なんか長い名前やねん、福岡・・・」
藤本さん「不正解です」
そこから全員が
「福岡の劇場のあの長い名前だ!」
(福岡の私もおぼえていない)
のスイッチが入り、
バイクさん「福岡やまと証券漫才ラクーン劇場」
三島さん「福岡やまと証券コネクト劇場」
南條さん「福岡だいわ証券コネクト劇場」
守谷さん「福岡やまと証券コネクトペイペイドーム劇場」
三島さん「福岡やまと証券コネクトE-zo花月」
バイクさん「福岡やまと証券エゾ花月」
2周半したところで、
藤本さん「違います!
ヒント出します!
福 岡 で は ご ざ い ま せ ん ! 」
全員「なんやぁ!!」
…最後は、
守谷さん「よしもと有楽町シアター」藤本「正解です!」
正解し終わっても、
しばらく笑いの渦が収まらなかった。
どんな種類のお笑いだろう。
珍回答なわけではない。
お決まりのくだりをしたわけでもない。
クイズの出題で笑いを作れるなんて。
ほんと惚れ惚れする、私の推しは。
優勝は2度目の三島さん。
直前まで南條さんがトップだったのを
とにかく書けクイズでまくって、久しぶりの優勝。
おめでとうございます。
10/10 ダイタク×ダイヤモンド
大宮クイズ王にもMC藤本さんにも
慣れきったダイタクさんと、
初出場のダイヤモンドさん。
ダイヤモンドの野澤さんは
ガチジェスチャーで
同じチームになったり敵チームになったりする間柄。
未知数なのは山口県出身の小野さんの実力。
オープニングのトークで、
小野さんはヘキサゴンとIQサプリと
タイムショックを見て育ったとのこと。
藤本さん「タイムショック見てたんですね。
完璧です。
それがもしかしたら活きるかもしれない。」
最初から楽しみなフラグが。
おもしろクイズ
今回の企画クイズは
「おもしろクイズ」と「藤本人力タイムショック」。
おもしろクイズは、
野澤さんのTwitter上の日課
「おもしろ◯◯」からの出題。
「おもしろ◯◯」とは↓
過去に野澤さんがツイートした
「おもしろ◯◯」をそのまま出題。
正解3ポイント。
作者である野澤さんにはハンデがあって、
正解2ポイント、不正解マイナス2ポイント。
また、おもしろいとMCご判断したら1ポイント。
大喜利要素も加味。
この写真の
「ワニブックス」は野澤さんの正解した解答。
「DAIBUTSU」「9番センター」は
小野さんと拓さんが1ポイントもらった解答。
藤本人力タイムショック
早押しクイズが終わった時点で
「あれだけはやめてくれー」と
おそらく「とにかく書けクイズ」を嫌がっていた拓さん。
藤本さんの「藤本人力タイムショックー!!」
でミーアキャットのように背中を伸ばして
「なにそれなにそれー!」
小野さんのフラグが回収された。
タイムショックを人力でするという説明を聞くや否や、
この時点でトップの拓さんが動き出す。
「前に椅子出して、そこでやろうよ。
緊張感があった方がみんな間違えるでしょ。」
「ローラーのついた椅子ない?楽屋にあるよね。」
ライブをより盛り上げるためにというより、
みんなが追いついてこないための方策を
瞬時に思いつく悪魔の頭脳(←褒めてます)。
ここで即座に椅子が出てくるあたり、
大宮の劇場のスタッフの皆さんの、
おそらくダイタクさんにも鍛えられた対応力がすごい。
本家のトルネードスピンをまねて、
5問中3問以上正解できなかったら
自分で椅子を回してくるくるするという
かわいい罰が加わった。
拓さん3問、
タイムショックを見て育った小野さん4問と好調の中、
この日全体的に不調だった大さんが正解1問のみ。
藤本さん「1問正解、トルネードスピン!!」
即座に照明が切り替わり、
ミラーボールのキラキラの中、
恥ずかしそうな大さんがくるくるくるくる…。
この日はこの残像だけで幸せに包まれてよく眠れた。
本日のハイライト
藤本人力タイムショックの後は、
いつもの「とにかく書けクイズ」。
この時点で野澤さんと同点で
トップを守る拓さんが、また提案。
3位小野さんとの点差12点。最下位の大さんとは15点。
小野さんが6個、大さんが8個多く書けば
優勝の可能性がないわけではない。
そこで、
通常1分の時間を2分に伸ばし、
記憶を呼び起こす系のお題を指定。
さっきは周りが追いついてこないように
画策した拓さんが、
最後はヒリヒリしたデッドヒートを求めて提案する。
根っからのギャンブラー。
お題は
「M-1、R-1、KOC優勝者」
その結果、奇跡の大逆転が起こり、
小野さんと野澤さんが同点でトップ、
2点差で拓さん、最下位大さん。
「28代目『ダイヤモンド』でいい」
と言うダイヤモンドのお二人を制し、
藤本さん「ダメです!決めます!個人戦です!」
その後、2問のサドンデスを経て、
優勝したのは小野さん。
先週に引き続き逆転優勝。
実はこの日、開演前に
藤本さんが優勝者予想アンケートを取っていた。
エンディングで
藤本さん「事前アンケートで優勝者予想したら
小野が一番低かったですけどね。」
小野さん「マジ舐められてる。」
ダイタク&野澤さん
「最後のお笑いのを書けただけじゃん!」
小野さん「お笑いも好きで賢いっていうのを
これからはおぼえてほしいです。」
はい、しっかりおぼえました。
優勝賞品はこちら。美味しそうなプリン↓
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毎回大満足な大宮クイズ王。
第30回を目前に控え、
11月と12月のスケジュールに入っていないのが
気になるけど、
藤本さんの代表作だし、
他のライブでは見られない演者さんの側面を引き出す
素敵なライブだし、
きっとまた大復活することと信じて、
待ってます。