元田畑藤本
田畑藤本さんが解散して10日。
田畑勇一さんと藤本淳史さんという2人のピン芸人が誕生して10日。
蓋を開けてみるとそんなに寂しくなかった。
【それぞれの新年初投稿】
1月2日、田畑さんから新年のメッセージ
1月5日「宇宙ふしぎ発見」新年のご挨拶。
国立天文台からのメッセージ。
田畑さんらしい。
一方、藤本さんの今年初ツイートは
全国高校ラグビーの準決勝戦に出場する母校京都成章高校への応援ツイート。
京都成章高校はこの闘いを制して初の決勝戦に臨み、準優勝に輝いた。
こちらも藤本さんらしいマイペースぶり。
【パワーワード「元田畑藤本」】
1月6日、ラフマガにROMPA!!関連の記事。
この記事の中で「元田畑藤本」というワードが7回も登場して、もはやコンビ名のような気さえしてくる。
この記事の元となった収録が↓
ノンスタイル井上さんのYouTubeチャンネル(動画upは5日)
収録日は2020年12月19日。
公開日が解散の前か後か微妙なタイミングでの収録。
井上さんから「『ROMPA!!』は田畑藤本の遺産」といじられ、ゲーム後半では田畑藤本による直接ディベート対決。
藤本さん「お金さえあれば解散しなくて済んだ!」
田畑さん「…お前はそうやってずっとお金お金って言ってた。そういうところが嫌やってん!違うやん、お笑いを届けるだけでいいんちゃうん、お笑い芸人って!」
と、本音なのか漫才なのかわからないようなやりとりが続く。
続いて井上さん開発の「おもいをひとつにイッチッチ」をプレイした際、田畑さんと藤本さんは4問中2問目と3問目で答えがピッタリ合い、1問目と4問目もとても近い答えを出した。その息の合い具合がかえって切ない。こんなに気が合っているのに、別れてしまうんだな…。
「元田畑藤本」としての「ROMPA!!」全国プロモーション、待ってます。
【吉本芸人ガチ人狼】
1/6夕方、「吉本芸人ガチ人狼」というYouTubeチャンネルが第12話の配信を開始した。ゲスト藤本さん。
収録が昨年だったのか「田畑藤本の藤本です」とおっしゃってはいるが、サムネにしっかり「元田畑藤本」と書かれている。もはや「元田畑藤本」というコンビの藤本さんにしか見えない。
この配信は、毎週水曜日から1日目〜3日目と1日ずつ昼のターンのみを配信し、決着がついた翌日にフルVer.を公開する。そのため、1/6〜1/9まで毎日藤本さんが登場する動画を楽しめた。
フルVer.↓
この人狼の中で、なぜか「『田畑藤本』の他にコンビ名の候補はなかったの?」という「今それ聞く?」といった質問が投げかけられ、とんでもないコンビ名になりかねなかったことが語られた。「田畑藤本」で本当に良かった。
3:35時点からです。気になる方はぜひ。
この回の人狼そのものは、誰もが騙されたポイントできっちり真実を見極めた藤本さんが、丁寧に構築した推論で見事にGood Jobを決めヒーローになった、ひたすら藤本さんがかっこいい回だった。
思考する藤本さんは美しい。
【宇宙ふしぎ発見】
こちらも2日に1回の更新が続いていて嬉しい。
【ミルベキ!とグノシーQ】
1/6深夜、ミルベキ!が放送された。私は放送圏外に住んでいるので視聴することはできなかったが、ご覧になった方の報告によるとこれまでと何ら変わらない雰囲気だったという。
田畑藤本さんの解散はやっぱり変わっている。解散してもテレビとネット番組のレギュラーは一緒に出演する。…これは解散と言うのか?「漫才をしないコンビ」と何が違うのか?…いつまで経ってもわからない。
全国の人が見ることができるグノシーQは、緊急事態宣言を受けて延期となった。
残念だけど、しばらくの我慢。
【ライブ】
ライブに関してはいろいろあった。
7日の緊急事態宣言を受けて8日、吉本興業から夜間公演中止の発表があった。
中止される公演リストにははじめ、田畑さんのピン芸人として初舞台となる1/21のMライブが含まれていた。
ただ、タモンズの大波さんが動いてくださっていた。
そして
ありがたい。演者の皆さんスタッフの皆さんで調整してくださったのだと思う。本当にありがとうございます。
Mライブは特に思い入れが強いライブだ。
田畑藤本さん目当てで見始めて、タモンズ、ゆにばーす、ドンデコルテを知った。漫才後のふだんのライブでは聞けない熱いトークも魅力で、終演後にはアンケートでそれぞれの漫才に対して感想や意見を伝えることができた。回を追うごとに4組の漫才が磨かれていく。客も漫才作りに参加しているような感覚になるライブ。
田畑藤本さんの、ファンにとっては最後の漫才となる「ピーマン」は、そんな形でファンも関わった漫才だ。だからこそ思い入れが強く、あの漫才が見られなくなったことがとてもつらい。
嵐は、年末のレコード大賞で「嵐は終わるけど歌は残る」と言った。活動休止後の今でも、有線では嵐の楽曲が流れていて、心底羨ましい。
漫才も、発信されたその時から、コンビだけのものではなく、作品であってみんなのレガシーであるという文化がきてほしい。
そんなMライブに、今年も田畑さんが関わると知った時は複雑な気分だった。よりによって解散発表の翌日だったし。
今でも胸がギュッとなる。1/21当日もたぶんしんどくなるだろう。
ただ、漫才を作り続けたい田畑さんの情熱が、さまざまな方法で形になってほしいと願っている。
いろんなコンビに漫才を作って提供するのも良いだろう。
まだ考えたくないけど…別のコンビを組んで、生き生きと漫才をする田畑さんも………いや、それはまだ無理だ。隣が藤本さんじゃない田畑さんは、まだ…。
そんなことを思っていたら、1/9の夕方にとんでもなく嬉しいツイートが飛び込んできた。それもダイタクの拓さんから!
これは嬉しい!
田畑さんが漫才を作る。それだけでとても幸せだ。しかもダイタクさんの漫才!
ダイタクさん、ありがとう。
明日は、藤本さんがMCを務めるクイズライブだ。
ダイタクさんは、1月に藤本さんを、2月に田畑さんをライブに呼んでくださった。さすが長年切磋琢磨してきた盟友だ。ありがとうございます。
ダイタクさんは客をとても大事にするコンビ。もしかしたらダイタクさんは、解散してしょんぼりしているたばふじファンのことも考えてくれているんじゃないかと妄想してしまう。
これだからダイタクファンはやめられない。
昨年末、キングオブジェスチャー決勝戦で芸人仲間に見送られた田畑藤本さん。
「元田畑藤本」のお2人のピン芸人としてのキャリアも、たくさんの芸人仲間とともに。