推し描きとフツオタ日記
〔2021.05.18〜23〕
推しを描くことが暮らしの中心になりかけているこのごろ。推しを描くことに関する小さなエッセイと、あとはいつものオタク日記。
*当方、よしもと興業所属の田畑勇一さんと藤本淳史さんを推すオタクです。お2人は「田畑藤本」という漫才師でしたが、昨年末で解散され、今はそれぞれピン芸人として活躍されています。
推しを描く
推しを描くのか楽しくてたまらない。
初めて描いたのが4月6日。
本当に当時の精一杯の画力。
それから1ヶ月半後の5/19に描いた田畑さん↓
5/20に描いた藤本さん↓
自分でも震える。
絵が描けるようになってる!
まだ写真の模写しかできないけれど、
トレース(なぞり描き)ではなくて、紙でアタリから下書まで描いて、それをスマホ内のアイビスペイントで読み込んで仕上げている。
スマホはもはや化石の iPhone 6sPlus。スタイラスペンをうまく使えなかったので、指描き。
化石と指。環境が劣悪でも、気持ちさえあれば絵は描ける。
暇さえあれば、イラスト系のYouTubeを見たり、Pinterestの画像で手の練習したり、シワの勉強したり、陰影の勉強したり…。
お絵かきに関してやることはたくさんあるけど、どれもやりたいことなのでやる気しかない。
こちらを向く推しの写真を凝視するのにも慣れたし、「田畑さんの耳ってこんな形なんや」とか「藤本さんってマイク持つ時よく小指立つ」とか細かいところに気づくことが増えて、描いているからこその発見にいちいち小躍りする。
最近の自分は明らかにウキウキしていて、全身がぽかぽかと温かく、健康に良さそうなことこの上ない。
仕事や家事のために楽しいお絵かきをしばしば中断しないといけないのが唯一のストレス。
推しを描くってほんといい。
描きたいものが明確にあるので題材には困らないし、描けるようになりたいものが限られているので、途方もない道のりに愕然とすることもない。
プロになるわけじゃないので「あんな絵が描けるようになりたい」のハードルが低い。どんなに下手でも推しっていうだけでにやける。
自己満足上等。
自分の「ここもうちょっと上手く描きたい」欲に従って、ほんの少しずつ画力が上がっていく。
今は基礎的なところで課題が山積み。逆に言えば「これから描けるようになる要素」がたくさん。
遠い目標として、ほんまけラジオと無線音声方法の時のたばふじさんを描く(=妄想のイラスト化)というのがあるけれど、それは先々の楽しみに。
描くたびにアイビスペイントのマイギャラリーに推しが並んでいくのを眺めるのが至福の時間。
小さい頃から、お絵かきって怖いと思っていた。
描きたいものを描けたためしはないし、描けるようになるなんて信じられなかった。
描ける人は、何か特別な才能を持っているのだと思っていた。
ついこないだまで。
実際は、絵を描くとはもっと論理的なもので、
身体のバランスにも服のシワの入り方にも陰のつき方にも法則がある。それに従っていけば自ずとそれらしく描けていくのでびっくりした。
最初から才能がある人は、それを考えずに描けるんだろうけど、才能がなくても「考えて描く」ことができる。
これなら私にもできる!
怖いことってたいがい、知らないことなんだな。
知れば、何か自分にひっかかるところがみつかる。
絵を描くという暮らしの中の彩り。
中年になっても開く新しい扉。
連れてきてくれたのはまたこの2人。
いつものことながら、ほんとありがたい。
ここから普通のオタク日記↓
ほんまけラジオ:パンダさんゲスト回
土曜日に落語を披露してくださったプリッとchannelのパンダさん。
たばふじさんの同期、ザ・忍者の大久保たもつさんとして、特に田畑さんのSNSによく登場しておられた。
YouTuberとして活動を始めて、芸人時代のことを封印しておられたパンダさんに、いつものように切り込む田畑さん。
①5/19(水)
NSC時代の話を中心に。
芸人さんたちの青春時代。
②5/21(金)
芸人→会社員→YouTuberという変遷を辿ったパンダさんによる、30代のリアルな仕事論。
大事にしていることに集中して余計なことを広げないやり方。エッセンシャル思考(←あってるかな?)。
今やっていることを突き詰めて仕事に繋げるか、新しい自分を掛け合わせて自分の価値を高めるか…。
これからの田畑さん、どうなっていくだろう。
お母さんのような気持ちで見守っている。
5/20(木)大喜利姉妹校交流会
神保町の劇場で、∞ホールの芸人さん(男性ブランコ平井さん、大自然しんちゃん、歩子さん)と神保町の芸人さん(赤嶺総理さん、ナイチンゲールダンス中野なかるてぃんさん、令和ロマン高比良くるまさん)が大喜利で交流するというライブ。
穏やかだった。
「交流だから。対決じゃないから。」のコンセプトのもと、90分にわたってひたすら大喜利する6人。
MC田畑さんの進行ぶりが、このライブの雰囲気を作っていた。都会の喧騒から離れて、見晴らしの良い草原に遊びにきたような。陽の当たる公園ではしゃぐ子供たちを遠目に見ながら、木陰のベンチで文庫本のページをめくるような。
上手い人の大喜利は見ていて気持ちいい。
そんな切り口もあったかと、脳をツンと突かれた感じ。
お互いの答えを褒めあって和やかに進むライブ。後半には、5月なのに会場にBGMで秋の虫の声が響き渡り、ひたすら癒された。
そもそも、思考する人の姿が好きだ。
記憶を辿って過去の自分と向き合う。
空を見つめて考えが降りてくるのを待つ。
一心不乱にフリップを見つめる…。
どれをとっても見惚れてしまう。
思考する人。シリーズで描いていきたい。
アーカイブ5/27(木)まで。¥960↓
5/22(土)大宮クイズ王
〜ダイタク×オズワルド〜
とうとう第1回と同じカードでの対戦となった第12回大宮クイズ王。
先週新しいシャツで登場した藤本さん。今週は色違い↓
最近はアーカイブが1週間残るので、あまり内容をしゃべり過ぎたらいかん気はしてて…どこまで書いていいのか迷う。だいぶ遠慮がちに。
ダイタクさんはいつものダイタクさんだった。
MCの先輩に2人がかりでゴネてルールを変えさせる。
いつものことだから見流してたけど、よく考えたら金属バットとほぼ同じことをしている。
構成は
シンプルクイズ
⭐️平成10年代クイズ
早押しクイズ
⭐️三連単クイズ
とにかく書けクイズ
今回の企画クイズ2つはどちらも面白いアイデアだった。
「平成10年代クイズ」は、平成10年代のテレビに関する問題で、わかった人から1人ずつ藤本さんに耳打ち(筒を使って)し、1位、2位、3位まで段階的にポイント獲得。
「三連単クイズ」は、(説明時にいろいろもめて決定したルールとしては)、ランキング形式の問題で選択肢が6つあり、
上位から1-2-3位(三連単)を全て当てられたら5P、
1-2位(二連単)を当てられたら2P、
1位のみ(単勝)を当てられたら1P。
案の定、大宮の劇場が途中で競艇配信になる瞬間あった。
大さん「いやこれ当てれたわ!悔しい!」
まくりたい拓さんと伊藤さんが「6連単(6つの順番を全部当てる)」という荒技を繰り出して対抗したりして白熱した。
この出題方法、学校とかでやっても絶対盛り上がるやつ。「三連単」という単語を未成年の生徒たちに教えるのが良いかどうかは別として。
ふだんシュッとしているダイタクのお2人が、ギャンブルを前にスイッチが入って感情がむき出しになるの、だいぶ慣れたけど、好き。
夢中になって、悔しがって、子どもみたいに喜んで……漫才の時とのギャップがたまらない。
今回は、早押しクイズ中に「無限大の赤鬼青鬼」も出現して、ダイタクファンの皆さんには満足度の高いクイズ王になった。
そして毎回かわいい伊藤さんと、強烈なインパクトを残した畠中さん。
アーカイブ¥960。5/29(土)まで↓
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絵を描き始めて、
ライブの見方が変わった。
今の表情素敵だな、とか
この場面かっこいいな、とか、
視覚的に飛び込んでくるものが増えてきた。
これまで主に聴覚でライブを見ていたことに気づく。
目が、開いてきたってことかな?
月末の週はライブがたくさん。
ほんまけラジオもたぶん新しいゲストさん。
今週はなにを描こう?
心躍る週明け。