神様の振込先
1月13日夜、福岡県にも緊急事態宣言が発令された。翌日、仕事キャンセルの電話とメールが相次いだ。
私はある畑の違う2つの資格で働いている。
片方だけを使う仕事、両方使う仕事、いろんな仕事を請負うフリーターだ。両方持っている人間が全国的にも珍しいため、ニーズがあれば他県からもお呼びがかかる。
ただ、こういう時は弱い。
3月は9割バラシになった。
今回はそこまでないけど、各現場に合わせた準備をするので、準備ができあがっていた仕事がキャンセルになるとさすがにヘコむ。
思い出した。
3月に同じ状況になり、することがなくなったから一日中よしもとの無観客生配信を見ていて、当時大阪よしもとしか知らなかった私が、たぶんBKBか誰かが出演するからという理由で東京の生配信を見て、そこでダイタクさんを知り、田畑藤本さんにまでつながったのだ。
今回はかろうじて残ってくれた仕事もあり、昨日は、ありがたさもあって、いつにも増して丁寧に仕事に向き合った。
仕事を無事に終え、心地良い疲れを感じながら片道100kmの帰路につく。旅のお供は、藤本さんが参加されているけど藤本さんは喰われて出ない吉本芸人ガチ人狼第13回3日目。
帰宅間際、近所のスーパーの駐車場でふとTwitterを開いた。
…夢かと思った。
藤本さんがネットラジオを始めてくれる。
もともと田畑藤本さんにはラジオをやってもらいたいと思っていた。YouTubeでのかけあいは穏やかで楽しいし、渋谷のラジオでもとても雰囲気が良かった。
お2人の声は聞き取りやすくて心地良い。そもそも話題が知的でラジオを聞く層にヒットしそうな気がする。
自分が学生の頃ラジオっ子だったこともあって、たばふじさんのラジオがあったらなぁと思っていたら、実現しないまま解散してしまった。
この知らせは嬉しい。
3月のように落ち込んでしまうのを食い止めて、這い上がりまではしないけどその場で耐えた自分へのご褒美のような気がした。
一方田畑さんも、母校立命館大学でのお仕事をツイートされた。
私のタイムラインには、21分差でお2人のツイートが並んだ。ダイタクさんでよく見かける光景。
お2人が競い合うように活躍されるのが本当に嬉しい。「同期としての新たな関係」ってこういうことか。
そしてついに
「解散しても一緒に出ます」のグノシーQが、緊急事態宣言を受けての一時休止を乗り越えて再開する。
20日(水)か27日(水)、解散して初めてお2人が一緒に登場される。これまでもミルベキ!や井上さんのYouTubeでの共演はあるが、いずれも昨年12月、解散前に収録したものだ。
ピン芸人になられてからの共演は初めて。
どんな風に声を掛け合うのだろう。どんな風に顔を見合わせるのだろう。妄想は尽きない。
特に「今夜の出演者は」のここ↓、どうなるのか楽しみ。
20時は同時に田畑さんの「宇宙ふしぎ発見」も更新された。
今年に入ってからの「宇宙ふしぎ発見」はPOPさが増していい感じ。
田畑さんの得意分野を楽にお話しされている感じで、見ている側も気持ちが張り詰めない。
人が好きなことを語るのを聞いているのは、自分が知らない分野であっても楽しい。その熱量が微笑ましい。
このnoteも「この人たばふじ好きやなぁ」と温かく見守っていただけているなら嬉しい。
19時から20時までの1時間にこの4つの情報が次々に現れて、むちゃくちゃアガった。12時間前に悲壮なツイートをしていた自分とは別人のようだ。
「いいことをしたら神様が見ててくれていいことを返してくれる」(by ダイタク大「神様の間違い」)
私に双子の弟はいないので、神様は振込先を間違えない。
今日はこれからリモートに変更になった仕事だ。
緊急事態下の仕事も日々アップデートしている。いつまでも捨てられてばかりいるわけではない。新しいことについていかないと振り落とされるけれど、頑張れるだけ頑張って、神様に、田畑さんと藤本さんの活躍を振り込んでもらうのだ。
来週はMライブ。
田畑さんは過去の自分と向き合う。
藤本さんも、ネットラジオという新しいメディアに飛び込む。
そんなお2人の姿をみならって、
私は今日、不甲斐ない自分を正面から受け止めることにしよう。
僭越ながら公開しました。