今更ながら奇奇怪怪明解事典が面白すぎる
こんにちは。
今日は私が面白いなーと思うポッドキャスト「奇奇怪怪明解事典」の紹介です。
これはDos Monosのラッパー、TaiTanさんとMONO NO AWAREの玉置周啓さんの2人でやられているポッドキャストです。
2人の空気感は悪友のようで、ポッドキャストという音声メディアと言うことも相まって、クラスのインテリヤンキーの会話を聞いているような気持ちです。
学校にコミュニティを持たないで、2人で完結した世界を持つ、尖っている人に対する羨望のような気持ちになります。(人によるところはあると思いますが。。)
内容としては、2人が気になる事柄をトークするというところなのですが、これが面白い。面白いというのは、お笑い的な面白さではなく、興味深い、いわゆるinterestingな面白さです。
私が面白いと思う点は、何よりも2人が文脈思考で世の中を捉えているところだなと思っています。
1つの事象を自分の体験や過去にあった事例と繋げながら2人でおしゃべりしているのですが、それが本当に面白い。
聴きながらハッとさせられることも結構あります。
僕が面白いなと思った回をいくつか挙げると、1つは「なぜzoom会議が盛り上がらないのか」を語った回。
リモート環境が一般的な今、zoomというツールがどのようなものなのかをおしゃべりしています。ズーム会議に参加する人の視点はほとんど自分の顔に向いているようです。
もう1つは「なぜ人は飯の写真なぞとるのか」を話した回。
スマホが登場して以降、「写真を撮る」という行為が人間にとってどのような位置付けになったのか、それを飯の写真をとる行為を踏まえておしゃべりしています。
これもめちゃくちゃ興味深いです。
あと、どの回かは忘れてしまったのですが、「名詞族と動詞族」の話もとても面白かった記憶があります。
確か名詞で話すよりも、動詞で話す方が世界が広がるというような話だったと思います。「体調は?」と聞くより「調子どう?」と聞いた方が広がる、的な話だったと思います。(間違っていたらすみません。)
2人のおしゃべりは答えを確定させるわけではないのがまた面白いです。
2人と一緒に、ああそうだなと思い、こちらも少し考えてみる。
脳が喜ぶ時間を提供してくれるカルチュラルなポッドキャストだと認識しています。
ちなみに2人は野球のお話をよくするのですが、野球の話をすると再生回数が下がるよう。私は野球の話が大好きなのでその回を狙って聞いたりもしています。
かといって2人は野球の話をやめないんですけどね。
そこも好きです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様もぜひ聞いてみてください。