「新しいNHK」への改革
土曜日はチコちゃんに叱られている。そのままテレビをつけていると、掲題のような番組が始まった。
会長が女性アナウンサーと30分、NHKがどうなっていくか話していく、という極めてNHKらしい内容。まったく面白くない。「xxxにxxx億円投資します」、「xxxでxxx億円の経費削減をします」、「事業収入をxxx億円増やしました」とかって、誰への訴求ですか。会長が自分の机の上に「No Excuse」という札を置いていると自慢していたが、彼がやりたいというのを、誰も止められなかったのではないか、と思う。変わる、と言うなら、会長がチコちゃんに叱られていれば面白いかったのに。
一方で、NHKは面白い。やはり面白い番組を作るためにはお金が要るんだろう。昔はもっと民放もお金があったのだろうが、余裕が完全になくなった。NHKは資本主義原理から一定逃れることができるので、パーパスを問われ続ける組織だ。メディアも多様化している。その中でも、お金と人材が集められるのだから、NスペとかBS世界のドキュメンタリーとかEテレとか、NHKにしかできないことを頑張ってほしいです。