【対・現環境】テツノイバラ✕テツノカシラ【ナイトワンダラー環境】
こんにちは、初心者のTBです。
今回は私が最近気に入っているテツノイバラ・カシラデッキについて解説したいと思います。
テツノカシラexとは
ひとまずこのデッキで使用しているテツノカシラexの性能を見てみましょう。
上記のようにバトル場にいるだけで、強力な特性ロックが可能なポケモンです。このカードの強みはおわかりでしょうし、より具体的な話は他の方がわかりやすく書かれているのでそちらを参照してください。
重要な点はこのカードの弱点についてです。
このカードの弱点は主に、
・ボスの司令、ハイパーブロアー等の入れ替え
・140の低い打点
が挙げられます。
入れ替えは環境内外問わず採用されており、低い打点はルール持ち進化ポケモンひしめく現環境では致命的な欠点となります。
これらのことから、テツノイバラ「単」等のコントロール寄りの構築が一般的なものとされています。
しかし、今回私はこれらの弱点を克服するべく、新提案をしたいと思います。
デッキレシピ
リスト
今回の構築で特徴的なカードはテツノカシラです。
このカードを採用する強みは
・ブーストエナジー未来込みで240打点までの到達
・50点のベンチ狙撃
・ミミッキュ、闘オーガポン等の貫通
が挙げられます。
入れ替えへの耐性やスタート時の安定性の低下はありますが、そのあたりは他のカードのプレイングで補っていくこととします。
「単」デッキとは大きく違い、妨害はテツノイバラに任せその間にサイドを取り切る、いわゆるアグロのような動きを取ります。対戦のおおまかな流れとして相手のポケモンを1パン、もしくは2パンし続けることが目標としてありそれに沿った構築となっています。
採用
ここからは他の採用、不採用カードについて触れていきます。
メタモン×1
あまりにもたねチェックで失敗するので採用。
後述のジャッジマンを採用していないため、スタート確率はかなり重要。
テクノレーダー×4、ネストボール×3
テツノカシラへのアクセスをスムーズにするためポケモンサーチは厚め。
博士の研究を採用しているため手札で腐っても問題なし。
ヒスイのヘビーボール×1
サイドのテツノカシラを拾うために使用。220点と240点の差は現環境ではかなり大きいため、大事を取って採用。
エレキジェネレーター×4
今回特徴的な採用カードその2。前述の通り現環境は、220点では苦しい場面が多く、ダブルターボエネルギーを不採用としています。そのため、今回の構築ではこのカードを採用し、それに寄った構築としています。詳しくは後述。
プライムキャッチャー×1
ACE SPEC。採用圏内のACE SPECはいくつかありますが、サポートをドローで使用したい事が多く、効率よくサイドを取り進めるため今回はこのカードを採用しました。こちらも後述。
ポケギア3.0×4
サポートの枚数がそれほど多くなく、しかしデッキの回転率が強く依存しているためフル投入。
ロストスイーパー×1
主にポケモンのどうぐを剥がすために使用。相手のACE SPECを見極めてから使用します。
すごいつりざお×1
エネルギーの再利用が主な役割です。前述のエレキジェネレーターや超エネルギーの採用が大きな要因となっています。序盤で引いたときのためにもう1枚入れてもいいかも。
ともだちてちょう×1
エレキジェネレーターの確率を上げるため、この構築ではサポートの枚数を削っています。そのため、てちょうで戻してポケギアで持ってくる動きを取ります。博士もありますしね。
ブーストエナジー未来×4
エレキジェネレーターを採用しているため、フル投入。序盤はペパーでこのカードとエレキジェネレーターを持ってきて、盤面にエネを増やしていきます。
ペパー×4
言わずもがな。手札に博士もあった時、そちらを優先することも多いです。
博士の研究×4
今回特徴的な採用カードその3。今回の構築では「単」デッキ等と違い、手札を温存するようなプレイングを取りません。そのため、安定してほぼ最大数手札を補充できるこのカードを選択しています。
ボタン×1
シンプルに回復手段や、テツノカシラスタートからテツノイバラ単プランへの起動修正など多岐にわたる使用方法があります。2枚採用も圏内。
ボスの司令×2
そもそもテツノイバラで倒せる範囲を広げる構築なため、控えめな採用。いざとなれば、てちょうで使いまわします。
ロストシティ×2
主に相手のスタジアムをどけるために使います。そのため2枚と控えめ。選択理由としてはサーナイトex等のハバタクカミの被害を最低限に抑えるため。
基本雷エネルギー×10
エレキジェネレーター採用にしては少なめ。理想的なエネプランとしては先1で1枚、先2で1枚、その間にエレキジェネレーターで1枚で、先2から殴り出せれば上出来です。
ミストエネルギー×2
ドラパルト対策。テツノイバラの技に必要な雷エネルギーは1つでいいため、適宜後ろのポケモンに付け替えます。
超エネルギー×2
テツノカシラの技で使用。前述の通り、初めはテツノイバラに付けて余裕があるときにテツノカシラに付け替えます。
不採用
明確な理由をもって採用しなかったカードをここに置いておきます。
ジャッジマン
たねチェックが失敗しやすいため、採用されることが多いです。しかし、このデッキではエネや不要牌の種類が多く4枚のドローでは事故る事が多いため不採用。ツツジから動き出されることもある現環境では相手に4枚のドローでは不安も残ります。
ナンジャモ
サイドの先行を目指すこのデッキではジャッジマンと同様にドロー枚数不足。
ダブルターボエネルギー
前述のように、テツノイバラの打点が下がることを嫌いました。さらにテツノカシラでも使いにくいため、今回は一切採用しませんでした。
選択肢
ここでは採用圏内で現状も迷っているようなカードを紹介します。
エネルギー回収
ペパーから手札にエネを持ってくる手段。ペパー使用後は手札が苦しいため大地の器よりこちらを優先か。
アクロマの執念
同じくエネを手札に持ってくる手段。ロストシティの採用枚数が少ないこのデッキでは採用圏内。
レガシーエネルギー
ACE SPEC。主にテツノカシラで2→2→2とサイドが取られるこのデッキで継戦能力を底上げ。採用する際は前述のアクロマの執念とともに。
ヒーローマント
ACE SPEC。ペパーからサーチ。テツノイバラの耐久性が上がるが、ブーストエナジー未来を使用したサイクルが使用不可に。ボタンの枚数を増やして使いましょう。
アンフェアスタンプ
かなり迷っている1枚。ポケギア→ペパーからサーチ可能で1番構築を歪めずに相手への妨害が可能に。博士と相性が若干悪いか。
対環境デッキ
ここから現在環境内に存在するデッキとの相性を「単」デッキとの違いに着目して見ていきます。さらに、テツノカシラを使用するかも同時に記していきます。
悪リザードンex
本構築:超有利
単 :超有利
刺さるカード:リザードンex、ピジョットex、ロトムv、ネオラントvなど
テツノカシラ:不使用
テツノイバラが大きく刺さるデッキです。どうあがいても2パンは必要で一度育ち切ると手がつけられないため、テツノカシラを絶対に盤面に残さないようにしましょう。
ドラパルトex
本構築:微不利
単 :五分
刺さるカード:ピジョットex、ロトムv、ネオラントvなど
テツノカシラ:不使用
テツノカシラがほとんど効きません。その上、こちらのテツノカシラと相手のドラパルトが育つタイミングがほぼ同時のため、じゃんけんがかなり重要なマッチアップです。ミストエネルギーとボタンを上手く使って相手のサイド枚数に気を配りながら戦いましょう。
レジドラゴVstar
本構築:超有利
単 :かなり有利
刺さるカード:レジドラゴVstar、オーガポンex、イキリンコexなど
テツノカシラ:使用
「単」構築よりも強く出られる組み合わせです。進化前のレジドラゴvを1パンできるようになり、さらに早期決着を目指すことができます。
サーナイトex
本構築:微有利
単 :五分
刺さるカード:サーナイトex、かがやくゲッコウガなど
テツノカシラ:場合によって使用
こちらが最も難しく、楽しい組み合わせとなっています。相手のハバタクカミ、ミミッキュなどの採用が肝です。そこにロストシティを上手く当てられるか、テツノカシラを育てられるかが勝利の鍵となります。倒しづらいサーナイトは無視するのが吉です。
パオジアンex
本構築:かなり有利
単 :有利
刺さるカード:パオジアンex、かがやくゲッコウガなど
テツノカシラ:使用
「単」構築とどちらも有利な組み合わせですが、おもしろいことに有利なポイントが異なります。妨害手段としてスナッチアームが採用されている「単」構築は、セグレイブを立たせないプレイングを取ります。しかし、220打点に安定して届く本構築ではパオジアンを倒し続けて最短距離でサイドを取りきります。キャンセルコロンが採用されている場合が多いため、常に保険をかけながら行動することがポイントです。
タケルライコex
本構築:有利
単 :微有利
刺さるカード:オーガポンex、イキリンコex、かがやくゲッコウガなど
テツノカシラ:使用
「単」構築との差が大きく出ます。たねポケモンしかはいっておらず、オーリム博士の気迫がかなり強力でこちらの妨害札が少し刺さりづらいです。さらに案外タケルライコが育つ速度が早く、こちらが事故る確率が高くなります。しかし、本構築では勇気のおまもりさえなければ1撃でタケルライコを落とせるため、盤面にエネを溜まりづらくできます。そのためロストスイーパーを打つタイミングは慎重に見極めなければいけません。
ロスト
本構築:五分
単 :五分
刺さるカード:ガチグマex、かがやくゲッコウガ、かがやくリザードンなど
テツノカシラ:場合によって使用
かなり難しい組み合わせです。お互いの練度がかなり出ます。かがやくリザードンを採用した俗に言う赤ロストにはかなりの有利がつけられます。しかし、かがやくゲッコウガを採用した青ロストはキャンセルコロンなど目当てのカードまでたどり着く安定力が高いため、かなり厳しい戦いとなります。
ルギアVstar
本構築:超有利
単 :超有利
刺さるカード:ルギアVstar、ネオラントvなど
テツノカシラ:不使用
テツノイバラで殴ってるだけで勝ちます。負けることはほぼないでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ポケカ初心者の私が、構築で環境内の怪物と張り合うために考えたものとなります。
そのため、案外エネをつけて殴るだけのシンプルなプレイングでも戦えます。子供にもオススメ。
しかし、ルール持ちを縛る以上レギュレーションが変わってからも一定以上の実力を発揮すること間違いありません。しばらくこのデッキは擦っていこうと思います。
以上となります。ここまでありがとうございました。コメント等よろしくお願いします。