2024年甲子園 第5日目展望
第一試合 早稲田実(西東京) - 鳴門渦潮(徳島)
<展望予想>
早実は打線が超強力で、地区大会では準々決勝以降の3試合で38得点を叩き出した。しかし投手力に不安があるので、序盤からどんどん打ち合うような展開が理想か。一方の鳴門渦潮は岡田①が投打の柱で、彼の出来次第になる。早実の打線を5点以内に抑えればそれ以上の得点を挙げられる力はあると思うので、1イニングあたりの失点を減らし、常に先行して複数点差をつけたいところ。
7点以上くらいの打ち合いなら早実、5点くらいの勝負なら鳴門渦潮か。
第二試合 鶴岡東(山形) - 聖光学院(福島)
<展望予想>
両チーム県内では敵なし。鶴岡東は3失策で聖光学院は1失策と守備も堅実で、経験値も高い。1点を争うような好ゲームが期待される中で大切なのは序盤か。3回までにリードを奪えるか、もしくは逆の立場に立ってみれば立ち上がりに崩れてしまうようだと苦しそう。終盤まで拮抗するような展開ではやはり守備の乱れやバントミスがカギになってきそう、4から5点の勝負だと思う。鍵になる選手としては鶴岡東は二刀流の櫻井①、聖光学院は打撃好調の3番菊地③。
第三試合 報徳学園(兵庫) - 大社(島根)
<展望予想>
報徳学園が盤石なように見えるが、大社のエース馬庭①は好左腕でなかなか崩れないので、簡単に打つのは難しいと思われる。大社としては3点以上離されないことを目標として終盤に入れればチャンスはある、報徳学園としては常に先行したい。報徳学園の最大の長所である堅いディフェンス面で差をつけられると大社としては苦しくなるので、絶対に守りのミスをしないように落ち着いて試合に入りたい、序盤で決する可能性は低いがないわけではないので、冷静に試合に入れるかがポイントになる、ロールモデルは新潟産大付。
第四試合 創成館(長崎) - 白樺学園(北北海道)
チーム打率では白樺学園の方が1割ほど高く、打力では白樺学園に分があるように感じる、26.2回を投げて1失点のエース村田①を軸に創成館としてはロースコアに持ち込みたい。白樺学園は膠着した試合展開になると創成館のペースになって不利になるので、先制点を取って着々と加点するような王道の野球が展開できれば大丈夫か。