あなたの旅のこれまでと現在地を確認! 「タロットジャーニー」のワーク
あなたのジャーニー(旅)がどのように進んできて、今はどんなステージにいるのかをタロットで確かめる方法です。
これは人生全体でも、今やっている仕事でも、特定のプロジェクトでも、様々なプロセスに対応できます。始める前にどんなテーマのジャーニーについてカードを引くか決めておきましょう。
このワークは主にあなたの過去の振り返りを手助けしてくれます。それによってこれから進む方向の確認もできるでしょう。。
ワークのやり方
使用するカード
・大アルカナ22枚
・シグニフィケイター(あなた自身を示すコードカード)1枚
この合計23枚のカードだけを使います。
シグニフィケイターとは?
シグニフィケイターはあなた自身を示すカードです。ここでは「すごろくのコマ」みたいなものだと思えばいいでしょう。ジャーニーの現在地点を示すために使います。
シグニフィケイターの選び方
コートカード16枚の中から、「これが自分ぽい」と思うものを選びましょう。ジャーニーのテーマに即していると感じるカードでもよいです。
もしあなたが占星術とタロットの対応に詳しければ、自分の生まれ星座に関係あるコートカードを選んでも構いません。
(もし大アルカナしかないタロットデッキをお使いの場合は、大アルカナの中から1枚シグニフィケイターを決めてください)
カードの引き方
カードを引く前に、ジャーニーのテーマを決めます(人生のジャーニー、今の仕事やプロジェクトのジャーニー、など)。
大アルカナにシグニフィケイターを混ぜてシャッフルし、コートカードが登場するまで一枚ずつ引き続けます。コートカードが出たら、さらにもう一枚だけ大アルカナを引いて終了です。
大アルカナはこれまであなたが辿ってきたジャーニーの道程を示します。コートカードは今のあなたがいる現在地。その後に引いた大アルカナは次に進むべきステージです。
カードを並べる方向
カードは横一列に並べていきます。右と左、どちらから並べるかはシグニフィケイターの人物が顔の向きで決めます。顔の向いている方向が未来方向となります。
人物が右向きなら、左から右へ。左向きの顔なら、右から左に並べます。
カードの読み方
このワークは、あなたがこれまでにやってきたことを振り返るためのものです。自分の過去の体験を思い出しながら、カードと照らし合わせていきましょう。
大アルカナ
シグニフィケイターの前に出た大アルカナは、あなたがこのジャーニーで成し遂げてきたこと、体験してきたことです。自分の体験のどんな部分をカードが示しているのかを読み取っていきましょう。
逆位置の大アルカナは、苦労して通り抜けたところか、クリアできなかったこと、避けてきたことかもしれません。
シグニフィケイターの次の大アルカナは、次に進むべきステージ。新しい課題や体験を示しています。
シグニフィケイターの位置
シグニフィケイターはあなたの現在地点です。
コートカードの前に多くの大アルカナを引いたなら、あなたのジャーニーは長く、多くの体験をしてきました。逆に少なければ、まだジャーニーは始まったばかりで、これからたくさんの体験が待っています。
もし一番最初にシグニフィケイターを引いたら、ジャーニーはまだまだこれからが本番。一番最後に引いたら、ジャーニーは最終段階に到達しています。もしかしたら、新しく次のジャーニーに向かうときかもしれません。
シグニフィケイターが逆位置であれば、コートカードは過去の方向に顔を向けているはず。あなたはジャーニーを後戻りし、何かやり残したことを取り戻そうとしている、あるいは次のステージへ進む抵抗感を感じているのかもしれません。
やってみた
TAZNの「タロットの仕事」のジャーニーを見てみました。これまでのタロットの仕事はどのようなプロセスを辿り、現在はどのようなステージにいるのかを確認します。
まずシグニフィケイターを決めます。今回は占星術対応から「ソードのナイト」をシグニフィケイターとしました。左に向かっている人物なので、右から左の順にカードを置きます。
このカードを大アルカナ22枚と混ぜてシャッフルし、カードを引いていきます。
一枚目に引いたのは愚者。何もわからず、仕事にするかどうかも未知の状態。まさにジャーニーの始まり!
2枚目は運命の輪の逆位置。これはタロットを使って人生の流れに逆らおうとしているところかも(前職をやめようとしている)。
3枚目は塔。前職を退職したところ? そして「ゾンビタロットって何?!」という驚きを与えていたことかもしれません。
4枚目は恋人たち。お客さんとのつながりやSNSでの活動での交流を示していそうです。
…という具合に、過去を振り返りながらカードを引いていくと、結局大アルカナをすべて引いてしまいました。最後にシグニフィケイターが登場、しかも逆位置で!
ジャーニーは最終地点まで来ていて、しかしそれを後にはせず折り返し地点かのようにターンしています。過去を振り返ってやり残した部分をやっていく段階にいるのかもしれません…!!
(この例ではすべてのカードを引きましたが、シグニフィケイターがもっと早く出れば全部のカードを使い切ることはありません)
フールズ・ジャーニー(愚者の旅)
このワークは「フールズ・ジャーニー(愚者の旅)」という概念が元になっています。
「愚者」が大アルカナの各カードのレッスンと順番に出会いながら、最後の「世界」のカードに向けて成長の旅をしている、という考え方です。
フールズ・ジャーニーでは大アルカナ全体は連続的な道行とされ、数字の番号に沿って成長の旅が進みます。しかし現実の人生においては、大アルカナの番号順に物事が進むとは限りません。
今回のワークでは、あなたがどんな順番で各カードのレッスンを進んできたのか確認できるでしょう。
やってみてね
Xのハッシュタグ「#タロットジャーニー」でみなさんがやってくださったカードを見ることができます。
みなさんもご自身のジャーニーがどんな過程を辿ってきたのか、確かめてみてくださいね!