牡牛座30度「古城のテラスを練り歩く孔雀」 #サビアンシンボルのタロットワーク
古城は先祖代々受け継がれてきた土地です。そこを練り歩く孔雀は、土地の所有者の社会的な地位を明らかにしています。先祖から受け継いできた基盤がなければ成し遂げられない、個人の努力の結晶です。また個人が自己の能力や価値を超え、他人の理想を自分の中で誇示できるようになったときの高揚感も示しています。
これは牡牛座の最後の度数です。これまで牡牛座が辿ってきた、自然の豊かさの享受と脅威の克服、欲望と感性の研磨、文化を練り上げそれを行使し、さらにそれらとの距離感を試行錯誤してきたプロセスの、最後の花が咲いています。出し惜しみなく全ての価値が表に出され、周囲に向けて誇示されました。全部外へ出し切るため過剰になったり、中身空っぽになって表面的なものだけになる可能性もありますが、これまでの遺産や価値を劇的に表現する力が発揮されています。
スプレッド
1.孔雀
細かいレイアウトはおまかせしますが、カードを裏向きに並べてなるべく美しく孔雀の羽を作ってください。ここでは「全てを出し切る」必要があるため、全てのカードを使います。最後の一枚を孔雀カードとして中央に配置しましょう。
このカードは長い過去の努力と勝利の完成として、個人が誇示する継承されたギフトです。受け継いだものと個人的な努力の劇的な成果が示されます。
リーディング結果
1.孔雀:ワンド10逆
継承されたギフトは自分には持ちきれないものでした。あるいは、「目一杯抱え込んできたものを手放す」という行為そのものが、継承と努力の結果、周囲に向けて劇的に誇示できるものなのかもしれません。吐き出し切った!
みなさんのカード
吉田結妃さんが牡牛座前半をまとめた記事を書いてくださいました!
一部引用させていただきます。
これはサビアンシンボルの元型的なエネルギーが、タロットをひいた私にどのような作用をしてるかを探るワークだと感じています。言い換えれば「このサビアンシンボルはあなたの場合こんな感じですよ」ってタロットからメッセージをもらうわけですね。
また私の心の中の『タロットワールドとして開拓している心のエリア』と、『サビアンシンボルの絵として活性化している心のエリア』を繋ぐなんて、考えたこともなかったので、TAZNさんのアイデアがほんと面白い!と思ったのです。脳の神経のシナプスがつないでいくように、心もさまざまな場所をつないでとおりを良くしていくのですね。
心の「タロットエリア」と「サビアンエリア」のつながりができていく・・・シンボリックな土地のマップに道が作られていくようですね!
このワークはシンボルにシンボルをぶつけて、シンボル同士でエネルギーをチャージさせあいながら、リーダーの自分事からのエネルギーもそこに付与されていくのかもしれません。
28度
29度
サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら。