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双子座4度「ヒイラギとヤドリギがクリスマスの古い記憶を呼び覚ます」 #サビアンシンボルのタロットワーク

ヒイラギとヤドリギはクリスマスに飾り付ける代表的な植物です。両方とも常緑樹で生命力の象徴です。本来ヤドリギは、キリスト教以前の宗教習俗で冬の間の豊穣を守る植物として飾り付けられていましたが、初期のキリスト教会はそれを禁止し代わりにヒイラギを飾るように布教しました。ヒイラギの棘はキリストの受難、赤い実はキリストの血を表しています。しかし結局、人々はヒイラギとヤドリギを一緒に飾るようになり、現代では両方ともクリスマスのイメージがついています。

ここでは古い記憶が呼び起こされているので、今現在クリスマスを体験している訳ではありません。シンボリックな植物からクリスマスの記憶が蘇っています。子供のように純粋な心を持っていた過去の出来事、あるいは実際には体験しえなかった伝統的で元型的なクリスマスのイメージです。合理主義ではない、自然や感情、感覚的な世界へのノスタルジーによって、より深い価値観や願望を復活させるロマン主義的な度数です。

実際にクリスマスを体験したのは牡牛座9度クリスマスツリーや、双子座2度サンタクロースのときです。双子座3度でそれを論理的、合理的に法則化し実践する知性がありました。ここではそうした知性を手に入れる前の、感覚的で素朴な世界、源の中に回帰したいという憧れが生まれています。これはなんでも合理的に処理しようとする世界への反発につながるかもしれません。

スプレッド

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1.ヒイラギ
2.ヤドリギ

この2枚のカードは回帰していこうとする源です。古い記憶や伝統における元型として、どんなノスタルジーのイメージを持っているかが示されます。今現在はそれをやっていない、その状態にはいない、あるいはもはや失われた過去であるからこそ、こういうものへの憧れがある、と読んでみます。

リーディング結果

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1.ヒイラギ:ワンド10
2.ヤドリギ:太陽

ワンド10、子供の頃はギリギリ限界まで頑張ったなあ・・・とか、全力を出すという伝統や神話への回帰。

太陽、自己実現や成功の記憶、伝統的イメージ。

「限界まで頑張ったら成功を掴める、自己実現できるんだ」というスポ根的世界観へのノスタルジーや憧れだと読めそうです。今現在はそれをやっていないので、限界まで頑張らないので自己実現していない。

2枚のカードのスプレッドは、リーディングの中で時としてその2枚がコインの裏表のように張り付いてしまう可能性があります。例えば今回なら「自己実現するためにはギリギリ限界まで頑張らなければならない」とも読め、「自己実現」と「限界まで頑張る」が張り付いています。しかしもしかすると「限界まで頑張らなくても自己実現していい」というように切り離してよい場合もあるかもしれません。無自覚な憧れが「こうじゃなければこうなれない」という不必要な条件付けを作っていないか、注意して見てあげるとよいです。

みなさんのカード

本日もみなさまトライありがとうございました! 

3度


サビアンシンボルからタロットのスプレッドやワークを作っています。「そのサビアンシンボルの意味を探る」のではなく、「その度数におけるその人の発達の状態」を読み解く取り組みです。しかし個人の発達状態を通じてサビアンシンボルの元型を透かし見ることもできるかもしれません。
参考にしているのはサビアン研究会での学びと、ルディア「An Astrological Mandala」「The Astrology of Personality」、ジョーンズ「The Sabian Symbol In Astrology」。自分なりの解釈もしています。
このワークについての詳しくはこちら