テレワークゆり物語 (174)テレワークしにくい職種のテレワークスペース⁈
テレワークしにくい人が使えるテレワークスペースを作ろう!
またまた変なことを思いついてしまった。
そこに至る長い経緯を書いてみる。
私が小学校から高校まで育った家は、生駒市「北新町」にあった。
しかし私が大学で東京へ出ている間に、生駒駅前の再開発で立ち退きに。
ただ、家は取り壊されたけど、一部の土地は手放さずに済んだ。
その残った土地に、親は、小さなアパートを建てた。
生駒駅に近いので、空き室になることはほとんどなかった。
ところが母の意志で、1階部分は貸さなかった。
家族3人で暮らした思い出の「北新町」を、新しい家族のために残しておきたかったのだ。
長女の出産では、前後の数か月を「北新町」の1階で暮らした。
シャープを退職し、フリーライター目指して悪戦苦闘していた頃だ。
次女の里帰り出産も「北新町」の1階だった。
夫の転勤で愛知の稲沢に暮らしつつ、ライターとして頑張っていた頃だ。
三女が生まれて北見に移住してからは、家族5人で「北新町」の1階に帰省した。
しかし時が流れ、子どもたちが大きくなって以降、父の物置き場所となってしまった。
2022年秋、母が亡くなり、ひとり娘の私が「北新町」のアパートを引き継いだ。鉄骨とはいえ築40年の古いアパート。駅に近いとはいえ、今は家賃を安くしないと入らない。
このままだと、価値が下がってしまう。
じいちゃん、母、私と受け継がれた「北新町」。
娘たち、孫たちまで、つなげられるようにしなくては。
父の了解を得て、たくさんの荷物を断シャリすることから始まった。
1階の1部屋は父が使えるように残し、残り2部屋を空っぽにして、クリーニングした。
ちなみに、母が経営していた「ブティック&喫茶」は「テレワーク&喫茶」に進化(?)させた。
最初は無茶かと思ったが、最近は利用者も増え、フレンチバルとも共存できている。
長くベッドタウンと言われてきた「生駒」。
多くの市民が大阪の会社に通う「生駒」。
テレワークで「生駒」で仕事ができる人を増やしたい。
パソコンを使うテレワーク場所は、テレワーク&喫茶「パステル」がある。
そうだ。
「テレワークしにくい職種」の人が、テレワークできる場所にしよう!
セラピスト、マッサージ師、ネイリスト、整体師などなど。
お客さまが来やすい駅チカの店舗を賃貸で借りるのは、大変だ。
生駒駅に近くて、時間単位で必要な分だけ借りれる、リアル仕事スペース。
生駒で起業したい人の後押しにもなる。
・・・という、変なことを思いついたのが、昨年の春。
ずいぶん時間がかかってしまったが、ようやく、この4月に正式オープンした。
レンタルサロン&スペース
𝐩𝐨𝐜𝐨 𝐝𝐞 𝐧𝐨𝐫𝐭𝐞 (ポコ デ ノルテ)
スペイン語で、"poco"は「少し」"norte"は「北」。
熟語としては、たいした意味は無い。
「北新町」にある、「少し」だけ借りて、「少し」の資金で、「少し」前に進むことができるスペースだ。
さて、オープンして1か月が過ぎた。
その仕上がりは・・・その状況は・・・以下をどうぞ。
※冒頭の写真は、築40年のアパートの外壁を塗り替えたときの写真。ここから壮大かつ、こだわりの、長い挑戦が始まる