テレワークゆり物語 (163)テレワーク屋のワーケーションは美味しいか?[企画編]
『そば屋のカレーは美味しい』とよく言われる。
そば用の「和風だし」を使ったカレーなので、日本人の口に合っているという説がある。
テレワークで「仕事」と「休暇」を同時に可能になった『ワーケーション』。
テレワークのコンサルティング歴15年の「こだわり(だし)」で、「ワーケーション(カレー)」に取り組めば、美味しいものができるのではないか。
・・・ということで、かなり強引ではあるが、(株)テレワークマネジメントが、自社のため、取り組んだ企業ワーケーションの顛末をご紹介することにした。(企画編・実施編・振り返り編の三部作を予定)
正直、企業のワーケーションを地域で受け入れたり、私や社員が個人で『出張ワーケーション』を実施したりしたことは、数多くある。
が、自分の会社での実施は、初めての挑戦だったりする。
北見に集まって、仲良くなろう!
(株)テレワークマネジメントは、社員全員が完全テレワークで働いている。それゆえ、毎年社員がリアルに集まる「全体会議」を大切にしてきた。
しかし、集まる場所は、いつも東京。
8割の社員が、関東近辺に住んでいる。2割の社員の交通費を負担する方が、会社としても助かる。
しかし、夫の転勤でやってきた北海道北見市に魅せられ、ここに住んで四半世紀の私には、いつか叶えたい願いがあった。
いつか、社員全員に、北見に来てもらいたい。
正直、実施コストの問題やコロナ禍もあり、会社として実施するワーケーションは、できていなかった。
今年こそ、社員を北見に呼んで「全体会議」をやるぞ~!!
ただし、メインの目的は「全体会議」や「本社詣で」ではない。、
目的は、社員全員が集まって仲良くなること!
会社メリットらしくカッコ良く言うと、「チームビルディング」である。
『テレワーク屋』の企画のこだわりポイント
かくして実施が決定した、『テレワーク屋』のワーケーション。
どこでも、いつもの仕事ができるテレワーク可能な我が社の働き方を活かし「社員に寄り添う柔軟性」、そして会社としてメリットとなる「チームビルディング」を基本コンセプトとして、企画が固まった。
ツアーのような旅程は用意しない。いつ来ても、いつ帰ってもOK
仕事がメイン。平日の業務時間は、バケーションは入れない。
平日に遊びたい場合は、現地で有給休暇(時間有給OK)をとる
北見で仕事をする場合のワークスペースは会社が提供
平日の業務時間外や休日は、地域で食事や遊びで地域貢献
夏休み中なので、家族が一緒でもOK (ただし家族旅費は自己負担)
土曜に「オホーツク観光」と「カーリング体験」を用意。
(自由参加・家族も含めて会社負担)土曜に帰宅可能。翌週の仕事に影響させない
その結果、2023年の「全体会議@北見」の企画は、以下となった。
ふたを開けたら、参加形態は十人十色!
社員ひとりひとりに、家庭があり、それぞれの事情があり、一泊二日といえど家をあけるのは大変である。
拘束時間は、会議の時間のみ
この設定は、正解だった。参加パターンは、まさに十人十色となった。
子どもが中学・高校生ぐらいだと・・・
金曜の午前に出発して、土曜の夜に帰る一泊二日のシンプル出張。子どもが大学生だったり、子どもが巣立って夫だけだと・・・
木曜の早朝に出発して、終日北見でテレワーク。
土曜の観光を楽しんだあと、延泊して日曜は自由観光。「中学生の娘が行きたい」と言ってくれて・・・
「全体会議」の間だけ、娘さんは(新しくなった)北見市図書館で読書。
会議以外は、懇親会も観光も、娘さんも社員と一緒!小学低学年と未就学の子どもがいるので、家を空けられない・・・
いっそのこと家族四人で行こう。
社員本人は「全体会議」のみ出席。あとは家族と北海道旅行!4月に初めての赤ちゃんが生まれ産後パパ育休を取った社員は・・・
生後4か月の赤ちゃんを抱えた奥さんをひとりで置いては行けない。
今回はリモートで「全体会議」のみの参加。よきよき。
いやー、社員は少ないのに、このバリエーション。うれしいですね。
ワーケーション@北見のスケジュール大公開!
北見での十人十色のワーケーション。スケジュールを大公開しちゃいましょう。・・・って、そんなすごいモノではないけど、少しでもご参考なれば。
まずは「全体会議」前日。マネージャーたちが、朝早く北見入りして、KITAMI BASEで通常業務。夜には、オホーツクビアファクトリーで前夜祭。
そして「全体会議」当日。社員が各地から集まってきて、14時から全体会議。そして、お楽しみの懇親会は、味覚園で北見焼肉。
そして土曜日は、お楽しみの「バケーション」。
会社が借りた貸切バスと地域を知り尽くしたバスガイドさんの案内で、午前は留辺蘂。昼はカーリング体験。午後は網走を観光して、女満別空港へ。
企画した自分が言うのも何ですが、充実しまくり。
仕事はきっちり、遊びはめいっぱい。
でも、ちょっとハードかな。笑
かくして、実現した「テレワーク屋のワーケーション」。
果たして、そのお味はいかに?
続きは、「実施編」「振り返り編」で。(近日公開予定)
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