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ニコンZ8 1年半使用レビュー:高性能を実感した1年半 #62

ニコンZ8を購入してから早1年半。

昨年はいろいろな被写体を撮ってきましたのでこのあたりで使用感をまとめておこうと思います。

使いこなせるようになるまで時間がかかるかと思いきや、その直感的な操作性と高機能にすぐに魅了されました。

これまでの経験を基に実際にどんな点が良かったのか、また気になった点をレビューしてみます。

ブラックアウトフリーのファインダー

Z8を買った1番の理由がブラックアウトフリーのファインダーでした。

それまでのミラーレス一眼カメラだと連写しつつカメラを振るような撮影ではパラパラ漫画のようになり正確に被写体を捉えたまま追うことが困難でした。

しかしながらZ8ではブラックアウトがなく連写中でもファインダーはヌルヌルなので、動きもの特に航空祭や競馬場での撮影ではとても重宝し満足度がとても高いです!

これがあるからブラックアウトフリーではない機種へは乗り換えできないなと思っています。

サイズ

Z8に100-400mmの超望遠レンズをつけた時、バランスがとてもいいです。

Z9よりもコンパクトでありながら、プロ向けカメラとして求められる機能をすべて搭載している点が非常に魅力的。

手にフィットし、超望遠レンズをつけての長時間撮影でも疲れにくいです。

ボタンやダイヤルの配置もよく考えられており、特に操作に迷うことなく、必要な設定にすぐアクセスできるのがポイント。

オートフォーカス性能

Z8のオートフォーカスは非常に精度が高く、特にニコンの最新AFアルゴリズムが搭載されている点が大きなポイントです。

493点のAFポイントと、人はもちろんのこと鳥や車検出が非常に精度高く動作します。

動きの速い被写体を追う際にも、AFが迷うことなくピントを合わせ続けてくれるため、モータースポーツ、航空祭や動物撮影で特に役立ちました。

連写性能

Z8は最大20コマ/秒での連写が可能で、動きの激しいシーンでも瞬時に決定的な瞬間を捉えられる点が強みです。

Z8は電子シャッターのみのため、どれだけ連写してもシャッターユニットの消耗はないので、気持ち的にとても楽でした。

バッテリーと耐久性

Z8は、EN-EL15cバッテリーを使用しており、1回の充電でそれなりの撮影が可能です。

ただし1日フルで撮るようなときだと1個では心許なく、サーキットに行ったりするときは予備1個を常に持ち歩いていたので、予備はあった方がいいかなと思います。

動画性能

正直なところ動画はほとんど撮らないので、動画性能を評価するのは難しいです。

4K/120pなどのスローモーションが撮れるのは面白い点の一つでした。

今後活かしていきたいです。

4軸チルト液晶

液晶の4軸はとにかく使いやすいです。

ハイアングル、ローアングル、縦など、素早く切り替えできてこれはとても重宝してます。

自撮りをしない私にはこれがいいと思います。

気になる点

正直なところ私が使っている環境で気になる点はありません。

完璧です。

あえてあげるとすると、明るい環境の時にファインダーの色が見辛い時があるような気がする程度でほかに思い当たるところはないです。

結論:完璧に近いカメラ

総じて、ニコンZ8は非常にバランスの取れたカメラであり、1年半使っても全く飽きが来ませんでした。

特に、画質、オートフォーカス、連写性能のバランスはとてもよく他のカメラを圧倒するレベルだと感じています。

プロフェッショナルな撮影にも耐えうる性能を備えながらも、持ち歩けるサイズ感で、日常的な撮影にも適しています。

今後さらに長く使い続けていくことになるカメラだと確信しています。

作例

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