思い出のジャパンカップ
競馬を始めた2016年
僕が競馬を始めたのは、2016年の秋くらい。どのレースから?と言われたら、キタサンブラックが勝った2016年のジャパンカップと答える。
それまで競馬場に何度か通っては遊びで馬券を買っていたりしたけれど、「競馬を始めた」というのであれば、やっぱりここになると思う。
当時、競馬に関することといえば、現役では武豊と、キタサンブラックくらいしか知らなかった。
そして何となく足を運んだジャパンカップでそのタッグをたまたま見ることになった。
馬券はキタサンブラックと、他2頭の馬連ボックスを持ってたいと思う。
ずっと先頭
レースが始まってキタサンブラックが先頭に立った。
「へぇ、キタサンブラックは逃げ馬なのか。」
頭の中はこんな感じだったと思う。
レース中盤になっても馬群が大きく動くことはなく、キタサンブラックが先頭で直線を向く。
各馬追い出しを始め、さあどの馬が追い抜くんだろうという目で見ていた。
しかし、抜かれない。
キタサンブラックは先頭を走ったまま、どの馬にも抜かれない。
そして悠々と先頭でゴールを駆け抜けた。
「ずっと先頭だった。」
当時の僕はこんな感想を抱いていた。
2022年ジャパンカップ
あれから6年。当たり前だがキタサンブラックはもうターフにいない。
天皇賞秋で初年度産駒のイクイノックスが大逃げのパンサラッサを捕まえたときは、こんなすごい子がどんどん生まれるのかと未来にワクワクした。
キタサンブラックの影響もあって、ジャパンカップは1番現地に足を運んでいるGⅠとなっている。
メンバーが小粒だと言われることも近年多いが、それでも僕にとってはジャパンカップがすべての始まりのレース。
そしてそのジャパンカップが今年も近づいている。
海外からの刺客も今年は多い。
また1つ思い出が増えるのを待ちわびながら、馬券を買おう。