2021.2.24 かぐや様の石上優くんの魅力
赤坂アカさんの「かぐや様は告らせたい」に出てくる石上優くんについて、とても魅力的に感じている。理由は3つあって、
まず、自分と近似している部分があること。
別に自分のことを魅力的といってるわけではなくて、自分と近しい部分を持っている人に対して愛着がわいているという意味。
少しおこがましいかもしれない。優くんほど優しいとは微塵も思ってはいない。
似ていると思うのは、人の目に対する恐怖であったり自信のない口調だったり弱さの部分だ。
優くんの場合は明確に過去のトラウマがあり、明確に人から悪意を向けられていて、さすがにそこまでの経験はしたことがない。
僕の場合はもっと小さい傷の積み重ねだし。
そして、2つ目の理由として、弱さを乗り越えているところ。
作中ではネガティブな人物として描かれているが、文化祭実行委員に入ったり、陽キャ女子に恋をしたり、恋に対してちゃんと向き合ったり、考え方や行動はただただ前向きである。
僕だったら逃げてしまうところで逃げずに立ち向かう。
いつのまにか他人に萎縮しない態度をとるようになっていて、作中で1番成長を実感させられる人物だ。
最後に、弱さを一緒に乗り越える仲間がいること。そんな仲間を思いやれる優しさを持っていること。
僕は、自分を守るために人を遠ざけてしまった。逃げてしまった。人を潜在的に恐怖する心は、社会人6年目の今でも変わってはいない。
自分と似た弱さをもっている人物が、自分が持っていない「人の心に向き合えるという強さ」を身につけていく過程に、グッときてしまった。
この感情をエモいというのだろうか。
ちなみに、この文章を書いてて、自分はいつまでも厨二病なんだなと実感した(笑)