行きつけのバーと「名前」を呼ぶこと
新卒の時から通っているバーがある。
年数だと15年以上。
頻度は落ちてしまったんだけど、久々にいっても、名前で呼んでもらえる。しかも、下のほうで。
とても嬉しい。
オーナーさんが、とってもいい人で、始めは一店舗だったんだけど、
いろいろ話をショートカットすると、4店舗になってる。
本店にいたバーテンダーさんたちが、独立した形とか、オーナーの店舗拡大とか。
その「いつでもいつまでたっても名前を呼んでもらえる喜び」を、今日は書いてみる。
(8月23日追記)
私は、名駅にある「ark BAR」というところに行く。
新卒のころに、飲み会があって、まだ右も左もわからないピヨピヨ社会人だった私には、「異世界」だった。
今でも、Barにいくことあるよというと、驚かれることがある。
重厚感にいまでも緊張するんだけど、
オーナーさんと、始めの頃から面識のあるスタッフさんたちが、必ず名前で話かけてくれる。
「お客の一人」という感じから、「自分に向き合ってもらえる」感じ。
特別感が出る。
少し話は飛ぶが、土日にサッカーのボランティア活動をしているんだけど、
お手伝いに来てくれるレディースチームのある選手が、必ず話しかけてくれる時に、
「〇〇さん、これ持って行っていいですか?」
「〇〇さん、△△さんが呼んでます。」と、名前から始めてくれる。
「あのー。」とうやむやに声を掛けられることより、何倍もうれしい。
私自身、ボランティアなので、そのチームの社員さんに比べれば「そのへんのお手伝いさんの一人」扱いなんだけど、
「ボランティアの一人」から、自分自身が認識されて役割を果たさせてもらえている感じに、気持ちがかわる。
もう一つ余談だけど、夫婦とか、カップルとかで、「おい」「お前」「あんた」「ねぇねぇ」という言い方で相手を呼ぶ人もいるとは聞くし、見るけど、
なんかここはまだうまく言語化できてないんだけど、「嫌」なんだよね。
ちゃんと名前があって、そこにパートナー関係が成り立っているのであれば、
相手のことをちゃんと名前で呼ぶといいなとおもう。
ものすごく話がそれてしまったんだけど、相手を一人の個別の人物として認識し、相対することで、いう側の「信用」ができて、そして「信頼」につながるような気がしているし、言われた側としても、その人を大事にしたいなと思ってる。
今、コロナ禍で愛知県も何度も緊急事態宣言が発令されてきたが、なんとか営業を続けてきた「ark BAR GRANDE」。
自分の人生の中の大きな気づきのひとつにもなっているお店なので、改めて顔を出して、応援しに行こうと思った。
みなさんも、よかったら、名駅から歩いてすぐなので、行ってみてください。