見出し画像

「本当の好物が言えない」2023/12/21(木)の日記


・相も変わらずラだ!

・にんにくが入ってるとまずいので、一応あとに予定があるとちょっと、とか、スープありのラーメンだから後でご飯を入れて食べたいのでご飯のある時に食いたい、と思っていたけど、そんなこと言っていると一生食えないので食う。ご飯はあったので。

・安いラーメンを中心に買って、十分「ウマー」と食えているので、お高めのメシはさぞ美味いかブランドがついてるんだろうなと思う。

・メシを入れた上にラー油も加えるともしや、と思って入れたが、やはり化ける。(゚д゚)ウマーである。

・(゚д゚)ウマー←こいつ辞書登録した覚えないのに出てきてちょっと怖い。デフォなのか?


・友人に誕生日を祝われた。嬉C超えて嬉D。

・チェーン店らしいが、どう見ても高級な鍋料理屋さんでしょ、みたいな構えをしている。個室ではなかったもののそんな風合いを感じる。怖い。

・オシャレなグラスは友人のやつで、私はレモンサワー。こんな場所にまで来て「とりあえずビール」ができないのは誠に遺憾、残念。

・専用タンブラーの保温性が無駄にパーペキでは時間が経てども経てども温度が変わらず、知覚過敏には大変優しくない仕様となっていた。歯がとにかくす〜げえ痛えですな、外激寒だったのにキンキンに冷えてますわな、という感じを味わいながら、それでも美味えなと思う。

・コースはふぐ。焼肉のお返しがふぐでいいのか?本当に心の底から好きだと言える食べ物ぞ?

・突き出しからもう美味い。ここで酒でなくご飯をいきたくなるところに貧乏性というか、酒豪でない所以が出ているな、と自分で思ったりする。

・誇張抜きで、この世で一番美味い食べ物、てっさ。関東ではふぐ刺しというのだろうか。これが一番美味い、食った瞬間白目を剥きそうになる、というのは味覚がジジイで酒呑みと勘違いされがちな理由である。

・新歓とかで「大好物はてっさです」と言おうものなら、「うわ、あいつボンボンだ!」となり、全くボンボンでもないのに必然的に一目置かれてしまうがゆえに本音を閉ざし「ミートソーススパゲゲティの上に山を作るほど粉チーズが好きです!」とか言って、小説家先生にもらったサインにみんなは自分の名前を書かれているところに「粉チーズお見事」とかするのだ。言いたいよ本音。

・唐揚げに関しては、失礼ながら正直ちょっと舐めていたのだけど、一口目を齧った瞬間に笑いを堪えきれなかった。想像の範疇を超えてあまりにも美味しすぎたのである。わざとらしく信憑性のない表現しかできないが、とにかく美味い。

・メインディッシュ、てっちり。

・両者ふぐちりの奉行なんざやったことがないので、終始とりあえず勘。

・何とかなった。普通に美味そうな鍋だ。こうやるとふぐちりもかなり普通の鍋に見えるな。

・ふぐの身、ホッロホロで草というほどの柔らかさ。ちゃんと煮込んだ方がやはり美味さの角が違うのだろうな。

・かにかふぐなら、数秒も迷わず即答でふぐなのだが、その理由がここにもある。かには殻を剥く作業、身を取り出す手間の段階でめちゃくちゃ手が汚れるし時間がかかり、それに話す頻度が大幅に減る。この手間と美味しさが私に不釣り合いだと感じ納得ができず、理解者を求めている。

・〆の雑炊。初めて作ったにしては上出来だろう?

・アツすぎてなかなか食えなかっただろう?調味用にかけるポン酢で温度も調整したりしてただろう?

・お互いに不慣れな恋愛の話を相談ついでに話そうと思ったら、友人の方がいい感じに進展していて私が結構マジで落ち込んでしまって一度は地獄みたいな雰囲気が流れたものの、何とか復帰。人生も調整で何とかなるものなんよ、知らんけど。

・雑炊を私がまだ食べ終える前に「早よ出ていけ」と言わんばかりにシャーベットが出てきた。圧を感じ何のシャーベットかに関しては聞けなかったものの、柑橘っぽいぞ、これはおそらく柚子だ、と言い合い、柚子シャーベットだったことにしている。そんなに気になってないから違っててもそれでいい。


・店が閉まるということで、半ば本当に店から追い出され、コンビニで買い出しをして快活CLUBで飲み直し。ビデオ通話で他の友人も参加。すでに私は酔いがかなり回っていたようで、酒の写真も酔ってんだろうな〜というこれしかなかった。

・カントゥーヤのことを私がずっと間違ってカンティーヤと言ってしまい「何それ」となっていたのを逆にとって、カンティーヤで乾杯の音頭をとった。す〜げえ恥ずかしいので、もうちょっとマシなオリジナル乾杯のかけ声を作りたい。


・そういうわけで、奇しくも母親が脳梗塞で意識を失ってからちょっと1ヶ月のこの日、私はまた一つ歳をとってしまった。まだずっと胸のどこかに風穴が空いたようになっていることにたまに気づいては、できる限り気づかなかったふりをして日常に戻る。1ヶ月でまだ慣れた方だとは思うが、今後も完全に慣れることは決してないだろうと思う。

・22歳になったからといって途端に成長できるわけでもなければ、突然人が変わったように生活できるようになるほどに出来た人間でもない。ただこの日を境に、意識的に変わろうとする努力くらいはできると思っているので、最低でも父親に迷惑をかけないような生活はしたいと思っている。

・正直、ため息の数が桁違いに増えた父親と生活する上で「自分が明るくいなければ」という勝手な責任感から、自分でない自分がわざと明るくいるように仕向けているのではないか、というくらいに躁鬱でいうところの躁の部分だけが1ヶ月間続いているため、次に鬱の部分が出てきた時にものすごいことになるのではないかという不安はある。

・ずっと希死念慮を抱えていた以前と比べて、母親が意識を失ったいま我々は生きるしかない、という前向きな考えに振り切っているのが理由ならまだいいのだが、押さえつけているだけでその部分が出てくる可能性が十分ありえるのは非常に怖い。

・解放されたわけではないけど、今は私を縛っていたそれら要因のことを考えなくて済んでいるだけまだだいぶマシだと思っている。とにかく今は精一杯生きることだけに尽力したい。孤独を誤魔化せるように努力したい。


・缶の酒の写真、マジで全部ブレている。

いいなと思ったら応援しよう!