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「ひっそりファンの憂鬱」2023/11/17(金)の日記


・朝起きてから初動までがとにかく長い。寒いとか関係なく体の動きが鈍い。マジで何とかしたい。


・最近書いた雑記を、とにかく読まれたくないので有料にした。これで、今以上は読まれないはずだ。まずそんなもん書いて出すなって話だよな。

・若気の至りだと思ってください。あと、なんか消すのってちょっとイヤなんです。


・朝起きなきゃとかもっと動けるようにならなきゃとか言っているくせに、今買わなきゃ忘れる!と思って、ながみくの単独ライブ「虹洗い」の配信チケットを買って、すぐに観た。次の日早いの分かってるくせに、買うだけにとどまらず観たりすんなって。

・というのをながみくの最新回が更新されたことで知ったのだった。ネタバレがありそうだったし、【終】なのも意味ありげだったので観たのだった。

・結論から言えば、抱いた感想としてはおもしろかったとかでなく、ただ「観てよかった」が強い。諦めていた夢にもう一度挑んでいる、自分にとって輝かしい舞台に立って自分がしたかったことを一生懸命に演っている姿が、とにかくかっこよかった。

・長イキ先生とみくのしんさん以外の演者の方も
本当に「圧倒された」とか「いいなと思った」とか、やはり似た感想を持っていた人が多かった。恐山さんも日記にグッときた、M-1みたいだった、とか、そんなような旨の話を書かれていた気がする。

・イベント当日の精神状態がヤバかったので、多分あの状況で虹洗いを観ていたらバチボコに泣いていたと思う。ひょっとしなくても泣いてた。

・いろんな人に支えられて、いろんな人に愛されていろんなことができるんだな、とか、直接彼らに関係ないところでもグッと来たりしていた。


・なぜかその後陽が上りかけるまでアライさんマンションを読んでいた。連載当初も読んでいたが、こんなに深いとは思わなんだ。

・怖いもの見たさな人間の心理を突いたかなり良い作品だと思っている。けものフレンズの二次創作とはいえ、キャラクター立てとしてアライさんとフェネックが登場するのみで、原作には似つかわしくない無機質で物騒なマンションを舞台に描かれているので、その異質感が同時期ごろに流行った同じくけものフレンズの二次創作PCゲーム「けものフレンズ.exe」の雰囲気を彷彿とさせ、身悶えするほどにそそられる。

・けものフレンズ.exeほどの社会的なメッセージは盛り込まれていないものの、深く入り込めば入るほどに考察をする箇所がどんどん増えていくというとんでもない沼。原作にはいないフレンズ、壁の落書き、地面の落書き、怪異、そもそも全ての違和感の根源であるマンション、その全てが深みをひたすらに演出する。私を含め、続編を願望するファンは完結から約4年経った今も後を絶たない。


・昔、すき家に行った時に、子供がおもちゃのついてくるセットを注文して、もらえたおもちゃを見て「すき家って書いてるイヤや〜!」と言ったのを鮮明に覚えている。店員さんもどうしようもない理不尽による号泣。私は心の中で「確かに!」と強く頷いていた。確かクレヨンしんちゃんの何かだったろうか。

・そういえば最近、チョコビにしんちゃんが書かれているのに納得がいかないという話を、そして、かのダウンタウンの松ちゃんはかつて、こう言ったそうだという話を聞いた。「お前らアホやな、仮面ライダーは仮面ライダーの絵のついた靴なんか履いてへん。仮面ライダーが履いてるのはブーツ。」確かにそうでしかないし、この意見に激しく同意した。

・何が言いたいかというと、少なくともみんな何かになりきりたい、あの世界が見たい、という願望を持っているのではないか、ということ。クレヨンしんちゃんの世界ではチョコビにしんちゃんがプリントされていることもなければ、おまけにしんちゃんのシールが入っていることなんてのはない。仮面ライダーも自分の靴なんて履いていなければ、グッズすら販売されていないことだろう。

・しかし、現実世界ではあの憧れの世界にあるものがなくて、誰かのファンを誇示するかのようなあからさまなグッズがほとんどだが、たまに、エヴァストアのように、エヴァンゲリオンの世界でNERV職員に勲章のように与えられたとの設定のZIPPOが発売されるなどの例外ももちろん存在する。「我々は決してキャラを見せびらかしてファンを誇示したいわけではなく、さりげなくファンでありながら分かる人には分かるくらいでありたい」という我々の心理が分かってるな〜、とつくづく思う。

・なければ作ればいいじゃない、という寛容かつクリエイティブなファンたちは、時にファンメイドという自給自足の形で全国のファンたちに希望を与えてくれたりもする。SCP財団の職員用のつなぎがその例。自給自足ながらも他者にもその恵みを分け与えてくださる誠意に感謝しながら、やはりその世界に没入できるものはいいなとひたすらに浸る。

・みんながみんなこういった考え方というわけではないだろうけど、このようなひっそりファンでありたい、とか、憧れの世界の住民になりきりたい、とか思っている人は、私の周りだけゲリラ的に多いわけでなければそう少なくないはずだ。今日も世界の平和と、さりげない主張のできるグッズが生み出されることを祈りながら眠りにつくことにしよう。


・ハンベーギ。

・いつもの倍以上白ごはんが進まなくて焦った。何が原因だったんだろう。

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