見出し画像

「蟹です」2023/07/16(日)の日記


・鞄の中から出てきたお土産。出すのを忘れていた。先週のやつか?

・案の定、砕けている。でも、美味い。

・人間何で貰ったもの忘れちゃうんだろうね。ありがたがったふりしてそこまでありがたがってないのかも。嫌な人間だ。




・カップのカレーうどんのカレー部分が、お湯を入れて5分待つと、放置した絵の具のように干上がってしまっている。こんなに汁がなくなるものなのか。

・混ぜたら直った。何なんだ。

・店で食べるカレーうどんよりもカップのカレーうどんとかヌードルのほうが、大いに汁はねが怖い。




・鳩羽つぐのパペターが届いた。ずっとパペットだと思ってたんだけど、パペターって何?

・ビニール袋に入れたまま写真を撮ってしまったので、幼女を布団圧縮袋のような袋の中に閉じ込めてしまったとか、最悪な妄想を繰り広げてしまう。そうでなくとも少しかわいそうに思えてくる。すぐに出してあげるからね、と独りきり言うのも怖いので普通に早く開けてあげてください。

・このパペター、音声パーツが入っている。よくある押すと音声が流れるというアレ。アレが内蔵されたパペットというのがパペターたる所以らしい。

・パペターのロゴ、めっちゃかわいい。おばけみたいなやつのパペター何なら欲しいくらい。

・これがその音声パーツ。子ども相手に遊ぶときには絶対に見られてはいけないやつだ。これの存在を子供に知られたが最後、泣きはしないにしても夢という文字が音を立てて崩れることだろう。絶対に見せてはならぬ。私は自分用に買ったので誰かに見せることもないとは思うが。「お腹を押すとしゃべる」ということ以外、悟られてはならない。

・チープな中国製の音声パーツの、プラスチック製の絶縁体を抜く。13という謎の数字を表したシールがその不気味さを増しているようだ。

・鳩羽つぐという存在自体が謎めいていて、一時期はホラーというか何というか、一部では「誘拐されている」などとまことしやかに囁かれ、都市伝説系Vtuberとして名を馳せたものだ。パペターと呼ばれる商品には全てこのパーツがあるはずなのだが、動画の独特な雰囲気も相まってこの一つのパーツにもそれ相応の意味があるようにさえ感じる。犬山たまきのパペターだったら「ちゃっちいパーツ入ってんな」としか思わない気がする。

・そして肝心の音声の内容だが、例えば先ほど例に挙げた犬山たまきなら「ご主人様、わんたま〜」とか、いわゆるキラーフレーズというか、決め台詞をいう訳だ。しかし鳩羽つぐといえば、普段配信をするVtuberでもなければ、特段キラーフレーズらしき言葉が動画内で出てくる訳でもない。そうなると、3種類と限られたパターンでも、自ずと話せる内容は限られてくる。お腹を押す。少しこもった声が響く。

「鳩羽つぐです」

・自己紹介である。最初の動画でしたきり聞いたことはないが、動画内に登場した謎の人物「雉尾つぐ」も自己紹介をしていたので、その辺の兼ね合いなどもいろいろあるし、そうでなくてもそれくらいは言うだろうという算段だろう。

・では、あとふたつは何なのだろう。単純に考えれば、一本目の自己紹介の動画で名前と共に言っていた「西荻窪に住んでます」とかになるのだろうか。そして最後に「終わり〜」で3つ目なのだろうか。しかし、そんなに単純なのがくるだろうか。本当に、分からない。

・とりあえず、お腹を押してみる。また籠ったような、少し不気味そうな声で言う。

「午前4時になってもまだ霧が晴れていません」

・めちゃくちゃしゃべる。思ったより長文でびっくりした。容姿もしゃべり方も、基本的には幼い感じを受けるのだが、あとの方の声があまり幼いようには聞こえなかったのは、気のせいだろうか。意図的なのか、あるいは中の人とかメタ的なところまで踏み込んだ感想を抱いてしまったのか。不明である。

・肝心の中身はさっぱり分からんまったく何を言っているかわからないし、本編動画内でのセリフというわけでもない。非常に意味深ではある。

・午前4時。何の時間なのだろう。「まだ」霧が晴れていないということは、いつ頃から霧が出ていたのだろう。特定の場所があるならばどこのことを、譬喩としてならば何のことを言っているのかが全く意味不明である。本編との繋がりがありそうで、反面なさそうで、非常に頭を抱える。

・3つ目のセリフも意味深な、少し昏さも感じるものなのだろうか。少し身構える。殺人沙汰の話とかが出てきたらどうしよう。

・少し怯えながら、徐にお腹を押す。

「蟹です」

・意外だった。また長文が来るのかと思ったら、まさか自己紹介よりも短くしゃべるとは。

・それで、本当にかにって何だ。譬喩なのか、実際にどこかのかになのか。いわゆる「蟹」なのか、蟹のような何かなのか。本編にも蟹は出てこない。マジで何なんだ。頼むからちょこっとだけでもヒントっぽいものをどこかに混ぜ込んでおいてくれ。さすがに謎がすぎる。

・突然の蟹には、かわいらしさとともに、それとは逆の恐怖を感じる。想像してごらん、少しこもった少女の声で「蟹です」と聞こえてくるところを。それが鳩羽つぐのパペターから鳴っている、という事実を知らなければかなりの恐怖である。

・実は購入した公式サイトにセリフを付した画像があるのだが、霧っぽいイラストをバックに追加したとしてもやっぱりこの文字量と文脈は怖すぎる。

・ではなぜ買ったのか。こうしたものが目の前で見られるという単純な好奇心である。あと言わずもがなかわいいから。




・ちょうどシソの巻かれたチーズのトンカツが食いたいと思っていたところ、通常トンカツとメンチカツは入っているものの、チーズの巻かれたメンチカツにシソのパウダーみたいなのがかかっているほとんど同じものを、伝えたわけでもないのに買ってきてくれた。テレパシデショウカ。




・ゾフがHUNTER×HUNTERとコラボしているらしい。レオリオ以外本来のメガネキャラをすべて省いているのはマジでふざけるなと言いたいところだ。商業的な問題があるのは重々分かるにせよあまりにひどいので、クロロ入れるならせめてシズクあたりも入れてあげてくれ。

・ファンならおそらくは、ウイング、ゲンスルー、シズク、チードル、ノヴ、サングラス枠はレオリオ据え置きのモラウを追加、と言ったところが妥当なのではないだろうか。少なくとも私なら、そのラインナップなら店にわざわざ出向くこともままあったように思う。

・全然関係ないけど、クロロのスペル「QUWROF」って、読ませる気全くもってないだろ。


おやすみなさ〜い……

いいなと思ったら応援しよう!