「文豪の窓辺を感じる」2023/07/25(火)の日記

・佐藤栞里のオールナイトニッポンが始まる頃、私は先日ジョブチューンで不合格になったミニストップのシューを食べる。

・職人たちは「パンだな」って言ってたけど、よくわかんないです。美味いです。

・卒業研究（卒論）の途中経過の発表をゼミでしなければならず、焦って夜中に資料を作っていた。翌日友人たちの話を聞いて分かったけど、うちのゼミ生の大体が多分こんな感じ。「1日しかやってないけどな」が本心からの言い方だったので。

・一夜漬けとは言っても割としっかりめに準備はしており、前回も同じような発表があったのだがその時があまりにズタボロだったので、脳内ではほとんど「どのような構成にしようか」「どのあたりまで完成させようか」「次回までに終わらせておく進捗はどうしようか」などは終わらせておいた。我ながら用意周到である。

・しかし、ここまで練り上げておいて形にならないから毎回頭を抱えるのだ。今回私の頭を悩ませたのは、梗概、いわゆるあらすじである。ひとつ以上の文学作品を繙読し、自分で決めたテーマに沿ってそれらを明らかにしていく、という流れの論文なのだが、その取り上げる作品の梗概を載せるという作業には毎度骨が折れる。毎度、というのは、これまでも似たような作業はこのゼミで何度も繰り返してきたからだ。伝えたいこと全部載せ丼を作りたい私には、何度やってもこの情報の取捨選択を強いられる作業は慣れない。

・フワちゃんの代打の佐藤栞里のオールナイトニッポン0がそろそろ始まるという頃、やっと作業を終えた。外はまだ暗くて一安心する。隣の部屋から流れてくるクーラーの風が気持ちいいが、なんだかベランダに出たい気分に襲われる。

・hakunaのアプリで佐藤栞里のオールナイトニッポン0を観ながら、こっそり少しだけベランダに出る。湿ってはいるが思ったより涼しい風が吹いている。史実に残っている文豪たちも執筆の合間にこの風を浴びていたのかもしれない、あの芥川も太宰もこの窓辺に立って煙草を吸っていたかもしれない、と思いを馳せる。

・ひと仕事終えた後の非常に清々しい心持ちで風を浴び、そしてラジオが終わるとすぐに眠りについた。穏やかだが達成感のある夜だった。

・無事発表を終えて帰ったが、ゼミの友人と夏休み前に会うのは最後だったし、ゼミでやると仄めかされていた飲み会の存在も確認できずに帰ってしまった。なんだか非常に不完全燃焼だ。このまま私は大学生という肩書きを終えていくのか。

・もっとゼミの中でわちゃわちゃしたりだとか、せめてLINEグループを作るくらいは欲しかった。一人頑なにLINEの交換を拒否してくる異端児はいたが、その人を除けば大体は入ってくれそうな気はするが、私はそんな性格ではないので……という言い訳で逃れている。私もまた、言うだけ言って行動しないズルいヤツでしかないようだ。

・ゼミで知り合ったアノコと恋愛関係に発展して……みたいなことも絶対にない。まずゼミ生同士で気兼ねなく話せるのが3人しかいない。終わりだ。そのために軽音楽部に入ったと言ってもいいが、そちらでもコミュ障を極めてるので、終わりなのだ。もういいんだ。疲れたよ。僕もう眠いんだ……。

・合宿とかもない。元々あるのか知らないけど、別の学部に在籍している軽音楽部の友人のゼミでは、合宿があるらしい。また、別のゼミでも。文学部って、実はクソなのか？志賀直哉の旧邸に行った以来どこにも行っていないし、誰しもアウトドア派ではないにせよ、外に出向かなさすぎな気がする。コロナ一応明けたんだし、もうちょっと外に出向こうよ。

・全てが心の中で完結している。本当は全て面倒くさいのだ。全てが平穏に過ぎればいいと思っている。しかし、このまま大学生、ひいてはゼミ生としての実績を全くと言っていいほど解除せずに卒業していくのはどうかとも思っている。正解は、神と夏の生ぬるい風のみが知っているようだ。

・ずっと思っているのだが、マジでXってなんなんだ。Twitterからわざわざ名前を変える理由はなんなんだ。イーロン氏よ、説明はしたのか？私は少なくとも聞いていないぞ？企業名すら変えるとは英断だったねイーロン氏。ただ、そんなことはどうでもいい、私が知りたいのはわけだ。一体全体、どうしてなんだ？

おやすみなさ〜い……