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「地獄の門」2023/07/20(木)の日記


・マンナンライフではない蒟蒻ゼリーは攻撃的だ。袋を口に含むと、口の端をその鋭利な袋の先端で切ろうとしてくる。危ない。反面、一度に出てくる量が多く食べやすくはあるので、転じて老人や子供が食べた時の危険性は上がる。




・バイト先で謎の造形物を発見。用途が分からないのだが、上部に髑髏を携えた、おそらく石製か鉄製で苔が生えている、全長30センチくらいの結構な大きさのオブジェ。全面に謎の細いノズルのようなものが付いており、水が出るのか光が放たれるのか分からないが割れた部分からは、配線のような赤や白の線が見え隠れしている。

・造形はかなり違うがロダンの『地獄の門』を彷彿とさせるその門はやはり異彩を放っていたようで、他の部署からの見物客が絶えなかった。ただ、いくら人が来てもその正体が一体なんなのかは分からない。分からないが、苔が生えている、水が出そうなノズルがついているというたった2つの要素から、アクアリウムかビオトープかその辺をこしらえる時に用いたものだったのだと推測。

・しかし、先輩の言い分も分かる。この仰々しい門を水槽の中に入れたとて、そんなかわいらしい使い方をして済むのかという話だ。確かにかなりひねくれているか、何かひとつコンセプトを決めて造ったりしない限りは考えにくいか。でも、私は似た光景見たことがある。今となっては現実だったのか分からない風景だった。

・小学校からの帰り道、人が住んでいるのか怪しいほどに古く傷んだ、木造の平家があった。その家の脇には作画してあり、ある友人の話によるとそれを帰ると庭があって、それも結構な広さらしいのだ。ある日の帰り道、私たちは意を決して入ってみることにした。

・庭までの道のりは想像以上に険しく、雑草や枯れ木でさえも多いのに、木の端材のようなものもそこらじゅうにばら撒かれており、季節柄虫も多くて地獄のような道だった。今となってはここを抜けてどうするんだという話だが、その頃の私にはそんなことは関係なかったのだろう。構わず歩みを進めた。

・奥に広がっていたのは、庭というにはあまりにも色味のない場所だった。記憶の中でうっすらと残っているそこは竹林があったにもかかわらず、そこらじゅうに木の破片や端材が散りばめられているゆえにモノクロの世界だった。噴水や、西洋彫刻らしい謎の女性のオブジェなどが飾られ、言ってみれば一見「天国」とも形容できそうだが、空気の異質さやオブジェたちの不気味さ、そして何よりも険しい道を抜けた割に合わない達成感のなさに関しては「地獄」と言った方が似つかわしい。

・その家があったところには学生専用のハイツが建てられあの庭の真相を知る術はなくなったが、なぜか全ての記憶が朧げなのはなぜなのだろう。あの家の奥に庭があると教えてくれた友人も、一緒に実際に庭まで行った友人も、その友人2人が同一人物か否かも、この記憶が現実のものなのかさえも分からない。

・あの庭に髑髏を模ったオブジェやその他ホラーテイストの装飾品などなかったはずなのに、そもそもなぜこの記憶が今さら蘇ったのだろう。考えるほどに不気味で恐ろしくなってくる。あの瞬間、地獄の門は開かれてしまったのかもしれない。




・そう読むんだ。

・一応コイツらは「自称」悪の軍団なのだが、にしては名前が「ジャパリ団」と悪に振ってなさすぎる。普段厨二病かぶれの発言がかなり多いから、もっと痛々しい名前をつけてほしいところなのだが、画面左側のオーストラリアデビルの二つ名を「参謀†(さんぼお)」にするのみにとどめている。どうでもいいが、最近「さんぼお」から「さんぼう」になった。

・ここで泣きました。真相が知りたい方はけものフレンズ3のプレイを強くおすすめします。結構マジで、ナメてると号泣します。


おやすみなさ〜い……

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