Another worksのCOOとして複業の新たな可能性を切り開く
こんにちは、Another worksの逸見です。
前職のパソナを退職し、Another worksに参画してから2年半が経ち、2024年1月よりCOOとして複業の社会実装を推進していくことになりました。
これからは複業クラウドを広げるだけでなく、Another worksの有する全リソースを活用し、複業文化の推進をしていきます!
今回はnoteの記事を通じて、改めてAnother worksへの入社から今までを振り返りつつ、複業という文化に触れる中感じたことをご紹介できればと思います。
大林さんとの出会いとAnother worksへの入社
まず最初にそもそも僕がなんでAnother worksに入社したかを簡単にお話できればと思います。
前職のサマーインターンでの出会い
一番最初にAnother worksの創業者である大林さんと出会ったのは、前職のサマーインターンでした。
当時大学3年で就活ってなんぞや?という状態で参加することになったサマーインターン。1週間の中で新規事業を立案し、提案する内容でした。そこのメンターとして出会ったのが、代表大林さんです。当時の大林さんは新規事業である顧問サービスの部署に所属し、最年少年間MVPや社内のギネス記録を保持していました。
なぜかその時の感覚が強く印象に残った僕は選考中の企業を全て断り、前職へ入社することを決めました。
顧問事業部への配属!
入社後淡路島での新卒研修を経て、晴れて大林さんの所属する顧問サービスの部門に配属されることが決まりました。しかし、初めて部署に挨拶に行った時、そこに大林さんの姿はありませんでした。
「大林さんって今日どちらにいらっしゃいますか?」
選考中から「大林さんを超えるんで!」と意気込んでいた僕としては何よりも最初に挨拶に行きたかった存在だったのですが、先輩に言われた一言で衝撃を受けます。
「え、大林?もう辞めたよ・・・?」
なんと僕の就活の転機であり、一緒に働きたいと願っていた人は既にその部署にはいませんでした。というか、そもそもその会社にいませんでした・・・笑
入社早々、振り回されまくっています。
今でも大林さんはこの件を「軽犯罪」と言っていますが、僕からしたら「重犯罪」です。しっかり根に持ってます。
そこから大林さんがAnother worksを創業していることを聞いたのはすぐでした。
とはいえ、顧問サービスという新卒から経営層に対して提案をしたり、テレアポでメンタルを鍛える修行には興味があったので、楽しく働き続けていました。
大林さんとの再会とAnother worksへの入社
そんな中2年目が終わる1月、顧問サービスの先輩である吉川さんが大林さんの会社に転職をすることを聞きました。
正直、めちゃくちゃ悔しかった。周りの人達が転職をしていき、どんどん新しい経験をしていることに嫉妬をしていたからです。隣の芝生は青く見えるとはこのことです。
当時顧問サービスでも順調に、ある程度納得のいく結果が出るようになりつつあった僕は、本業だけに注力する方向ではなく、どんどん複業をやるようになりました。
YouTuberのプロデューサーとして企画・編集をやってみたり、経営者オンラインサロンの運営をしたり、、、何かやってないと落ち着かない日々でした。
そんな僕を見た吉川さんに「何をくすぶってんの?」と言われたのが、今思えば大きなきっかけだったかもしれません。
そこからは改めて自分のやりたいことやワクワクすることを考え直し、
吉川さんを通じて大林さんと再会し
Another worksのビジョンや複業の可能性にひかれて入社を決意しました。
以前のnoteにも書きましたが、自分が心から働きたい人がいて、心から関わりたいと思える事業をやっている会社はなかなかありません。
迷う暇もなく「一緒に働きたい」という言葉と共に出された大林さんの手を前に、汗ばんだ手をズボンで拭いてから「やらせてください」と握手を交わしていました。
当時5人もいなかった2期目の会社に転職をするということが、安定志向だった自分からしたら、いまだに不思議でなりません。行動しないことによる後悔だけは一番したくなかったのかもしれませんし、多くの人と違うことをしたかったのかもしれません。
今までもそれなりに自分の行動の言語化を試みたり、理由をつけてきたと思いますが、やっぱり言語化できない感性に従って動くのが人間だなと改めて感じます。
Another worksに入社して感じたこと
そんなこんなでFSとしてTheModelの立ち上げをミッションにAnother worksに入社をしました。
実際に入社してからは圧倒的な学びと自身の成長を感じています。
合理的非合理の重要性
Another worksでは、セールスとしての個人成績よりも、チームで成果を追う文化があり、個人の達成よりもチームや組織で達成しているかどうかが何よりも重要です。
そうなると最も大事なのが、メンバー毎のパフォーマンスの最大公約数を見出すことです。つまり、誰かが最大のパフォーマンスを出していようが、そのせいで誰かに制限がかかってしまったら、意味がないわけです。
僕自身、Another worksに入るまでは個人成績のことばかりを考えてきていたこともあり、組織における役割が次々と変わると共に大きな壁にぶち当たりました。
そのせいで組織内でハレーションが発生したり、人間関係に悩むことも何回もありました。
でもやっぱりそこには「自分はこう思う」という主張と相手の主張のぶつかりあいが根本にあって、主張同士の折衷案を見つける必要があります。主張というのは自身の合理であって、それを100%でぶつけること自体が間違っていることもあると学びました。
今僕が一番大事にしている考え方は、自分にとっての合理性を優先することは結果的に合理的ではないということです。組織には感情があり、誰かが一方的な合理性を主張すると他の誰かはマイナスの印象を受けるかもしれない。パフォーマンスを最大化していく上では、合理性×感性の方程式を意識して、合理的な非合理を大事にするようになりました。もちろん他の人の意見が非合理であるといいたいわけではなく、自分の主張だけではなく、別の意見を許容することで、パフォーマンスの最大公約数を取れるんじゃないかという話でした。
圧倒的に優秀な複業人材がセールスの肝!
Another worksのセールスとしてのメインミッションは、複業クラウドの販売です。月額費用10万円以下でも利用できる複業クラウドの売り上げを拡大していくためには、単価を上げることよりも、多くの企業に利用をしていただくことが前提になっており、多くの商談の獲得と実施がなくては事業拡大は実現しません。
Another worksではマーケやISはもちろんFSに関しても複業人材と一緒に業務を行っています。
多くのSaaS企業がそうであるようにAnother worksもリード獲得が最重要課題でした。
ISでの複業人材による失注の掘り起こし、インバウンドリードの商談化、アウトバウンドでのアプローチは、今やベンチャー企業では当たり前といっても過言ではない程、主流な人材活用となってきました。
Another worksでも当然そういった手法での商談獲得は、僕と同時期に入社した渡邉さんがIS責任者として、着手してくれていました。
しかし、ISの商談獲得数が増えると同時に発生するのが、FSのリソース不足です。
商談数の増加に伴い、正社員のリソースでは対応できなくなり、メンバーの育休等も重なり、増え続ける商談に対してしっかりとサービスのご説明をしていくことが難しくなっていきました。
そこで、FSにおいても複業人材を活用することを始めたのです。
現在Another worksでは正社員、複業関係なく、複業クラウドを広めるために同じチームとして活動をしています。
実際に複業人材をFSとして迎え入れたことで売り上げの拡大も順調に推移しました。実際にやってみて感じたことは、そもそも正社員ではリクルート難易度が高く、検討が難しい人材でも、複業という選択肢であれば世界観に共感して、参画してくれやすいということです。
そしてそのようなメンバーがチームに入ることで、圧倒的に今いるメンバーの成長につながります。さらに、自分より優秀な人が商談をしてくれることで、組織としての商談の質も今以上に高まります。
僕が1時間みっちり事前準備して望んだ商談よりも、きっと今複業で入ってくれている皆さんが事前準備をせずに実施した商談のほうが受注率は高いです・・・笑
そして複業で入ってくれるメンバーからのアイデアが新たな事業につながるかもしれないですし、新たな組織構築につながるかもしれない。
Another worksのセールスは、複業人材と共に作り上げてきました。
今までFSで複業人材を受け入れることなんて考えたことありませんでしたが、自由度が高いからこそ、複業の活用の仕方には固定概念を破っていくことが必要だと感じました。
僕のクライアントでも、新規事業を業務委託メンバーだけで立ち上げてる会社があったり、展示会の出展を複業人材にお願いしたり、大型イベントでのリード獲得が全国各地であるため現地の複業人材にいってもらったりとユニークな活用をされている会社が多いです。複業活用は事例主義ではなく、アイデアベースで始めることで可能性は無限に広がると改めて確信しました。
複業での経験・実績をどう捉えるか
僕は複業人材を活用する企業を増やすことがミッションではありますが、一方で複業に挑戦する人も増やしていきたい。ベンチャーでは当たり前になりつつある複業が、大手企業の社員や公務員でも当たり前になる社会を作りたいと思っています。
Another worksでは、”副業”ではなく”複業”と定義をしています。
従来の金銭報酬を目的とする”副業”と明確に切り分けをし、金銭報酬に加えて、スキルを活かしたい・実績を作りたいといった経験報酬や地元に恩返ししたい・このPJに関わりたいといった感情報酬に重きを置いた”ふくぎょう”のことを”複業”と呼んでいます。
過去に僕自身も実際に複業をしてきましたが、特に経験報酬の価値に気づく機会が多いです。
複業先で得た知識や経験を本業に活かすことで成果につながることが多く、本業での経験を複業先で試してみることで、そのノウハウが本業だけで活きるものなのか、他社・他業界においても価値があるノウハウなのかが分かります。
そうやって複業で得た経験を自身の血肉にしていくことこそが、複業の価値になるということを実感しています。また、この経験や実績を次なるキャリアや挑戦に活かしていくことこそが、本当に価値のあることだと思います。
今の複業に関しては、まだまだこの経験報酬を実感している人が少なく、せっかく複業をしても次に活かせていない人が非常に多いです。
まずはやってみるのも大事ですが、やってみたことを次に活かしてみるという部分のサポートもどんどんやっていきたいと考えています!
人は人によって磨かれる
よく「人は人によって磨かれる」と言いますが、Another worksに入社してからの2年半は特にこの言葉の重要さに気づかされました。
営業として新たな施策やサービスモデルを考える時、何よりもヒントとなったのは社外の多くの人と出会い、様々な角度から生のお話が聞けたことでした。
お世話になっている先輩や経営者の方への相談、交流会へ積極的に参加することで自分とは異なる業種・視点の話を聞き、自身のビジネスにおいてはどう活きるだろうか、ということをひたすら考え続けました。そこで得た知見やアイデアが今のセールス戦略や複業クラウドの機能開発に間違いなく影響していると思います。そして、多くの場所に顔を出すことで、ビジネス面だけでなく、人間としての感性や物事の捉え方の幅が圧倒的に広がりました。
その中でも特にAnother works入社当時からお世話になっているのが、赤坂にある「Snack」というスタートアップ向けの会員制のスナックなのですが、ここで様々な出会いをすることができました。
こういった行きつけの空間を持つことで、新たな出会いの創出が習慣化したのだと思っています!本当にオーナーの藤村さんには頭が上がらないです!笑
今でもたまにスタッフとしてお手伝いをしてたりします。
複業を当たり前にするために
Another worksに入るまで、入ってから感じたことをいくつか振り返らせていただきましたが、何よりも大事なのはこれからです!
これから複業市場はもっと面白くなると確信しています。
そもそも企業としても事業を大きくするために活用すべきだと心から思っています。そのためにはもっと複業の可能性を証明していかなければいけません。
複業市場のリーディングカンパニーとして、複業ってそんなこともできるの?!うちでもやるわ!とか、その複業活用渋くていいね!みたいな会話が飛び交う世界観を作っていきたいと思います。
一緒に新たな文化創造を目指してくれる仲間も、複業活用を通じて複業の社会実装を共にする企業も、複業を通じた挑戦をする人達もこれから増やしていきたいので是非興味ある方はご連絡ください!
キャリアジャーニーの中心に複業がある世界にとてもわくわくしています!