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仕掛けのあるお重箱

石川県が国のまん延防止等重点措置の対象になり、CRAFEATも8月2日から、国の要請に応じ、酒類提供は終日停止、お客さまからのご予約のない日は休業にしています。

これは先月、CRAFEATの2階「CRAFEAT premium」で前菜としてお出しした八寸です。

八寸が入っているお重の蓋には、桃太郎のほか、花咲か爺さん、かぐや姫、かさ地蔵といった日本昔話の文様が、研出蒔絵(とぎだしまきえ)という技法でほどこされています。

このお重「日本昔話」は、田谷漆器店のサイトで販売していますが、4種類の蓋はそれぞれが別のお重の蓋ではなく、ひとつの二段重に4種類の蓋がセットになっています。

普段の生活でもっとお重を使っていただきたい!という思いから、季節に合わせて洋服を着替えるように、蓋を付け替えて衣替えをするお重を作ることにしました。
そして四季の自然と昔話の登場人物を組み合わせた絵柄を蓋にほどこした、「日本昔話」が完成しました。

じつは絵は蓋の表だけでなく、裏側にも表の物語に関連したワンポイントの絵柄が描かれていて、開けてビックリ!という仕掛けになっています。

桃太郎の蓋の裏側は、楽しそうに酒を飲んでいる赤鬼と青鬼です。

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表面にいる桃太郎たちにこれから退治されるとも知らずに、裏面で酔っ払っている鬼たちの様子って「最後の晩餐」ですよね、とお客様に話したら、大笑いされました!

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