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「ともだち」ってなんだろう

東京行きの新幹線の中で
ふとこんなことを考える。

「ともだち」って、なんだろう。

仲良くする、のと、仲がいいってのは
ちょっと違う気がするし。

私は自分で言うのもなんだけど
「仲良くする」っていう能力に長けている。
(気がする)

すっごい悪い言い方をすると、その場しのぎな
人間関係がめちゃくちゃ得意。

クラスが同じなこの時間だけ。
学校が同じなこの時間だけ。

そうやって、卒業が来るまでの間の
期限付きな関係だと
自分の中で思いながら学生時代をやってきた。

友達が嫌いだったとか、嫌々付き合っていたとか結構そんなこともなく、それはそれで楽しく過ごしていたし、その時その時の友人達に助けられる場面はたくさんあった。

ただ、どこかで卒業したら終わりだなーと
漠然と思っていた。


専門学校に入ってからはもっとやばくて
もっとその場しのぎになった。

その時の自分が良ければなんでもいい。
他のクラスだろうが、後輩だろうが他の科だろうがその日の楽しいに関わってくれれば
おーるおっけー。誰でもどーぞ。

尻軽女の友達バージョンみたいな。

今思い出しても何故だかわからない。

人間関係なんて変わって当然。
べつにそれに対して大した動揺はない。
多分その考えがデカかったんだろう。

30歳の、ある程度大人の節目っぽい年齢を迎えても、この根本は変わらない。

私がくるくる変わるから
相手も同じで当然だし、環境が変われば合わなくなることなんておかしいことじゃない。

それでも、数少ない10年以上の付き合いになる人たちとはいまだに連絡を取り合ってるし、いつも会いたいなあと思う。


違いはなんだ?


「気があう」とか「フィーリング」とか
「ソウルメイト」とか色々思い浮かべてみるけどなんだかしっくり来るものはない。
ただの「へんな人たち」

数少ない「へんな人たち」は
ひとりで生きていけそう感が強い。
何をしても全体的にさっぱりしている。

なんていうのかな。

会いたい!けど、
会えなきゃ会えないで仕方ないよ!また今度!
とか

待ち合わせには当たり前だけど
自分で調べて自力で来れる、とか
(これが意外と出来ない人が多い気がする)

的な。そんな感じの人たち。


学校にもいたし、学校の外のコミュニティにもいた、数少ない「へんな人たち」

そうか、そうだ。

「ともだち」って言葉に甘えてないんだ。
終わりが来ることをどこかで知っていて、それをきちんと分かっている人たちなのかもしれない。

愛おしいなあー。
最高だと思う。

それを価値観があう、とか、気があう、とか
いうのなら、そうかそうかと頷ける。

前のnoteにも書いたけど、
私は学校そのものに興味はなかった。

毎日毎日同じ服装
毎日毎日同じ通学路
代わり映えしないクラスメイト
刺激もクソもあったもんじゃない毎日


退屈の中での楽しみを見つけるなんて私には出来なかったし、そのくせバーンとはみ出す勇気も特に持ち合わせていなかったから
気づいたらいない、気づいたらこない、気づいたら外にいる。みたいな普通の顔したゆるくへんなやつだった私。


学校に行きたくない人がいるなら
行かなくても全然死なないと思う。

勉強したくない人がいるなら
まじでしなくてもいいと思う。

友達作るのが苦手なら、べつに無理して
作らなくて良いと思う。

だけど、学校に行かないと、行かない
きちんとした理由を周囲に求められる。

勉強しないと普通に生きている人たちが
なんの話で笑っているのか
わからなくてついていけなくなる時もある

友達がいなきゃいないで
辛い時はアリくらいにしか話しかけられなくなる

まあ弊害といえばそんなとこだろう。
私はそんくらいだった。


だから正直何をしてたっていいんだよ
やりたくないことやってる暇はないからね。

ただ、暇を持て余してなんかつらいなーってなるくらいなら、ある程度普通の人っぽく振る舞ってる方が楽だと思う。

その中でゆるゆる、じわーっと
はみ出ていくほうが
特に大きく責められないからいい。

ゆるゆるしている間に、我慢出来るラインと
無理だなーってラインを見極めて、大人になってからの仕事に活かせばいいのでは。

私は仕事はなんだっていいと思ってる。
例えば月に5万しか稼げない仕事だって
うまいこと3つやったら15万。

めっちゃ底辺ではあるけど
意外と死なないもんですよ。ええ。


ちゃんとみんなのようにやりなさい、も、
好きなことだけやりなさい、も、
この日本じゃギリギリまだ無責任なんじゃないかと思っている。

好きなことやりなさいの時代に突入してきているとは思うけど、まだまだ風当たりは強い。

説得力と結果がないと、叩かれて叩かれて
揚げ足取られて はいやっぱりねーで終わり。

まだ残念ながらギリギリその時代な気がする。
あと5年?10年でどのくらい変わるのか分からないし、私も結局昭和生まれババアだから
この考え自体古いかもしれないけど。


だから、10代とかでなんかうっすら
もやーっとしている人がいるなら、
じわーっと。ゆるゆる。スライムのように
うまいことやっていってほしい。

うるせー!ってバーンとはねつけられる人や、
色々信じて疑わないようなまっすぐな人を
時に眩しく思えるかもしれないけど、
(私にはうんと眩しく見えていた)

私は社会に出たらスライムのような人間が意外と重宝されるのを少しだけ知っているから
普通の人っぽく振る舞った実は色々やばい人
っていう新たなジャンルで戦うのもいいよ!っていう謎なお話でした。


ともだちの話どこいった?笑


ああ、そんなことやってても
数人くらいはともだちできるよってことで!


コツは、出来る限り無駄なことで
相手の時間を奪わないこと。

(ここでいう無駄は、調べたらわかることとかね。無駄な話は最高のエッセンスだからとにかく無駄なままでいいと思う)

ただそれだけだと思います!


よし!こんな私の家族とか、旦那とか、数少ない友達とか!みんな頭おかしいなあ!ありがとう!


#8月31日の夜に
#たやお #エッセイ #友達 #へんな人たち
#学校 #家族 #仕事

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スキナタベモノシロイゴハン
おーすーしー!おすしーおすしーおすしー🍣!!