初演を終えて
今日、第7回公演「あゝ涙乃橋商店街」
動画配信とデジタルパンフレット販売が始まりましたね。
7回目は浅草で人情劇をやっておりました。
ぜひぜひお買い求めください、2週間限定販売になっております。
初演の写真、懐かしいですね、まだみんなピースしてる。
一座ポーズ☝️がまだ浸透していません。
それはそれは楽しく本番を重ねていたのですが、そんな簡単には終わらせないぞとばかりに、千秋楽にしてハプニングが。
僕の声がかすれました
海パン一丁という薄着の衣装
空調完備(寒かった、、、)
重なる疲労
の蓄積により、声がかすれてしまいました。
「お、たやの!お前、声どうしたんだ!」
演出のこぐれさんが楽屋に慌てて飛び込んでくるほどに。
声がかすれたら出そう出そうとして力んでしまい、当然客席から笑いがきません。
それでもなんとか絞り出し、客席からの温かい拍手に見送られて、無事に最後までやり切ることができました。
「お疲れ様!ありがとう」とキャストお互いに感謝を伝えた後、僕たちは近くにある銭湯に汗を流しに行きました。
何を話したか覚えてないくらいくだらない話をして、体重計に乗り合っては
「痩せたなー!」
と別に面白くもないことで盛り上がり、一杯の缶ビールで乾杯したことを覚えています。
なんか、こういうの僕は大好きです。
そして高田馬場へ移動して打ち上げへ。
説明不用なくらい盛り上がり、会話も内容がないから覚えていません。
「大入り袋配りますー!」
制作の子の掛け声で宴会は終盤に(舞台の打ち上げでは5円玉の入った袋を全員に配り、1人1人感謝のスピーチをします)
「次はおれか?」
「なんか面白いこと言えー!」
とか面白くない野次でみんなゲラゲラ笑いながら、ある1人のキャストの番に、、、
「僕のことを仲間だと思ってくれてありがとう」
と涙を流して全員に伝えました。
この瞬間に僕の中の「もうやらない」が「やって良かった」に完全にシフトをして、しまいました。
後に続くキャストも涙を流しながら心の底からの言葉を伝え、演出のこぐれさんも左右に揺れるほど泣きながら感謝を伝えました。
バカみたいに稽古して
死ぬほど稽古して
わけわからないくらい稽古して
けど不安だから舞台袖や楽屋で励まし合い
駆け抜けた1ヶ月半は
完全に青春をしていました。
「おれらさっきまで舞台本番やっててさ、最高だったよ!!」
「そうなんですか、、、」
と高田馬場にいる早稲田学生からすると訳の分からない自慢を僕たちはしてまわり、心ゆくまま飲み食いしました(気付いたら学生たちと一緒に飲んでたな、、、)
舞台が終わった次の日は世界が止まったように見えます。
時間がゆっくり流れ、あ!劇場行かなきゃ!というお決まりの焦りをかまして
「あー、終わったなぁ」
と途方もない寂しさが押し寄せてきます。
と同時に最後の最後で声がかすれてしまった悔しさと。
仲間を集めて1つの季節を共有して、終わったらバラバラに散っていく。
この儚さに取り憑かれた瞬間かもしれません。
そんな時でした、しばらくしてこぐれさんから
「浅草の劇場とってるんだけど、次なんかやるか?」
「えー、またやるのー、、、」
こんな会話をしたのが、、、
打ち上げの席で妹の望と📷
旗揚げから歌を歌ってくれてました。
「あゝ涙乃橋商店街」
動画チケット↓
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=61639
パンフレットチケット↓
https://tayanoryo1za.thebase.in/
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