なかなかむずかしいですね。

[僕らがいた季節]



僕らは確かにいた
その微睡みのなかの季節。
春を告げる涼やかな場所で。
僕らは確かにいたんだ。



眠るようにそこにいた君。
川縁を歩いた僕。
旧校舎の中庭で
自由に寝そべっていた。



あのときのボクは
なにもかもが好きではなくて
サボりながらタバコを吹かして
なんとなしに生きていた。



ふいに声をかけた君に
ボクは少しだけ心を開き
いつのまにか惹かれた。
よぎる言葉は六文字で。
それが胸をうつ。



僕らのいた季節は
確かにあって
微睡みの世界から
ボクはたしかに君に出会い
眠たげな瞳に惹かれてる。

発達障害当事者の詩人が色々と経験しながら生きていくかんじです。興味あれば支援してくださるとありがたいです